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コマに熱中してたらタクシーのおっちゃんと仲良くなった話【小学生時代の記憶を27歳の自分が考察してみた⑪】

2週間連続更新10日目です。ついに10日目です。2週間も毎日書いているとそのうち書くのも大変じゃなくなるだろうと思っていましたが、逆に書く内容を選別したり推敲したりnoteにかける時間が長くなって勝手に大変にしていっちゃってます。なかやです。1000日連続投稿とかしてる人は本当にすごいです。

前回はアニメ「学校の怪談」の一部の話のあらすじの説明が多かったものの、そのときにできた軽いトラウマや、将来芸人を志すきっかけになった原初の感情というか感覚を手に入れたという今までに書いたことが無い僕の一面を書くことができたので、個人的には良かった回でした。

小学2年生で書き残したことはまだ他にも、同じクラスの子を好きになったときの話や、クセのある九九の歌の教材を自宅で聴いて覚えていた話なども思い出したのですが、断片的な記憶で、直接的なやり取りを覚えていなかったり、九九の歌は2の段の歌しか覚えていなかったりしたので、次の話が小学2年生の頃の話のラストです。

学校の授業で、「昔のあそび」をしようという授業がありました。わりと授業の時間そのものも多く、力を入れた授業でした。女の子はお手玉やおはじき、男の子はタコ、コマ、メンコなどの遊びをするという流れだったと思います。その中でも一大ブームを巻き起こした競技、それはコマです。力の強さに依存するわけでもなく、持久戦や激しくぶつかり合うゲーム性の深さなどから昼休みなどの長い休み時間はもちろん、10分しかない休憩でも急いでコマを持ってみんなで遊ぶというくらいみんな熱中していました。僕といっしーもその一人で、帰り道も、2人の最寄り駅の前の小さなスペースで2人でコマをして遊んでいました。そうすると、ある日おっちゃんが話しかけてきました。振り返ると、駅の前のロータリーに何台か止まっているタクシーの運転手さんでした。名前はシバタさん(仮)としておきます。シバタさんはとても気さくな人で、コマの上手な回し方や、コマの技などを教えてくれました。そのとき、プラスチックコマや木ゴマで遊ぶのが主体だったのですが、シバタさんに鉄ゴマの存在を教えてもらいました。すぐさま母親に近所のおもちゃ屋で買ってもらって学校に持って行って、僕が無双して回りも鉄ゴマを使い始めるみたいなブームの転換期の立役者も実はシバタさんでした。時折隣のタクシーの運転手の人に話しかけて冗談を言っていた姿が印象的でした。

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