哲学について触れてみる。

こんにちは。7月から一ヶ月ごとにテーマを絞って図書館で本を読みあさっては情報を仕入れています。今月は哲学について多くの本を読んでいます。哲学って僕はあまり身近ではなかったですが、皆さんはどうでしょうか。哲学を学ぼうと思ったきっかけは、先月脳についての本を読んだ時に、思考法について多くの本を読みました。そこで思考の過程を知りたくなったんです。単なる興味本位ってやつですね。

哲学っていうとアリストテレスとかプラトンとかそれくらいの認識しかありません。(その人たちの具体的な事もまるで分からない)そこで今回読んだ本はこちらです。

<高校倫理の古典で学ぶ>

哲学トレーニング

普段の会話の中から哲学とはどういう事か。というのを深掘りされているものでした。僕のような初心者には非常に分かりやすかったですね。その中でも特にイドラについて。

イドラ(ギリシャ語由来のラテン語)のことで、知っている言葉に置き換えると、バイアス(bias,偏り)という意味のようです。

これを唱えたのは、フランシスコ・ベーコン(英 1561ー1626)

バイアスは僕も知っていましたが、結構馴染みの深い言葉だと思います。人によって物事の捉えた方が変わることで、話者が伝えようとしたことが違った形で伝わったり、違ったニュアンスで捉えられてしまうものですね。彼は人間には4つのイドラがあると述べています。

①種族のイドラ 
②洞窟のイドラ
③劇場のイドラ
④市場のイドラ

これらの全てを解説するのは長くなってしまうので、次回のnoteにまとめましょう。(それとも1つのnoteに纏めるのが、適切なのでしょうか)



簡単に纏めると

種族のイドラは『確証バイアス』仮説や研究途中の出来事に対して賛成多数の現象を一方的に正解とみなしてしまうもの。例えばコロナに罹っても若いから大丈夫とか重症化しないとか思ってしまう事もその一つですね。

洞窟のイドラは、暗闇(非常に狭い視野)の中で物事を判断する時に、自分の物差しだけで物事を判断したり、狭い視野から外れて自分の不快感を感じないようあえて知らない世界を無視しようとしたりする考え。

劇場のイドラは専門的知識を持った人たちが既存の情報に対して、深く考察をせず誤った情報すらも正しいと捉えてしまう事。(これを避けるためにクリティカルシンキングというものを行うそうです。)

市場のイドラは他者との会話の中から生じる偏見や噂といったところでしょうか。

このようなバイアスを避けるためには、相手にどう伝わるかを考えること(伝え方のHow to本とか読もうかな)、情報を選択する際に、批判的思考(情報を鵜呑みしないこと)をする必要がありますね。

世の中はもっと哲学に溢れています。哲学が身近に感じられるような出来事を本を読みながら探してみて、手軽に学べるようなnoteにしていきたいです。


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