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「スポーツ業界で働く」から「スポーツ全会場を満員にする」に変わった瞬間

4/1に新卒でスポーツ会場を満員にする会社に就職しました。

スポーツ会場を満員にしたいと思ったきっかけはFC今治でした。小さな子供からお年寄りまであらゆる人がスタジアムに足を運び、スタジアムで熱狂し、そして楽しくスタジアムから帰っていく時間・空間に惹かれました。その時間・空間をより多くの人に体験してほしい。ただほんとそれだけです。特にFC今治を通じてそう強く思った理由は今まで試合観戦したことなかった身近な人達が試合観戦をしていたからです。

僕は高校3年まで愛媛の今治で育ちました。当時FC今治はまだ四国リーグ所属で、実際僕が高校3年の時に試合観戦した際は観客は500人ぐらいでした。その年は岡田武史さんがやってきた話題でちょっと賑わいつつありましたが、今治の中ではまだ大きな存在はない感じでした。

それから月日が立ち3年ぶりに観戦したFC今治の試合。

そこは3年前とは全く違った世界でした。

プロリーグではないチームの試合にも関わらず、桁違いの4,000近い人が来場。そこでは小・中学の友達や先輩と久しぶりに会ったり、サッカーでお世話になった友達の親に会ったり。中学の部活の顧問の先生に会ったり。そして、家族連れから僕の祖父母の年代の方々も多く観戦していました。正直ここまで身近な人がサッカー観戦すると予想していませんでした。当時は競技者とてサッカーをやってきたからこそ、どうせJリーグ、J1リーグに昇格しないと試合に行かないんでしょと勝手に思い込んでいた。しかし、それは全くの検討違いでした。潜在的にスポーツ観戦は必要とされていたが、今まで"きっかけ"がなかっただけなのだと。

それからJリーグ昇格をかけた2018年11月10日。僕は運営の一人として試合に携わっていました。残念ながら運営をしていたので試合は見ていません。ただ、その試合の裏でホイッスルが鳴った瞬間にスタッフ全員で歓喜に湧いた瞬間は今でも忘れられません。そして、試合が終わりスタジアムから帰るファンの方々のようやく昇格が決まったという喜びの表情と次はJリーグがやってくるといった期待の声。その試合は私自身もそうですし、スタッフ、選手、ファン試合に関わる全ての人が心揺さぶられた瞬間だったと思います。

その経験がきっかけでより多くの人にスポーツ観戦を通じて心揺さぶる体験を届けたい。=スポーツ全会場を満員にしたい。と思うようになりました。

当初は「スポーツ業界で働きたい」しか考えていなかった僕ですが、FC今治、東京ヴェルディを通じて「スポーツ会場を満員にしたい。」そんな大きな夢ができました。そしてこれからスポーツ業界を志す人にとっても参考になればと思い、まずはスポーツ業界で働くまでの2年間をnoteに書きました。

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https://twitter.com/VoyageFCimabariのヘッダーから引用


1, スポーツビジネスの本場と言われるアメリカで学べない

大学2年の秋のアメリカ留学中に「スポーツ業界で働く」と決めました。理由は将来の夢を持ち目的を持って大学に入った学生たちに刺激を受け、私も将来の夢や目標について考え始めました。なぜスポーツ業界に決めたかというと、これまでの小中高のサッカーの経験に基づき、好きなことなら頑張れる。楽しそう。最初はそれぐらいの不純な動機でした。(笑) 

ただ、目指すからには本気でやりたいと思っていたので、Dream jobを叶えるためにスポーツ業界について調べました。そこでアメリカのスポーツビジネスは盛んというようなことがわかったので、アメリカの先生に話を聞いて、アメリカの大学に入学することを決めました。

そして、帰国する前に夏からはアメリカの大学に入学が決まっていましたが、帰国すると留学中はアメリカの進学に賛成した親からなぜか反対される。そこで親に言われたことが、「身近な人を幸せにできないのに、何が世界よ。自分が育った街でチームが誕生して取り組みをしているのに、なぜそこで学ばないのか?世界行きたいならまずそこで学んでから世界に行きなさい。」と言われ、、、費用も捻出できず断念しました。(笑)色々手配もしていただけに、切り替えるには相当な時間が必要でしたが、親が話したことは正論ですね。

※今でこそ、海外のスポーツビジネスを学ぶ場があると思いますが、当時はなかったはずです。

2, FC今治で働けない

大学3年の4月からFC今治のボランティア"voyage"で活動します。

少しでも地元チームの力になれたらと2018年のホームゲームの1/4ぐらいは観戦またはボランティアで参加しました。どうしてスポーツチームで働いているのか、何をやっているのか。キャリアについてなど、くだらない悩みを中島さん含めスタッフの皆さんにたくさん伺っていたと思います。(笑)ありがとうございました🙇‍♂️

そしてたまたま社長さんとお話をいただく機会をいただけたので、私は「今治で働きたいです!どうしたら良いですか?」とストレートに質問しました。(笑)たくさんこうした方が良いのではないかなど相談に乗っていただきました。でも結論としては「2021年に新卒採用をしているかチームの状況次第」でした。そして最後に「運とご縁だね。」と言葉をいただきました。社長さん自身がこれまでのキャリアで「運」「ご縁」によって強く左右されてきたからこそ、僕にもそのような言葉をかけていただいたと思っています。貴重な時間をいただきありがとうございました🙇‍♂️

社長に話を聞く前からなんとなく、働けないとは思っていました。それはもし仮にFC今治で働けてもチームの即戦力になれないと思っていたからです。そのためどうすればチームに必要とされるのかを考え始めていました。それはチームが必要としているスキルを身につけること。では現状はチームの何が課題でそれを解決するためにどのようなスキルが必要なのか調べることから始めました。

3, スポーツチームで求められ人材になる

まずはスポーツ業界の現状や課題の情報収集。その中で、葦原一正さんの「稼ぐがすべて」や中村武彦さんの「MLSから学ぶスポーツマネジメント」の本と出会いました。Bリーグの話やMLSのビジネスの話を学び日本のスポーツビジネスの現状を理解できました。オススメです!

そして情報収集を進める中で、当時スポーツチームの課題の一つはデジタルマーケティングなのか?と思い、その仮説を平地さんに伺いました。平地さんにお会いした理由は"プラスクラス"がデジタルマーケティングやスポーツのKWでGoogleによく出てきたからです。(笑)そして平地さんにお会いした際に「スポーツチームはデジタルマーケティングが課題なんですか!?」と質問をしました。平地さんからは「データを蓄積できるチームさんは増えてきたけど、それをどう活用していいかわからないチームさんもまだまだたくさんある。そしてPSIはスポーツチームさんのデジタルマーケティングを支援してる会社だからスポーツチームに必要とされる人材になれるかもね」と話をされたので、ここならデジタルマーケティングのスキルが身につけられると思い、"プラスクラス"にインターンで入りました。

4, チケッティング領域で稼げる人材になる

大学3年の8月から"プラスクラス"でインターンを始めます。

当時はスポーツチームさんのチケットサイトの効果検証からレポーティング、改善の提示などを行っていました。具体的には試合前までにいつ誰にどのような情報を発信してチケットを購入してもらうのかの検証です。それを行うことでチームさんの集客に寄与しました。またチケット収益に関わるだけでなく、試合会場での観戦体験向上ためなど幅広い領域で社長に提案したり、スポーツチームさんに提案などを行っていました。

5, スポンサー領域で稼げる人材になる

大学4年の5月から"ヴェルディカレッジ2期生"として活動します。

スポンサー収入を伸ばしてチームのマーケ予算を増やせればより集客に予算をかけられると思い、ヴェルディカレッジでスポンサー収入増加のために新規の営業を行いました。

自分にしか向いていなかったベクトルがスポーツチームに向いた瞬間でもあります。

初めはスポンサーを獲得してヴェルディを更に強く、そして集客に繋げると意気込んでいました。恐らく佐川さんからは、生意気な学生がやってきたと思われていたかもしれません。(笑)取り組んだ具体的な内容はこちらに記載していますので是非時間あればお読みください! 

https://note.com/college_2019/n/n68b88f7775f3

3期生も募集しているようですので、是非飛び込んでください!佐川さん始めスタッフの方々が全力でぶつかってくれます!

6, これから

スポーツ会場を満員にしたい。なぜなら、老若男女あらゆる人が心揺さぶる体験をできるから。スポーツの力でもっとたくさんの人を幸せにしたい。たくさんの人を幸せにする為の手段としてスタジアム観戦。これこそが僕のやりたいこと。

僕が高校生の時はまだ地域リーグでMAX観客500人で、正直4000人もの観客に至るとは想像もできていなかった。でも今僕の中学の友達、先輩、先生から僕の祖父母世代の方まで。スタジアムから去るときに楽しそうに帰っていく姿は今でも目に焼き付いている。今回は今治と僕自身ご縁がなかったけど、自分が育った地域だけじゃない、もっと日本中のスタジアムでそのような空間を提供したい。 

ようやく4/1からプラスクラスに入社しスタート地点に立つことができました。スポーツ業界で働くために、滋賀⇄今治、滋賀⇄東京と夜行バスでたくさん行動して時には辛いこともありましたが、2年間体験した様々な想いを力へと変え、夢を叶えます。

夢:スポーツ全会場を満員にする

最後まで読んでくださった皆様ありがとうございました😊
#スポーツがくれたもの #U25

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