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X JAPANとの出会い

以前「反応が良かったら次はX JAPANの話書こうかな」と書いた記事が、子供出てこない割にスキが結構ついていたので需要は一定程度ある、と認識しました。




なので今日はX JAPANとの出会いの話を書きます!

先に言っておきますが今日はいつもの倍以上長い記事になると思います。
下手したら3倍くらい、いやもっと長いかもしれないのでどうしようもなく暇な時に読んで下さい。


それではスタート!




僕がXに出会ったのは、遡ること25年前くらいだったと思います。 

当時小学生だった僕の音楽の趣味はJ POPど真ん中の売れてる曲達でした。 ジャニーズをメインに聞いていたような気がします。

そんな時にテレビを見ていると、hideが亡くなったニュースを取り扱っていました。

「告別式にすごい人数集まってるけど、誰なんだろ?」

当時の僕はTOKIOくらいしかバンドは知らなかったので、hideが誰なのかも知らないし、なんでこんなに多くの人が悲しんでるのかも全く理解出来ていませんでした。


そして、ここら辺の記憶は曖昧ですが、恐らく学校でその話をしたのだと思います。

「それはhideっていう人でロケットダイブって曲とかカッコいいよ。」

同級生の女の子が教えてくれました。
彼女は上にお兄ちゃんが居て、音楽的に早熟だったので、hideのことを知っていたのです。


その子にオススメされても聞かないことは
それまで多々あったのですが、この時は何故だか無性にhideのコトが気になったので、あの子が言っていた「ロケットダイブ」をレンタルして聞いてみました。



…………とんでもない衝撃を受けました。



CDジャケットに佇むhideの容姿もインパクト充分でしたが、イントロを聴いただけでもう「ジャニーズ好き少年」の心は鷲掴みにされています。

次の瞬間にはもう「ジャニーズ好き"だった"少年」になっていました。

「なんだこれは! 世の中にはこんなカッコいい音楽があったのか! 親父にも教えてあげよう!」
当時CDを借りる時は父親と一緒に出掛けて、
会員カードを使わせてもらっていたので父にすぐ報告。

「今日借りてきたやつ、めっちゃカッコいいんだけど! 他の曲も聴きたいから早くまたレンタルしに行こう!」

僕は当時マセガキで、割と冷めた子供だったので、目をキラキラさせながら喋る姿が珍しかったのかもしれません。
父はそれからhideの特集が組まれたテレビ番組をビデオに録画してくれたり、hideのCDを買ってくれたり、至れり尽くせりでhideを僕に与えてくれました。


そんな父がポロっと言ったのです。


「hideってXJAPANっていうバンドでギター弾いてたんだよ。」



えー!!!!!!!!

そうなの⁉️ なにそれ! 死ぬほど気になるんだけど!! CD借りに行こ!!!



初めて借りたX JAPANのCDは今でも覚えています。

「BALLADE  COLLECTION」


今考えるとX JAPANを紹介するのに一発目は絶対バラードコレクションじゃないだろ!と思いますが、もしかしたら父親なりに配慮して、刺激弱めの物を選んでくれたのかもしれません。


家に帰ってすぐMDコンポに入れて聴きました。

1曲目は「Forever Love」
これまた僕の全然知らない世界です。
「イントロめっちゃ長いなぁ〜」
「てか曲もめっちゃ長いなぁー、でもすっごい綺麗な曲だ。 こういうのもカッコいい!」

バラードコレクションも散々聴きまくって他のも聴きたい!となった頃に次は

「破滅に向かって」

のCDを借りました。


オープニングSEから始まりました。
げんちょん少年はライブのオープニングSEなんて存在は知りません。
「ん? 曲はまだ??」
そんなことを思い出した頃コンポから聞こえてきました。

「We are  X!!!」


次の瞬間始まったのはサイレントジェラシー。

ロケットダイブを初めて聴いた時の比じゃありません。 

とんでもない衝撃を受けました。


この時に受けた衝撃以上の衝撃は、僕の人生には存在しません。

こんな速さの曲今まで聴いたことないし、こんなに音数多くて激しい曲がこの世にあるなんて知りもしませんでした。


完全にROCKに目覚めた瞬間です。


この日からしばらく僕の聞く音楽はXJAPANだけになりました。 Xの音楽が刺激的すぎて、もはや他の音楽を聞いても心が全く動かないのです。


「破滅に向かって」はVHSも出ていたのですが、その頃にはもう販売はしていないし、していたとしても月1000円のお小遣いの小学生に買える値段でないので、絶望していました。(色んなXのCDを借りまくってブックレットも隅々まで読んでいたので、どんなCDやビデオが発売されていたのかはほとんど知っていました。)


そんな時、僕は気付くのです。





「中古だったらあるかも、、、」



近所のBOOKOFFに自転車で向かいミュージックビデオコーナーの「あ行」を凝視。


無い。。。


いや!
誰か間違えて他のところに置いてあるかも!


「わ行」まで探しても無い。。。。


近くにまだ中古CDショップがあったので、諦めずにそちらに向かいます。



ビデオコーナーは奥です。

よく来ていたお店なので配置はバッチリ覚えています。

「あ行」  
あ、、、
い、、、、
う、、、、、、



え、、、





あった!!!


やったー!あったぞー!!
値段は⁉️ 肝心の値段はいくらだ⁉️⁉️




5000円、、、、、


定価に比べれば安いけど、5000円は無理だ、、


誰かに買われたらどうしよう、これは絶対に見たい。 でも5000円も持ってない、、

かつてないほど頭をフル回転させたと思います。



……名案が思いつきました。


時は12月。 
なんて良いタイミングなんでしょう。 
ROCKの神は少年に優しかった。

サンタさんなんて1ミリも信じていない超絶冷めたげんちょん少年ですが、仕事から帰ってきた父親にこう告げます。


「今年のクリスマスプレゼント、ゲームはいらないからXの破滅に向かってっていうビデオが欲しい。 渡すのはクリスマスの日でいいから一刻も早くあの店に行って買ってきてほしい。 誰かに買われたら嫌だから、音楽のあ行じゃなくて違うジャンルのビデオコーナーに置いてある。 マジで一生のお願いだからお願いします。」

多分父は、興奮気味に早口で捲し立てる息子に
ビックリしていたと思いますが、どうやら凄い本気だ、ということは伝わったようで、すぐに買いに行ってくれました。


ゲットしたようではあるが、父はビデオを僕には見せませんでした。 

こればっかりはしょうがありません。


弟も居るのに僕にだけプレゼントを先に渡すわけにはいかないでしょう。
何より「渡すのはクリスマスでいい」と言ったのは僕なのですから。


それからクリスマスまでの間は、ずーっとソワソワしていたと思います。
早く見たい!早く見たい! 


あの超早くてカッコいい刺激的な曲はどんな風に演奏してるんだろう?


メンバーはどんな感じに動くんだろう?


父から少しだけ前情報が入りました。


「YOSHIKIのドラムはすげぇよ。」


気になるー! 気になりすぎるよー!
早くクリスマス来てくれー!!

1日でも早く見たくて父親に交渉します。

「プレゼント渡すの24日の朝でも良くない?」

父の返答はNO


「クリスマスは25日だから25日の朝には、きっと部屋に置いてあるよ。」


くそー! 変なとこ律儀になるんじゃねーよ、と思いましたが、どこに隠してあるのかもわからないので待つしかない。


首を長くして待ちすぎて当時の僕はキリンになっていたかもしれません。


ようやく25日の朝になりました。

普段から早起きで目覚めは良い方ですが、この日はもうこれ以上無いくらい目覚めバッチリです。


電気をつけて部屋を見渡します。


あった! 

枕元ではなく本棚の前に置いてありました。



ドキドキ、、 ワクワク、、


早朝だったので家族を起こさないようにテレビにヘッドホンを繋ぎます。


ビデオを入れました。



始まります。。


初めて見る動いているXです。



カッコいい、、、


写真で見た通りみんな派手な頭で、化粧もガッツリです。


SEが終わり、サイレントジェラシー!


ヘッドホンですから近所迷惑とか関係ありません。 どんどん音量上げている僕がいます。


ドラムが、ギターが、ベースが、そしてToshiの声が、げんちょん少年の耳をこれでもかと刺激します。 映像に見入っていたはずですが、途中から頭を振っていたかもしれません。


父の言っていた通りだ。
YOSHIKIのドラムがすげぇ。
hideのギターもPATAのギターも最高だ。
TAIJIは渋い。(この頃はまだTAIJIの偉大さと凄さに気付いていません。)
Toshiの声も信じられないくらい高いし、あんなに走り回ってよく歌えるな。



一気に最後まで見終わり、まさに放心状態。

ゲームを我慢してビデオ頼んで本当に良かった。

その日から何度も何度も何度も何度も見ました。



「破滅に向かって」のビデオは僕の人生で1番見たビデオです。 



大袈裟な表現ではなく、本当にテープが擦り切れそうになるくらい見たと思います。

少しでも時間があれば見ていました。

「破滅に向かって」を見尽くした僕はさらに欲が出てきます。



もっと色んなライブ見たい!


そう思った日から毎日のようにBOOKOFFに行ってはビデオコーナーに行き、Xのビデオが売られていないかチェックしていました。



「破滅に向かって」がインパクト強すぎてその後の記憶は少しあやふやですが、お年玉をしっかり取っておいたげんちょん少年は
DAHLIAツアーファイナル
刺激
爆発寸前GIG などなどを中古でゲットしました。


DAHLIAツアーファイナルのは6年生の時のクリスマスプレゼントだったかな? 

まぁそんなことはどうでもいいですね。




冒頭の宣言通り、とんでもない熱量とげんちょん史上最高の文字数ですがまだ続きます。





ライブビデオを見まくっていたげんちょん少年は、当然こう思います。





「生でライブが見たい」






でもそれは絶対に一生叶わないのです。


だってXはもう解散しているんだから。


何よりhideはもうこの世に居ない。。


悲しいですが、こればっかりはどうしようもない現実。


そこからも聞き続けましたよ。
流石にXだけということはなくX JAPANから派生して色んなバンドを聴きました。


モテたくてバンドじゃない音楽を聴いている時期もありました。 

ヒップホップとかですね。


こっちはこっちで結構ハマったのですが、それはまたの機会に、、



色んな音楽に浮気しても、僕の脳内に深く刻まれたX JAPANを超える衝撃的な音楽はなく、
結局X JAPANに戻ってくる日々。



初めてhideを聴いてから10年くらいでしょうか。


衝撃のニュースが飛び込んできます。

「X JAPAN再結成! 東京ドームで復活LIVE」



うわー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

行きたい行きたい行きたい行きたい行きたい行きたい行きたい行きたい行きたい行きたい行きたい


行きたいけどギターは? hide居ないよ? どうするの?



ギターはSUGIZO!


ここは未だに賛否両論あるところですが、僕はLUNA SEAも好きでしたし、SUGIZOやJとhideの関係性も知っていました。

「うーん。 ちょっと複雑な気持ちではあるけど、、、 いいです! 認めましょう!!」


何様なんでしょうか、げんちょん青年は。

ギター問題は自分の中で決着しました。
さぁ次はチケット問題です。


問題と言いましたが僕の中ではもう決まってるんです。



何がなんでも絶対に行く!


もう誰も僕のことは止められません。 
大学は行っていないので働いていましたが、こんな時のための有休です。
仕事なんかしてる場合じゃない。


絶対に行くんだ!


同じくX JAPAN大好きな友達にすぐ連絡して、チケットを取る手筈を整えました。

友達がPATAのファンクラブに入会して先行でチケットをゲット! 
友達だって永遠に見ることは叶わないと思っていたバンドのLIVEが見れるのに手段を選んでる暇なんてないと思ったんでしょう。

PATAのファンクラブ。 


中々渋いところ突いてきますが、そんなことはイチイチ言いません。

ひたすらに大感謝です。 どうもありがとう!


当初、中1日空けての2daysでしたが、注文が殺到したのか3daysになりました。



東京ドーム3days



初めて見たビデオ「破滅に向かって」と同じです。


LIVEタイトルは
「攻撃再開 2008 I.V  破滅に向かって」



破滅に向かって!


これはもう運命だ! なんの運命かはわからないけど、運命に違いない。 絶対に運命なんだ!







ついに5000文字を超えました。

凄い熱量です。 
こんなとこまで読んでくださってる方いるんでしょうか?

流石に疲れたので、「涙涙の復活ライブ〜hideは確かにそこに居た〜」は次回にします。


WE ARE X !!


また明日👋




明日は緩い記事にしようかな🤔


#X JAPAN










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