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クイナをこよなく愛するマングース

時はバブルのまっただ中。都会では高級車や高級クラブ、ブランド品等が支配する中、本州の北の外れで密かに誕生した男

地球世紀19XX年人類史上ごくまれにいる男の物語である


前回のあらすじ

視察へと向かってしまった司令官とベテラン。先輩と二人きりで留守番をするはめになる彼。しかし先輩も出掛けてしまった。一人基地内に取り残された彼は、これで自由だと喜んでいた……しかし……そこに一本の電話が入る……


第6話 彼、出撃す! 後編


彼は一人自由気まま過ごせると思っていた。うるさいのも居ないし、今日はまさに天国だと言わんばかりにワクワクしていた。しかしやることがない……ま~い~やと思い彼は横になった…すると突然電話のベルがなった!彼はでたくね~な~と思ってシカトしていたらベルの音が止んだ。

彼は胸を撫で下ろし、何をしようか考えていた。
「ん~……しかし暇だな~……テレビもつまんないし、ゲームもない……本はあるけど読むがめんどくせ~し……」とぶつぶつ呟きながら、暇をもてあましていた。

「起きてても暇だから寝よう~!」と、彼は結局一人の時間を寝て過ごす事にした。あまり普段と変わらないかのように……

彼はドックに戻り横になった。少しするとまた電話のベルがなった。彼は「なんだよ…いちいち…」と思いながらまたシカトする事にした。
しかしベルはいっこうに止まない。
「しつけ~な~、なんなんだよ一体……」と思いしぶしぶ電話をとりに行った。
電話をとろうとしたその時、ベルは止んだ……「タイミング悪いな~……も~絶対でね~ぞ!」と思った時またベルがなった。彼は出ないと思っていながら、電話に出てしまった。
電話の向こうは先輩だった。雨が降って来たから傘を指示する地点まで持って来てもらいたいと言う内容だった。

争う事があまり好きじゃない彼は先輩に説得され、しぶしぶ目標地点へと向かうことにした。もはや基地は誰も居ない状態になる…しかし気にする事はなかった。彼は思った。保育園時代の迷子になった事を……しかし今の自分は小学生!弱かった頃の自分と違う!そう心に言い聞かせその辺にあった傘を適当に取り外へ出た。外は雨が激しく降り注いでいた。
彼は「やっぱり行きたくね~な~……」と思いながらも我慢した。 そして彼は単独での出撃する事を決めた。

激しく降り続く雨の中彼は歩みを止めず黙々と前進する。ただ早く任務遂行して帰還したいがために…その思いだけが彼を突き進めていた…

そして遂に目標地点へとたどり着いたのである。そこには先輩が居て彼に近寄り

「ありがとう!助かったよ。お前なら来てくれると信じていたよ!本当ありがとう!」と言って彼に感謝した。

彼はその言葉に、我慢して来て良かった!と心から思ったのである。そして先輩に傘を渡した…先輩と彼は無事仲良く帰還するのであった。こうしてまた一段と成長して行く彼だったのである。

単独での出撃をはたし無事任務遂行をした彼に感謝した先輩。彼は我慢したかいがあったと心から満足した。そして先輩と帰還するのであった。


次回 暴走の果てに…

遂に彼のもとにある物が届いた!彼は発狂し、それの虜となとってしまう!しかしそれは彼自身の精神を壊す物だった…そして彼は暴走してしまう…

”君は彼の真の姿を目にすることになる“


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この物語は実話に基づき脚色を加えております。

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