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そして歴史は繰り返す

はろはろ〜♪
勤務終了日まで残りわずかとなったところで、春の風物詩『変な客』の対応に当たりまくってる僕ですw
そんなヒキ強はいらねえ!!
というわけで、本日の実話を交えてお話します。

今時はゲーセンでも一番くじというものを取り扱っているお店があります。
当店もそのひとつでして、問い合わせの電話がくることもちょくちょくあります。

それもそのはず、一番くじは店によって売り方や入荷タイトルが違ったりします。中にはコンビニ限定など、販売店が限定されているものもあります。

ウェブサイトに一番くじ倶楽部というものがあり、そこで調べると事前に限定とかはわかるのですが…

まー見ない人の多いことw
当店はゲーセンですが、何度コンビニ限定のくじの問い合わせが来たことかwww

そんな一番くじですが、当店での販売方法は下記の通り。

①:お1人様1回の購入で最大5枚まで。
※購入後、お待ちの方がいる場合は最後尾に並べば再び5枚購入可能。
待ちがいない場合は5枚刻みにはなるが連続購入OK。

②:予約、ロット販売はなし

以上です。


このルールにしたのは理由があります。

①に関しては1人目が規定額出して全買いするのをブロックするため。
販売開始日時を事前告知しておいて、開店前から並んでたのに1人目で完売なんて、さすがにあんまりじゃないですか。

もちろんこちらも商売ですから、完売するにこしたことはありません。
また、全買いとまではいかなくとも、目当てを引くまではやる!と決めて、スタッフより早くお店に来ていて開店を待っている方もいらっしゃいます。

こういった感じで不特定多数を相手にする以上、より多くの方からの信頼を得なければなりません。
結果、①のような形になりました。

酷なようですが、販売開始日時を告知しているので、人気のタイトルであれば当日間に合うように来て頂くしかありません。
それでも買える保証はありませんが、それは他の方の情熱に敵わなかったとして、次回以降の購買意欲につなげて頂ければと思います。

②に関しては、実は10年くらい前は受けていました。
しかし、物価高騰や増税などの影響でくじそのものの価格が上がり、それにともなってまとめ買いをされる方が激減したため、折を見てやめたのです。

残ったら最終的には廃棄だし、それは店のロスになるので。
一番くじは高いからね(´-ω-`)

んで、今日の仕事中に電話で一番くじ絡みの問い合わせがありました。
以下、やり取りの概要。


僕:お電話ありがとうございます。
◯◯長岡店××(名前)です。

客:すみません、一番くじについてお伺いしたいのですが。

僕:どういった内容でしょうか?

客:そちらのお店では予約はできますでしょうか。

僕:申し訳ございません。当店では予約およびロット販売は受けておりません。

客:あー…そうなんですか。なんか、いつもすぐなくなっちゃってる印象がありまして。

僕:あはは…一応制限は付いてるんですけどね。

客:1人5本とかですか?

僕:えーっと、お1人様1回の購入で5本までで、後ろに並び直して頂ければ、モノがあればまた5本買えます。
たとえば、10人並んでたとして、1人目は5本買った後10人目の後ろに並べばまた買える、といった形です。
(ウチで買ったことないのかな?)

客:それってずるくないですか?
そんなことしてるからすぐなくなっちゃうんじゃないですか?

僕:あー…すみません、ご理解頂きたく思います。
(急に態度変わったなコイツ…)

客:あぁ…はい…(ブツッ)

とまあ、こんな内容でした。


ごくまれに、①のループシステムを否定される方がいるんですが、先述の通り、販売開始日時は事前告知出してるんですよね。
否定される方はそれに合わせて来ない(来れない)から、自分が買えなかった不満をぶつけてきます。

ぶっちゃけ想定内ですw
来れる方は言わずもがな、来れない方は親兄弟・友人知人に頼んででも手に入れてます。

自分が買えないことをルールのせいにする前に、そのルールでやれることを探して下さいな。
商売において、売り手が買い手を八方塞がりに追い込むなんて、悪質な転売屋でもなければしませんよ。

まったくの世間知らずが外に出て、自室ルールと違うのが我慢ならない、なんてのは、こーゆー仕事やってると数年周期で目の当たりにすることになります。

僕がまだ工場勤務してた頃はメルティブラッドというタイトルがそんな感じでした。
メルティブラッドとは、元々同人の対戦格闘ゲームで、それをゲーセンに出したらオタクが部屋からゲーセンに行くようになって世間知らずを炸裂させるも、徐々にガチゲーマーによって駆逐されていくというw

ゲーセン勤務になってからはラブライブ、初音ミク、艦これ、ワンピースなどが該当します。
ワンピース以外はオタクが部屋から出てきて世間知らず炸裂、ワンピースは、それまでゲーセンに足を運ばなかった層が流行りに乗って足を運ぶようになって自分論を押し付けるという、別パターンの世間知らず炸裂2。

今だと鬼滅の刃がそれにあたります。
オタクと一般が同じところにいるため、支離滅裂な謎理論を展開する人が後を絶ちません。

こうも人間性が悪ループしてると、サービス業従事者は本当にロボットだけでいいんじゃないかと思いますね。

言い忘れてましたが、当店の支払い方法は現金払いのみです。
それもあってロット販売が減ったんじゃないかなあ…

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