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さとうささらでポエトリーリーディング

  (名前のない日々)
名前のない日々、題名はない人生に必ず
やってくる終わりの日を想像していて
そして時々、空を見上げる
光はすぐそこに見える日もあるけど
結末はまだ知りたくない
怯えている、恐れている、欠点のつくことを
簡単に消えたいと、つぶやく人の多いこと多いこと
天国のようなところに行けるのが確実ならいいけど
あんた、地獄に落ちるよ、なんて、
ある占い師が言ってたことはあながち当たってて
そして、その地獄はまだ終わることなく、
生きることは困難で苦しいとわかりつつ耐える日が続き
そんな日々が当たり前になる、
完璧な楽園でのみ生存が許される完璧な社会


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