パソコンの授業中に友達とエロサイトを見たときの話【小学生時代の記憶を28歳の自分が考察してみた⑯】

自粛生活後半に差し掛かったここにきて、完全に生活リズムがおかしくなってきたなかやです。

前回は小4にしてオタサーの姫となってしまったアリサとアリサのことを「ママ」と赤ちゃん口調で呼ぶコウキとトモキという最悪のグループに迷い込んでしまった話を書きました。僕自身このグループに染まってしまっていたらどうなっていたんだろうという思いもありますが、圧倒的黒歴史を作らずに済んだので良かったと思います。

今日から小学校5年生です。小5といえば、今までに比べて圧倒的に性に興味がわく割合が高まってくる年齢です。友達のタイスケ(仮)もその1人でした。タイスケはめちゃくちゃ優しい上に頭が良く、おまけに見た目も目が細くて眉毛が太くて丸顔ちょいポチャという田舎のいい奴感全開の奴でした。ある日一緒にパソコンの授業を受けていました。この授業は通常、先生の指示に沿って作業→全部終わった後の最後の空き時間を自由時間というのが流れになっていました。その日もいつも通り作業が終わって自由時間となったとき、僕がタイスケの所に行くと、タイスケは何を思ったのか何の前触れもなく急に「おっ〇い」と調べ始めました。タイスケは頭が良いので当然先生のパソコンにはすべての画面が表示されることは分かっていたはずです。しかし逆にこの瞬間、この自由時間は全員が思い思いのページを開いたりゲームをしたりしているので全員の画面が映るといっても違和感に先生が気づくまでのラグは最大値になるということも分かっていたのです。恐るべしタイスケ。恐るべしおっ〇いへの欲求と言ったところでしょうか。僕は必死にこのタイスケの決死のダイブを周りに悟られないように気張りました。

学校のパソコンで使う検索エンジンは「キッズgoo」に統一されていたのでタイスケの検索結果には下の画像がすごい数並んでいました。

当然です。そんな単語一番子ども向け検索サイトではじかれる筆頭候補に決まっています。しかしタイスケはめげません。疲れたウサギみたいなキャラクターが凄まじいスピードでスクロールの波に乗って流れていきます。授業最後の空き時間なので大した時間もない。シビアな時間との戦いです。そんな中、表示されてある中に唯一クリックできるリンクを見つけました。急いでクリックするタイスケ、それを固唾を飲んで見守る僕。あのとき僕らは何十年来の仕事仲間のような一体感があったと思いました。そして目に入って来たのは2、3人のボカシを入れた巨乳女性を背景にピンクな文字で

「ふっくら　まんまる　おっ〇い」

と書かれたバナー広告でした。結局すぐにチャイムが鳴り、それより先のページに進むことはできませんでしたが、僕らにとってその経験はあまりにも強烈でした。あのタイミングでもしチャイムが鳴っていなかったら僕は興奮でおかしくなっていたかもしれません。

タイスケもそうだったと思いますし、実際にタイスケはしばらくおかしくなってしまいました。僕に会うたびに「ふっくら　まんまる　おっ〇い」と気の抜けた満面の笑みで僕に言ってどこかに走っていくというノリが、体感2週間以上はあったと思います。学年が上がった後もタイスケとは定期的にこの時のことを話してヘラヘラするという流れもありました。そんな彼は頭が良かったので進学校の私立に行って以降会うことはありませんでしたが、時々噂は聞いていて、すごい資格を最年少で取ったとかいう話も聞いていたのでどこにいるかは分かりませんがきっとその頭の良さとエロへの情熱を生かして、幸せな人生を歩んでいることを願います。それでは今日のおさらいです。

・パソコンの授業の自由時間にタイスケのところに遊びに行く

・タイスケ「おっ〇い」と調べ始める

・「ふっくら　まんまる　おっ〇い」と書かれたバナー広告のあるページまでたどり着く

・タイスケがしばらくこのフレーズを会うたびに言ってくるノリが生まれる。

と言った感じです。本当に心からアホやと思います。途中から何をノリノリでこんなアホな文章を書いてるんやろうと自分を責めるレベルでした。ちなみに追記ですが現在は「キッズgoo」のサービスは終了していました。

自分の思い出の一部が無くなっていくようで少し淋しい感情がこみ上げてきたワンシーンでした。明日からも小学校5年生の話をいくつか書いていく予定なので良かったらこれからも読んでいただけると嬉しいです。ここまで読んでいただきありがとうございます。