橋梁点検とは 〜自己紹介〜

どうも、元SIer橋梁点検士のもちもんです。

このnoteでは、建設コンサルタントで働くもちもんが、日々勉強した内容を発信するページです。一緒に勉強してこうって思える方が居られたら嬉しいです。

早速ですが、当記事では橋梁点検を行う背景を簡単に解説できればと思います。(一部言葉足らずな点もあるとは思いますが、ご愛嬌ください。)


1.橋梁点検の背景

昨今、高度経済成長時に多く建設された構造物が老朽化し、メンテナンスが必要となった。このような背景から、平成26年に道路法が改定され、社会基盤の定期点検が法律で定められた。特に橋梁、トンネル等については、国が定める統一的な基準によって、5年に1度、近接目視による全数監視を実施することが決まっており、令和3年度の現在は定期点検2巡目のフェーズに突入している。詳細は国土交通省のHP等を参照いただきたい。

2.社会インフラの事故事例

記憶に新しい?社会インフラの維持管理不足での事故として、「平成 24 年 12 月に笹子トンネル天井板落下事故」があげられる。

当時はまだSIerとして働いていたが、このニュースには衝撃を受けたのは覚えている。

こういった背景から、社会インフラの維持管理が課題となり、メンテナンスを行うにあたり定期点検を実施していくことが重要視されることとなった。

上記はトンネル事故であるが、海外の事例で近年大きな橋梁の崩落事故が多発している。

例えば台湾の事例では、台湾北東部・宜蘭県(ぎらんけん)の漁港内で2019年10月1日朝、鋼製アーチ橋が突然崩落した「南方澳跨港大橋(なんぽうおうここうだいきょう)」の落橋が記憶に新しい。

2018年8月14日現地時間の午前11時30分頃、イタリアの北西部の都市ジェノヴァA10に架かるモランディ橋も崩落が発生している。

事故の事例を列挙すれば上記以外にも数多くあるが、これらの原因はケーブルの腐食であったり、塩害であったり、定期点検を実施して補修するメンテナンスをしっかり行っていれば防げた可能性のある事故である。

3.社会基盤の老朽化や事故事例を踏まえ

このように、社会インフラの定期点検や補修による維持管理は今現在必要な考え方であり、数多くの構造物に対して実施しなくてはならない課題となっているが、社会基盤を点検できる技術者の数が足りていない状況である。

こういった背景の元、私のような別業界からの転職組でも橋梁点検が行えるように、私の経験を踏まえた情報の発信を行なっていきたいと思います。要は初心者でも知識として習得できるようなnoteにしたいと考えてます。

この記事は以上です。

また今後もよろしくお願いします!

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