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忘備録0705

長く歩いてきたような、一瞬で過ぎてしまったような、有耶無耶な時間の歩みに思い巡らせる夜。

いつしか夢という言葉より大きくなった、未来を見据える冷めた考え。価値のない、凡庸だと卑下していたその生活に、足を踏み入れようとしている自分。
何かが変わってしまったから、或いは何も変わらなかったから、若しくはその両方。人生に模範解答は出てこない。

幸せの再定義。
妥協。
諦め。
新境地の開拓。
挑戦。

2022年が遠い過去に変わった時、どんな言葉で紡ぐのだろう。

焦りと苛立ちに向き合い、自分に落胆し、状況を好転させようと足掻き、時に楽観し何度も取捨選択を繰り返し、まもなく終わりを迎えようとする20代。
 ひとりじゃどうにも出来ないことがある事に気付けた20代。
他人に助けられ、他人を助けてようやく荒波に呑まれず2本の足で立てるのだと知った20代。
健康管理の難しさに沢山泣いた20代。

友人と離れて得た時間がこれから一生隣にいる人を見つけ出してくれた20代。

こうやって文字で並べていくと、悪いことばかりじゃなかったかもしれない。二度と思い出したくない経験も、今更だけど、言葉にしたらポジティブに捉えられる気がする。公開できなくなるから綴らないけれど。

自分に周りに家族に優しく、いつだって弱った人の味方でいる。
若さという武器が消えるこれからの20年、この気持ちだけは変わらずに持てるだろうか。捨てそうになったらまたこれを読み返そう。

熱帯夜が更けていく様を窓際で眺めて、静かな寝息とエアコンの音しか聞こえない月曜の夜に、麦茶を静かに注ぎながら泡沫の追憶に漂う。

今年の夏は、花火がみたいな

独り言終わり


読んで下さって、ありがとうございます。