XJAPAN 再結成ライブの話

緩い記事を挟もうかと思いましたがやっぱり止めました。

熱が全く冷めないので、書き切るまで他の事は書けません。

前編はこちら


昨日同様普段の僕の記事の倍以上長くなると思うので暇な時に読んでください。

それでは本日も暑苦しいX JAPANの思い出スタート!






復活ライブの場所は東京ドーム。
X JAPANのLIVEと言ったらやっぱりここです。

表だった活動はなくとも解散するまで毎年年末は東京ドームでLIVEをしていました。





復活ライブ前日の夜は、当時高崎に住んでいた友達の家に転がり込み、みんなでXの思い出を語っていました。

中には初めましての人も居ましたが、そんなことはX JAPAN再結成の前では全く関係ないのです。


信じられないスピードで仲良くなりました。


みんな再結成を心から待ち望んでいた人間です。

ライトなXファンとは訳が違います。

多分普通の人が聞いたら何を喋ってるのか全く分からないくらい、深い部分でわかり合いました。


どの曲やるかな?

どんなMCするかな?

そういう会話も、もちろんしましたが僕たちが1番盛り上がっていたのは

「破滅に向かってのJokerの時、サラシ巻いたノリノリの女の人居たよね」とか


「Voiceless screamingって難しすぎてhideが弾けないからTAIJIがギター弾いてたんだよね。
最後のサビだけTAIJIが、下じゃなくて上でハモるのめっちゃカッコよかったなぁ」とか


そんな話ばっかり。
不思議と僕だけじゃなくみんなも「破滅に向かって」を死ぬほど見ていたようです。


そんなこんなで夜が明けて、電車で東京ドームまで向かいます。

駅から出ると、人で溢れかえっていました。

みんなX JAPANを心から愛している運命共同体です。 
そこかしこからX JAPANの話題が聞こえてきます。 
そりゃそうだ。

ここまで来たらもう話す話はそれしかないで
しょう。

色んな時代のYOSHIKIやhideの格好している人も居ました。

割と年齢層は高め。


きっと着る事はないと思っていたけど、捨てれずにタンスに眠っていた衣装を引っ張り出してきたのでしょう。

もう目に見える全てが新鮮で感動的でした。

そんな光景を感慨深く眺めながら列に並びます。







そろそろ開場の時間だよね?

待てど暮らせど、一向に列が進みません。




「どうやら時間が押しているようだ。」
列に並ぶどこかから聞こえてきました。



記憶が定かではありませんが確か2時間くらい遅れたと思います。


普通に考えたら怒り狂いますよね。


ですが、ここには選び抜かれたXファンしか居ません。


誰も怒り出しませんでした。




みんな知ってるんです。

X JAPANのLIVEは時間通りに始まらない



むしろ僕を含めそこに居た全員が、若干ニヤっとしていたと思います。


アチコチから聞こえてきます。


「カレーが辛くてYOSHIKI帰っちゃったのかなぁ?」

「いやシャワーが熱かったんじゃない?」


このエピソードは有名だから知ってる方も多いですかね?


そんな冗談を言い合いながら、待っていました。




ついに開場!


映像では何万回も見ていましたが実際に来るのは初めてです。

「広っ!」

「人多っ!」

「ステージ遠いなぁー」

僕たちは2階席だったので、とんでもない距離感でした。



席に到着すると注意書きが貼られています。







「危険ですので曲中のジャンプは止めて下さい」







、、、、、、、




そりゃ無理だろ。

むしろXジャンプするためにここまで来てるんだから。



なんてことを思いながら開演を待ちます。



開演までも長かった。 五万人が席に着くにはちょっとやそっとの時間では済みません。



この時点で当初の開始予定時刻より4時間くらい遅れていたはずです。








永遠に感じられた待ち時間もついに終わり、
照明が暗転。




LIVEが始まりました。


映像で何回も見て、聞いていたあのSE。


もう感動です。


メンバーがステージに上がってきます。


遠くて肉眼では確認出来ませんが、確かにそこにX JAPANが存在しています。



同じ空間で同じ空気を吸ってるんです!



メンバーは空想の人物じゃありませんでした。



実在していたんです。





ようやく会えた。




10年待ってようやく会えた。





hideが居ないX JAPANってどうなんだろう?


そんな不安は一瞬で吹き飛びました。



大きなモニターには演奏しているメンバーの顔が映ります。
その合間合間にhideの映像が交じっていました。

見た瞬間はどういうことなのかよく分かっていませんでしたが、曲によっては実際ステージ上にhideが居ました。
3Dホログラムで映し出していたようです。
(この演出だけで1億円くらいかかっていたとかいないとか😳)




hideが居る。。




盛り上がるべき場面だったのでしょうが、生のX JAPANと映像のhideで感動しすぎて僕は泣いていました。 







いや泣いていたとかのレベルではなく大号泣していました。 




普段友達の前で泣くようなキャラでは全くないのですが、こればっかりはどうしようもありません。 



拭いても拭いても拭いても拭いても、涙も鼻水も
止まらないんだもん。



ふと隣を見ると友達もみんな大号泣していました。


そりゃそうだ。 



みんな想いは同じです。




奇跡のような時間はあっという間に過ぎ、終演のアナウンス。 








あれ? まだXとか聞いてないよ? さすがにこれで終わりじゃないでしょ? 


来ていたお客さん全員そう思っています。





止まらないアンコール。




照明が明転。 どうやら本当に終わりらしい。




リハーサルが押しに押した影響で、東京ドームの使用時間を過ぎていた模様。




生で見れたのは嬉しかった。 



これ以上ないくらい感動もした。 


サイレントジェラシーが聞けた。


まさかのアートオブライフも聞けた。



でもXジャンプ出来てない。 



X JAPANのことだから、次のLIVEがいつあるかなんて分からない。




むしろ次があるかどうかだって怪しい。




これで10年分の思い終わらせていいのか?



いや無理だ! まだ想いを完全に消化出来ていない。





僕はみんなに提案します。






「明日もライブ見に行かない?」



「チケットはないけど、今日のドーム前を見た感じダフ屋みたいなのが明日も居ると思うんだよね。 予定空いてるなら行こうよ。」

みんな顔を見合わせます。 
僕以外はみんな大学生なので学校は休みです。 



しかし、1人はバイトだかデートだかで予定があるとのことで帰りました。 


残った2人は「ダメ元で行くか!」と乗り気。


そうこなくっちゃ! 
その日はmixiの大荒れのX JAPANスレッドを見ながら(開演が大幅に遅れたことや、それにより曲数が少なかった事で、それはナシだろ派とそういうのも全部含めてX JAPANの LIVEなんだよ派で議論が白熱していました。)みんなでお酒を飲んで高崎の友達の家まで戻り、翌日再度東京へ。


「チケット売ってる人居るかな〜?」

「いやー昨日あんだけ居たんだから居るっしょ」

「でも、今日のLIVEは急遽決まったやつだぜ?」

なんて会話をしながら電車に揺られ、駅に到着。


頼むからチケット売ってる人居ろよ。。
多少高くてもお金は出すから、、、


緊張しながら駅を出ると、、、








居た!


しかも結構居る! 良かった〜と安心したのも束の間。 こっからは交渉だ。


こちらは3人居るからチケット2枚じゃダメ。

3枚連番となると結構厳しい。

声を掛けまくり、3枚持ってる人を見つけた!


その人はチケットを持て余していてもしょうがないから、高くするつもりはなくむしろ定価で買った値段より安い、10000円を提示してきた。

席は昨日と同じ2階席。

ここまで来たらもうこれでいっか、と思い友達に声を掛けようとした瞬間



違う人に声を掛けていた友達から「待って! こっちの人アリーナの20列目 7000円だって!」との返事。

「マジ⁉️」

すぐさま先程の10000円を提示してきた方を断ってアリーナ席のチケットを購入。


奇跡!!



前日に諦めないで本当に良かった。 


今日は予定通りに開場です。


昨日のスタンド席とは違いアリーナ。


近い。




肉眼でもメンバーの姿を確認出来る。


熱い。



火柱の熱さが体に届いてくる。

セットリストも昨日とちょっと変えてくれている。




感動。 
初日ほどではないにせよ、またもや感動。


東京ドームは元々 LIVEをする場所ではなく、野球をする場所なので音はあまり良くないですが、そんなことは関係ない。

生で聴きたかった曲たちを生で聞けている。

会いたかった憧れの人達を生で見れている。



これ以上無いくらいの、耳がおかしくなりそうなくらいの爆音を、身体中に浴びている。 

「破滅に向かって」で見ていたウェーブにも参加出来た。


Xジャンプも出来た。



これだ。


10年待った甲斐があった。



興奮で2日前からまともに寝ていない。
長時間並んだ。
身体は信じられないくらい疲れていたけど、悔いは1ミリも無い。


一生忘れる事はないであろう夢の時間は幕を閉じました。





余韻に浸ってるのにさっきから携帯がずっと鳴っている。



そうだった。


僕も本当は1日目のLIVEだけ参加してその日のうちに地元に帰って、翌日は当時の彼女とデートする予定だったんです。


突然延泊を告げられた彼女は浮気を疑っていた模様。


なんだったら3日目も参戦したいくらいでしたが、所持金がもう帰りの電車賃くらいしかありません。


鳴り続ける電話に出て、事情を説明。


一気に現実に引き戻された感じがありましたが、怒り心頭で「明日も帰ってこなかったら別れるからね!!」とキレまくる彼女に
「ごめん、ごめん。 明日は会えるから許してよ」と素直に謝りましたとさ。 

おしまい。



以上が僕の頭の中に強烈に残っているX JAPANエピソードでした。


いやー長かったですね。



昔のことなのによくこんなに細かく覚えてるなぁと自分でもびっくりするくらい、スラスラと文章が浮かんできました。

それくらい僕の中では大きな存在なんです。




この2日間で僕が普段書いている記事の1週間分くらいの文章を書きました。

さすがに明日は気の抜けたしょうもない記事になると思います。

あんまり期待せず明日は見て下さいね✌️

また明日👋





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