![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/36131362/rectangle_large_type_2_12363cc4d1308eedac15dff6a3fdd0e0.jpg?width=800)
心の物乞いにならない
幸せになる勇気 No43 与えよ、さらば…
青年は、強情っぱりです。
「生徒たちはわたしを軽蔑している。〜もし彼らがわたしを尊重し、わたしの言葉に耳を傾けるなら、わたしの態度も変わるでしょう」
もちろん、話の筋を際立たせるための演出でしょうが、「このわからずや!」と思わず言ってしまいたくなる。
哲人は、冷静に諭します。
まずは、他者に無条件の信頼を寄せることを、「与える」行為とする。
しかし、自分の中に与えるものがなければ、当然、他者に信頼を寄せることはできない。
ここまでは、青年も納得。
しかし…
「あなたはなにも与えようとせず、“与えてもらうこと”ばかり求めている。さながら物乞いのように。〜心が困窮しているのです」
これには、「し、失敬な…!!」と後退り。
哲人は、迫ります。
「われわれは、心を豊かに保ち、その蓄えを他者に与えていかなければなりません。〜心の貧しい人間になってはいけないのです」
そして、「アドラーならきっと、こんなふうに言うでしょう」
与えよ、さらば与えられん
与えるからこそ、与えられる。これは、仕事、交友に続く、もうひとつの対人関係を考える上て、非常に重要な視点。
その、もうひとつとは、
「愛」
人生のタスクにおける最終関門
わたしたちは、まず与えねばならない。欲するばかりでは与えられない。
長い、長い箸を与えられた時、どうやったら食べられるのか。
与えよ、さらば与えられん!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?