見出し画像

コロナが教えてくれたこと

こんにちは。

初めての投稿で何を書こうか

ずっーーーーーと永遠に考えてました。

考えてもきりがないので最近私がフッと思ったことを書こうという結論になりました。

その最近フッと思ったこととは、、、

コロナ禍の今の日常こそ「私が思っている普通の日常なのでは?」

という事です。

とても不謹慎な言葉かもしれませんが、、、。

私は、現在ホテル業に携わっております。

コロナの感染が拡大していく中で、ホテル業も含め観光業は想像を超える大打撃で毎月見たことのない数字の大赤字でございます。

航空業も21年度の新卒採用を中断したり格安のLCC航空は日本だけでなく世界を通して倒産が相次いだりと、毎日のようにニュースで見かけます。

今年の2月頃から拡大し始めたコロナの影響で、

ホテルの宿泊稼働率は5%以下の日がほとんど

レストランに関しましても地元のお客様がランチに2組4名程度の日が

ここ数か月の状況でございます。

利益を得ていないのに、固定費(主に人件費)は膨らんでいくばかり。

一部レストランを休業にしたり宿泊の規模を縮小し人件費を減らすことで維持していくのが精一杯といったところでしょうか。

これのどこが求めている日常なんだと言われればそれまでです。

しかし、あくまでこちらは企業としての状況です。

観光業に身を置いて働いている労働者の一人として、

今の私の日常とこれまでの日常をお伝えいたします。

皆さん、、ホテルで働くとはどのようなイメージをお持ちですか?

身だしなみを整えて素晴らしい姿勢

笑顔でお客様をお迎えする姿

お客様との会話を楽しみながら料理やワインを提供する姿

どれもとても華やかな印象で素敵ですよね。

もちろんこれらは全て事実です。

自身もいちスッタフとしてお客様との素晴らしい時間を

共有させていただいてる事に感謝しかございません。

お客様に「また来ます」と言われた時こそ、

本当に遣り甲斐を感じるものです。

ただ、表面上華やかな仕事が裏側まで華やかではございません。

モデルさんが綺麗なのも裏で多大な努力をしているからです。

それと同じで華やかさを演出しようとすれば裏では努力が必要なのです。

私は、宴会課に所属しております。

宴会と言えば披露宴や企業のパーティーなどを担当する部署です。

1つの披露宴をこなすのに、

会場づくりから始まりサービスを行い、片付け会場をフラットに戻し、次の宴席の会場づくりを行う。

ここまでが、1日の作業になります。

沖縄県の披露宴は特殊で、一般人の披露宴でも300名規模で開かれます。

結論から申しますと、8時間では終わらないのです。

机を運んでお皿を運んでまた机を運ぶ。

相当な体力と臨機応変を必要としています。

ゲストの素晴らしい瞬間に立ち会えるお仕事ですが裏側では時間に追われすぎて新郎新婦やご両家・ご友人の楽しそうな顔を見る暇なんて無いと投げやりになってしまう事もあります。(笑)

残っているデスク作業をこなしていると

気が付けば、夜の21時を回っています。

あれっ、今日8時出勤だったよな。まぁ残業代もらえるしいっか。

とか思いながら、PCいじってました。

それでもスッタフとのチームワークで1つの宴席を成功させることが楽しくて遣り甲斐を感じていました。

現在、コロナの影響で宴席は、月に数回30名程度の会議や立食パーティーなどがある程度です。

数件しか入っていないため、数日かけて宴席の準備を行い、片付けも日を分けて作業することが可能になりました。

そのおかげで現在当たり前のように定時退社できています。

確かに残業代が減った分手取りは減りましたが、

その分自分の時間を得る事が出来ています。

帰宅したら、お風呂に入って寝るだけの生活が、

今はゆっくり晩御飯を食べたり、寝る前に本を読んだり、

好きな事に使える時間が出来ました。

その時に思いました。

これって私が思っている当たり前だと。

8時間働いて、帰ったら好きな事に時間を使う。

そして、また、次の日仕事を頑張ればいい。

確かに、ホテル業は素敵なお仕事です。

ただ、自分の時間を削ってまで行うサービスとは

正しい事なのでしょうか。

正直、前までの私は自分に余裕がなく人様の幸せなんてどうでもいい。

と思ってしまう時もありました。

今後、コロナが落ち着いてまたホテルが稼働し始めた時

今思っていることを踏まえながら、

私には何が出来るのだろうと考えています。

働き方改革などが世間一般で唱えられていますが、

まだまだ行き届いていない社会があるのも事実。

その中で、私にも何かできる事があるのではないかと

最近考えています。
#コロナ
#働き方
#ライフスタイル
#ホテル




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?