人生のタスク その1
嫌われる勇気 No14 直面せざるをえない
対人関係にこだわる哲人、つまり、アドラーに、青年は素直な疑問を呈します。「不思議なのは、どうしてアドラーがそれほどまでに対人関係を重視しているのか、~という点です」
確かに、数多ある切り口に中で、アドラーは、そして、哲人は、対人関係に強い、強いこだわりを見せている。どうしてか?気になります。
哲人はが言うには、子ども時代親から守られ、やがて自立し、何かしらの仕事に従事し、その過程で様々な交友関係を持つ。そう、そこには常に他者が介在している。だって、生まれた瞬間に他者にとり上げられるわけですから。私たちの近くには、誰か居る。誰か他者が居る。その繋がりの中で生きている。
哲人は、ここまできてやっと、アドラー心理学の目標を示します。心理学において、目標を掲げる流派って、実は珍しい。
行動面の目標
・自立すること
・社会と調和して暮らせること
行動を支える心理面の目標
・わたしには能力がある、という意識
・人々はわたしの仲間である、という意識
大切なことは、行動面と心理面で、個別性と全体性が並列して示されていること。一見、二元論ぽく見えますが、多分、言葉として一語で表現できないから分けて記述せざるを得ないのではないかと推測します。
そして、その目標を達成するためには、人生のタスクと向き合うことが必要とされます。
人生のタスク、うーん、わかりやすい言葉で深い説明が待っているんだろうな…。
また、明日。