マグリットがくれた違和感の気持ちよさ

マグリット 「これはパイプではない」という作品

 中学生の課外授業で行った美術館で出会って

 どうみてもパイプじゃん!!! という事でこの人のアートはボケなのだと衝撃を受けた

 他の絵も突っ込みどころ満載で 私のアイコンの絵もマグリット

 チュー出来てないじゃん。。。


シュールレアリズムというらしく現実的ではない違和感がある

写実的なタッチなのでリアルな違和感がある 

でもその違和感を感じるのが気持ちよくてマグリットは今も好き

 シュールレアリズム繋がりでダリとかも知ったけれど

なんかキュンとしなくてマグリットの方が好き

 その差がなんなのかは分からない

それまで美術館って綺麗な絵を見るところ、としか思ってなかったけど 

こんなに観る人に何か思わせたり考えさせたりするものなんだと気付いた中学2年

 マグリットに観る側が求められたのがツッコミだったのかは謎だけど

ずっと眺めているとこの奇妙な違和感にうっとりし始めてしまう魅力がある

強烈な違和感には罪悪感のようなザラッとした感触がある

あってはいけない場所にそれがあること

隠していた部分を開いてみたら

あってはいけないそれがそこにあること

枠組み(常識やルール)からはみ出ること

または枠組みを奇妙に改造してしまうこと

マグリットの絵には芸術という大義名分を抱えた危うい楽しさがある


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