"100点"をねらうと奈落に落ちる?
100点は0点にしかなり得ない
100点はとらない方が良い。
なぜなら、誰かにとっての100点は、時に他者にとっては0点になってしまうからです。
ありきたりな例ですが、自社にとって確実に儲かる100点満点の事業を始めてしまうと、自ずと顧客やビジネスパートナーは損をする訳です。
自分が100点を狙ってしまうと、結局は全てを失う結末を迎えます。
70点くらいがちょうど良い
70点くらいが結果的には100点です。
なぜなら、例えば70点くらいの資料を作成して、皆で改善点を出しあってより良く仕上げた方が、資料を作成した目的の到達に近づきます。
社内で企画をあげる時、自分が完璧に考え抜いた内容よりも、その企画を一緒に動かす仲間やそれを承認する決裁者の意向を入れると良いです。
それはきっと、あなたにとっては完璧な内容ではないかもしれません。
ただ、企画の成功には確実に近づきます。
70点くらいを継続する意識でいると、意外と何事も上手くいったりするものです。
100点じゃなければ成長し続けることが出来る
100点を目指してしまうと減点しかないですよね。
100点のつもりで仕上げた成果物を誰かに指摘されたり、直されたりするとイラッとしませんか?
仮に最初から70点くらいのつもりで臨んだ方が、他者からのアドバイスを素直に受け入れられる訳です。
さらに、自分の考えが100点満点だと思い込んでしまうと、そこから改善の余地がありません。
あとは減点あるのみです。
減点ばかりでは、向上心ややる気がいつかパタッと途絶えてしまう恐怖と戦うはかりです。
また、時代の変化が激しい環境のなかで、仮に今は完璧だったとしても2~3年後には時代遅れになっているかもしれません。
自分が70点くらいのつもりでいれば、向上する術を探し続け、どんな環境でも70点で生き続ける。
その改善の継続が、成長の形になる訳です。
余談:育児を通じた学び
育児をやってると
何が正解なのか?
探り探りです。
答え合わせも出来ないまま、自己満と後悔を繰り返す日々です。
そんな中で100点を目指すといわゆる育児ノイローゼになりそうだし、子どもに過干渉しがちになります。
生きていると、ほとんどのケースでは正解が無い、または複数の正解があります。
ビジネスでも
家庭でも
どんな時も
70点くらいでいいやと思える余裕は大切です。
育児に悩む父母へも、この考えが届いて欲しい。
肩の力を抜いて。
Take it easy.
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