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自作のボーリング遊びで親友をキレさせた話と友達と好きな子がかぶった話【小学生時代の記憶を27歳の自分が考察してみた⑭-1】

2週間連続更新13日目です。ここ2日3日位、午前中にしばらく起きて昼寝をするのが習慣化していて危険信号を感じています。なかやです。

前回は、小学3年生の頃に一番仲の良かった友人、ターピーについて紹介させてもらいました。ターピーという超常識人かつ人に流されにくい性質の持ち主が当時の僕と仲良くしてくれていたのかを真面目に追求してみたところ、より謎が深まって終わるという異質な回でした。

今日から4年生になります。4年生では3年生のときとは違って新たな出会いも多くあるのですが、エピソードで出てきた際に紹介しようと思います。4年生になったときのクラス替えでもターピーとは同じクラスになりました。母親には当時「あんたにはターピーつけとかなアカンて思われてるんよ」と言われましたが、前回の内容を鑑みるに本当にそうだったのかもしれません。話を戻します。当時、「ゴールデンボウル」という金城武さんと黒木瞳さんが主演のボウリングドラマが流行りました。

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2人のペアの前に次々に登場する難敵を、最後の1投だけ現れるタイトル通りのゴールデンのボールを金城武さんが放って勝利するというのが王道の流れのドラマでした。最後の1投をしてからピンに届くまでの間にスローモーションになって独特のBGMが流れるのが僕は面白くて好きでした。

ターピーもこのドラマを見ていて2人で教室の後方に鉛筆などを立てて休み時間にボーリングをする遊びを始めました。別にスコアを取ったり勝敗を付けたりしているわけではありませんでしたが、いろんな人が参加し始め、初めは鉛筆を立ててたのが筆箱立てたり教科書立てたり、ボールも普通の消しゴムからビー玉やマウスのボール(懐かしい)などいろいろなものを使うようになり盛り上がりを見せました。その中でターピーは最高の機能性のボールを作成します。それは歯ブラシの先につけるカバーの中に、ねり消しを詰めたものでした。このボールは良すぎる球離れによるコントロール、持ちやすさからくるスピード、回転させながら投げた時の球のカッコよさ、どこを取っても文句のつけようのない最高の一品でした。これに衝撃を受けた僕は、母親にそれらしい理由をつけて歯ブラシカバーを購入してもらいました。僕は早速ターピーのと遜色ないボールを作り、実践投入しました。僕としては、よりボーリングが盛り上がると思っていました。しかし、僕のボールを見たターピーの反応は意外なものでした。

「パクんなし」

と言われ、明らかに不機嫌になったターピーは、その日ボーリングをしませんでした。僕も初めのうちはせっかく作ったもんなのでやっていました。しかしさすがにターピーの異変に気付き謝って仲直りするのですが、「パクリをして相手に嫌な思いをさせたこと」に対する謝罪は、僕にとっては最初で最後の内容の謝罪だったと思います。今にして思えば、ターピーがこの件で怒ってくれなければ、僕は人のアイデアをパクることに抵抗のない人間になっていたかもしれません。それで成功したとしても、それはかりそめの成功でしかありません。ましてや、自身が面白くないだけでなく、他人の面白い内容の言動をパクってスベる人間は最悪です。成人した後ですら、この手の人間には時々出会います。このような人間に育つことを事前に防止してくれたターピーにこの場で感謝します。ターピーありがとう。

※この事件からほどなくして、知らん間にボーリングブームは終わりました。

このクラスでは運命的な出会いをします。名前はダイキ(仮)です。かなりお調子者で、典型的なクラスの人気者と言った感じの奴でした。ダイキとは馬が合い、すぐ仲良くなりました。当時、僕とダイキは、同じ人を好きになったことがありました。名前はルナちゃん。ルナちゃんと僕とダイキは同じ方面の電車に乗ることは知っていました。僕らは当然、ルナちゃんと同じ電車に乗って帰りたいのですが、一緒に帰ろうと誘うのにはその子が属するグループごと誘わないといけないので、ハードルが高かったのです。そこで僕とダイキが取った手段は「尾行」と「待ち伏せ」でした。今の年齢で行えばストーカー規制法で一発アウトの内容です。もちろん、中学生以降でこのような行為は行っていないことを読者の方には断っておきます。しかし、当時は大まじめにそれを行っていました。

ここまで書かせていただきましたが、この話は無駄に長くなってしまうので、次回に引き継ぎます。申し訳ありません。それでは今回のおさらいです。

・ターピーのアイデアを勝手にパクって怒らせてしまったことにより、「パクリ」の罪の重さを認識する。

・ダイキと出会い、同じ人を好きになり、青春の1ページを刻んでいるように見えるが、恋愛の表現方法が完全にアウト。

といった感じでしょうか。次回はこの小学生以外では許されない恋愛の形の話をもっと掘り下げていこうと思います。連続更新最終日にふさわしい甘酸っぱい回になればいいなと心から願っています。読んで頂けると嬉しいです。

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