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650メートル

月曜日は結社誌の割付に。今年も12回、12冊、お疲れ様でございました。
終了後、奥のお座敷で少し打ち上げらしきものを。おでんを頂く。
おでんは最高においしかったけれど、夏以来、柳さんが体調を崩されてお休みしているのでいまひとつ盛り上がらない。早く戻ってきてほしい。

帰り道、もう10年以上前に結社を退会したひとと待ち合わせて食事をして帰る。
結社をやめた人とその後も付き合いがあることはほとんどないのだけれど、今年私も後藤さんも第三歌集を出して、ふたりともなんとなくその人には謹呈していた。なんか、そういう空気の人なのだった。

その人は初めは短歌をやっていて、その後俳句のほうに適性を感じて俳句に移られたのだった。でも、今でも短歌の事情にもアンテナを張っているらしく、主に短歌の話をして楽しい時間を過ごした。
実家から650メートルのところで一人暮らしを始めたということで、それは素敵な生活だと思った。場所を圧迫する本とか服とかぜんぶ実家に置いておいて、お気に入りのものに囲まれて暮らすのはどんなにいいことだろう。
私ならどうするかな・・・。何を持っていくだろう。まあ、実家に置いておくとはいえ2棹や3棹は本棚は必要だろうな。
食器は一組でいいだろうか。アンティーク調の食器棚を置いて飾るのもいいな。天にタイルを張って上に珈琲コーナーをつくりたい。
デスク代わりにもするからテーブルは一人暮らしにしてはちょっと大きめなものがいい。窓につけて、窓から海が見えるといい。椅子は一客でいいから、ちょっと高価な、デザインも素敵なやつがほしい。窓がちょっとだけ出窓になっていて花や小物が飾れたらいいな。
冷蔵庫は、ひとりなら150センチくらいの小さなものでいい。上にオーブントースターを乗せよう。色は白じゃなくてかわいい色がいいな。モスグリーンとか・・・オレンジとかでもいいかも。
なんてことを考えていると時間が溶ける。いつか1年くらいでいいからそんな生活をしてみたいものだ(1年だけという方が贅沢か)。

今週はほかに、島田先生の教え子つながりで知り合った画家の方から私の歌をイラストにしたお手紙を頂いたり、今まであまりお付き合いのなかった同世代の歌人兼研究者の方からとても丁寧なお手紙を頂いて共通の趣味がどうもとても多そうだったりと、世界が少し広がったような一週間だった。