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2015年10月中旬はカザフスタンにいましたって言う思い出🇰🇿🇰🇿

2015年10月中頃に格闘技イベントの為にカザフスタン・アルマトイに向かいました。人生2度目のカザフスタンです。

カザフスタン・アルマトイへは成田空港からドバイまで10時間前後、ドバイからアルマトイまで5時間前後を記憶してます。当時は直行便はなかったですが今はあるのだろうか?

上記画像に記載されている『ALASH PRIDE』と言うカザフスタンでは一番大きな格闘技イベントに私、清水俊一と練習仲間の望月さんはお呼ばれされました。

『MEGA』と言うドデカイショッピングモールでお買い物に来たお客さんの前で公開計量をカザフ語と爆音で行い、現地の空気を感じ取れとにかくイチイチやることが大袈裟だったのを覚えてます。

清水は2012年に同大会のセミファイナル、後ろから2番目に出場し当時のカザフスタン強豪と闘い勝利しチャンピオンになった思い出の地でもあります。

※ベルト獲得時(2012年)の写真。真ん中でベルトしているのが清水です。右隣の選手はエルザン。私と対峙した選手です。今回の試合ではコーナーマン(セコンド帯同)してくれました。今でも感謝です。コプラクメト🙏🙏

計量前日夕方にアルマトイ到着し、すぐにホテルに荷物を置いてvsカザフスタンの選手一行はスタッフに連れて行かれて体重調整の為にジム、そしてサウナに連れて行かれました。
清水と望月さんはジムで走ったり、サウナで体重調整し最後は部屋にあるお風呂で半身浴で体重調整して計量に望みました。

翌日の計量ではしっかりクリアして対戦相手と初めて顔合わせをしました。後で知りましたが相手はカザフスタン人ではなくキルギス人だったようです。お隣同士言葉の違いはほぼなく会話出来るとかで言われなければこちらは全くわかりませんでした。

望月さんも計量パスし水分補給して控室で休んでいるとすぐ解散と言われホテルへ戻りそこで極真空手選手から写真をせがまれたので、清水の旗で写真撮影しました。

少しリラックスした後に流石に軽食も何もないので口も寂しいのでスーパーマーケットを探しに出歩くとガソリンスタンドに簡易な商店、通りにナンを売る店、ガッツリ柵で守られている商店とチラホラお店はあったので困ることはなかったです。

お金も程よく両替してきたので滞在中はどうにかなりました。

試合前日は程よく散策して買い物して、ある程度食べたいものを食べてベットに潜り込むと泥のように寝てしまいました。

そして試合当日

スタッフと写真を撮る望月さん。気合充分です!

朝食、昼飯食べて部屋でリラックス。

16時前に全選手ホテルロビーに集結。
望月さんの隣の方は過去にコナー・マクレガーから勝利を収めた選手です。

試合開始は19時!なかなかギリギリです笑

簡易ミーティングをして選手一同は試合順を確認。


望月さんは6試合
清水は9試合と確認してバスで会場に向かいます。
この後に悲劇が起こります(笑)
今だから笑えますが。

会場到着は17時過ぎ、すぐさま用具チェック、ドクターチェックして試合までウォームアップです。

あっと言う間に試合開始時間になり会場はお客さんでいっぱいです。はじめに金網に全選手は入場しそれからカザフスタン国家が流れます。当然、他の国の国家は以降流れません。

すぐに試合は開始され、先に望月さんが試合なので
清水はセコンドにつきます。
※望月さんの試合後にすぐ試合コスチュー厶に着替えて闘うと自身に気持ちを喝をいれていました!

そして望月さんの試合の入場曲が流れます!
※曲自体は適当にあてがわれたらしい
しかし何故か望月さんではなく清水をやたら呼びます。まさか!?と思いスタッフに確認すると試合順変更とのことで

清水9試合→6試合 
望月6試合→9試合

と試合順は変更され、血の気がサーッと引いて行くのがわかりました。そして、どうすることも出来ないので全力で控室に戻り試合着に着替えてグローブ、マウスピースつけて心技体の『心』がまとまってないまま金網の中にはいりました。


この悪夢の時間はトータルで3分くらいだったと思います。

そして試合開始です。

試合は5分×3Rととにかく対戦相手のスタミナが無尽蔵でしんどかった記憶しかありません。

結果は引き分けに終わりました。

10年以上、格闘技やってますがここまでメンタルと体力が疲弊した闘いは久しぶりでした。望月さんの顔を見たら真っ青だったのを覚えています。試合前に申し訳なさでいっぱいだったな、と。

その後の記憶は断片的にしか覚えておりませんが、望月さんの試合は相手の飛び込んで放った一撃で倒れてしまい追撃をかなり受けたので清水はタオル投入でレフリーストップKO負けでした。格闘技はこれだから怖いです。幸い大怪我がなかったので安堵しました。

全試合終了後のアフターパーティーでは戦相手やその周りの方々と片言英語でやりとりし、友情を深めました。

翌日お昼にはスタッフが空港まで送迎し、そこで解散して日本へと戻った次第です。

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