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真島直子「地ごく楽」

Twitterアカウントを作って初めてツイートしたのがこの真島直子の「地ごく楽」展に行った感想 

地下鉄にポスターが出ててすごく刺さったのですぐに行った

 展示された数々のオブジェには毛糸、布、小豆、昔の掃除機のホースみたいな物など色々な物がくっつけられて 

仕上げにニスみたいな物でテカテカに仕上げられている


全体的におぞましい、臓器や吐瀉物をイメージするような物体もニスでテカテカ輝きながら並んでいて

近くで見ると生々しい、でも遠目に見るとカラフルで綺麗な不思議なオブジェ

写真の水色のオブジェが不思議と魅力的で、一周サラッと観た後3回ほどその作品の前に佇んだ

 拡大すると掃除機や洗濯機のホースっぽいのが分かる

 こんなにホースをまじまじと眺めたのは初めてだった

ホースから毛束が垂れ下がっているのが

水の様にも長い鳥のクチバシの様にも見える

なんとなく鶴のようなイメージなのだろうか

水色とピンクの配分が美しい


全体的にグロテスクだけどその生々しさはまるごと「生」を感じさせる

見てはいけない物を直視させられるような

生々しい「生」から目を逸らすなと言われているような

でも生々しさに当てられて少し疲弊して

作品から離れて見るとピンクや水色や黄色のカラフルなオブジェは笑い歓喜しているようにも見えた

近くで見るとグロテスク、引きで見ると歓喜

テラテラした臓器を見せていたオブジェに

帰り際振り向くと笑顔で手を振られるような

二面性のある展示だった

まさに地獄と極楽

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