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ありふれた世界の終わり

世界が終わった後を表現した作品って、よく水辺に電柱が建ってる気がする。ありふれた事象に囲まれた世界の既視感。
人生の終わる瞬間なんていつでも隣に横たわってるし、生活の終わりもすぐそこまで来てて。 
「よく生きて来れたね」なんて称え合う間もなく、水葬、火葬、土葬どれかも分からんし、墓標があるかも分からん程、遠いところの意識はまだ私を現実に連れ戻してくれて、目覚ましが聞こえて、私は終わりを考える。ただ生活と未舗装の道はまだ続く。




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