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お昼休みの過ごし方。ひとりだけど、一人じゃない。

職場は商業施設とオフィスフロアのある、
都内でも背の高めのビル。


12時前後はエレベーターが混み合うので、
お昼ラッシュが過ぎた頃を見計らって休憩に出る。


デスクでランチをとる人も多いけれども、
休憩中にNetflixを見たい私は、フロアの外へ。


商業スペースまで降り、
コーヒーをテイクアウト、
いつもの場所へ。


昼間は営業時間外のBarの前には、
3人くらい座ることができる
オブジェのような木のイス。


隣の建物のエレベーターへと続く
大理石調のスロープと階段、
そして、
植え込みの花壇はちょうど腰を掛けられるスペースになっている。


ここが、知る人ぞ知る
静かに休憩時間を過ごしたいワーカーが集まる
憩いの場所なのだ。


大体いつも同じ顔ぶれ。

“あっ、この人今日は早いな”

“今日はあの人来ないのかな”


たまに、2.3人の少人数グループで
楽しくランチしてる姿も見かけるけれども、
基本はみんなお一人様。


静かに過ごしたいようだ。


もちろん私もその一人。


持参した簡単なお弁当を取り出し、
テイクアウトしたコーヒーを一口、
イヤホンをつけて、ドラマを再生。


非現実のドラマの世界に入りながら、
ほっと、自分だけの時間を愉しむ。


そこのスペースに座れるのは、
MAXでも10〜12人ほど。

みんな適度な距離感をとり、
上手いことパズルのように自分の場所を確保。


薄い膜が張られているかのような、
自分だけの空間がそこに、出来上がる。


各々自分の空間に居るけれども、
そこに集まる人は
束の間の昼休みを静かに過ごしたい、
同じタイプの人たち。


ホワイトノイズが心地よい。


ひとり、だけど、一人じゃない。

そんな空間。


気分をリフレッシュし、

“さあ、午後も頑張るか”

***


日常の好きな一コマ。

続けられないタイプのくせに、
こんなルーティーンに日々支えられています。


読んでいただき、ありがとうございました。
少しでも共感いただけたら、♡いただけると日々のパワーと励みになります☺️

kona

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