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全てが電子化された国エストニア🇪🇪

孫正義の実弟、孫泰蔵の本
『つまらなくない未来』

なぜこの本を読んだかというと、会計士や税理士の未来に深い関係性があったから。

ブロックチェーン技術が国単位で用いられていて、申告納税や、会計処理が90%以上自動化されている。

なぜこれが可能かというと、エストニア政府が自らe-residenseという仮想住民制度を作り、国民一人一人に国民IDというものをつけた。これにもブロックチェーン技術が応用されている。

この国民IDがあることで、個人の所得や、お金の動きが全て信頼性を持って、管理されていて、自動で税金が引かれるという仕組み。

この変化に伴い、会計士や税理士は従来の仕事は無くなった。記帳代行や申告納税の代行である。

では、現在、会計士や税理士は仕事を失っているのか。

答えはイエスとも言えるしノーとも言える。

どういうことかというと、実は現在、会計士や税理士は大きく2パターンに分かれている

1.電子化という変化に伴って、CFOやコンサル、アドバイザーというより上流の仕事をする様になった会計士と税理士。

2.変化についていけず、今まで通り同じような業務しかやってこなかった会計士、税理士。

この2パターンに分かれている。

日本はエストニアと比べると経済の規模も大きく、法律も複雑なので、すぐに電子化をするということは難しいのだろうが、

近い将来、5年以内にエストニアのように自動化されるということは可能性としては大いにあるんじゃないかと思っている。

これは自分にとってはチャンスだと思った。

**電子化を行うということは業態が大きく変わるということ。 **

業態が大きく変わるタイミングは必ずビジネスチャンスがあると思う。

エストニアではリープインという会社がフリーランスの会計、税務関連、コンプライアンスなどの面倒な処理を全てサポートしている。

職を失った会計士や税理士を雇って、自動化ツールを使いながら、フリーランスのサポートをしているのだ。

これはエストニアの変革のタイミングで上手く流れに乗って成功させたロールモデルだと思う。

既存の会計、税務に関する知識を持ちながら、そのシステムを開発する技術の二つを持ち合わせることで、このビジネスモデルを確立することができる。

自分が今やるべきことはしっかり目の前の会計税務の知識をつけること。そしてその後に、リープインの真似をして、自分の手で開発してみる。そこからやっとスタートできると思う。

道のりは遥かに遠くて、自分にはそんな才能ないんじゃないかと思うこともあるが、なんの才能もない自分が突き抜ける為には、がむしゃらに継続して目の前のことをやり続けるしかない。

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