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それっぽさ

絵を描くでも、音楽を作るでも、文章を書くでも、あらゆる創作は「それっぽい」かどうかに従えば良い、ということを書く。

まず、何かその道を極めている人がいるとする。その人の作品は「本物だ」と言われる。だが、本物とは何なのだろうか。突き詰めれば、本物か本物でないか明確に区別するものはない。本物なんてないことに気づく。

「本物なんてない」世界で、何を目指して創作をすれば良いのか。それは自身にとってそれっぽいものである。自身の身体の表象が「それっぽさ」である。

「それっぽさ」を表象することによって、自身の身体を表現する。自身の身体らしきものが、他者と出会い共感を生み、「本物」(っぽいもの)になるのだろう。

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