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ストーリー総評 ポケットモンスター赤

 現在まで続くポケモンシリーズの原点。変わったことや追加された要素は数あれど、キャラクターやシステムはしっかり原型を留めているのですごいと思う。遊○王は今現在、どれほど原型を留めているのか…

 最初に3匹のポケモンを提示され、草、炎、水の中から1体選ぶ。ここは一切ブレることなく続いてる。たまには別のタイプからスタートしても良い気がするが…進化前の最初のポケモンでは、複合タイプすら、フシギダネしか存在しない。

 本作では各地に散らばる8人のジムリーダーを倒し、ポケモンリーグにいる四天王を倒し、チャンピオンを倒せばエンディングだ。ここは多少変わったりもしたが原型は今もちゃんとある。エンディング後のストーリーは本作に関してはそこまで充実はしていない。ハナダの洞窟でミュウツーを捕まえることくらいだ。しかし151匹のポケモンを捕まえ、育てるだけで相当なやりこみ要素がある。個体値や努力値もこの当時からあるので、きりがないくらいにやり込める人もいるだろう。内容量はGBのソフトとしては当時、桁外れではなかったのかと思う。

 ただ今回はやりこみ要素ではなく、ストーリー攻略を軸に触れていく。

 まず最初にもらえる3体のポケモンだが、ヒトカゲをもらうと序盤から非常に苦労する。そしてそれに見合う後半での活躍もない。リザードンの姿に魅せられて、ヒトカゲが関係していると睨んだ勘のいいトレーナーは見事に罠にかけられるのだ。

 一人目のジムリーダー、タケシは岩タイプ使い。ヒトカゲの炎技はいまひとつで、ひっかくもほぼ無意味。ヒトカゲは他ふたりと違ってたいあたりより強力なわざ、ひっかくからのスタートだが、アドバンテージは実質最初と二度目のライバル戦で終了する。

上半身裸のタケシ。ポーズがち○び隠しているようにしか
見えない。
ヒトカゲは相性が悪い。ただ相手も岩技は
覚えてなかったりする。

 フシギダネであればつるのむち、ゼニガメはあわ、ポチポチ押してれば勝てるのに序盤から随分と難易度に差がある。そしてヒトカゲの場合、タケシを攻略する方法は少ない。レベルでゴリ推すは置くとして、有効なのはバタフリーくらいだろう。タケシはイシツブテもイワークも、岩技を覚えてないので、バタフリーにねんりきを覚えさせれば問題なく勝てる。ただねんりきを覚えるのはレベル12であり、進化する10では覚えられない。

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