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ちょっとだけ怖い遺伝子のお話

この記事はhibiyaの公式ページに掲載しているブログ「ガイドブックジャーニー」を加筆、編集したものです。

エンディングノートによくある項目を、自身の経験と独自の視点を混えながら、エンディングノート認定講師のレナ蔵が深堀りしていく記録です。

エンディングノートを書く時だけでなく、日常の中に日々をよくする為の「アンテナを立てておく」お役に立てると嬉しいです。

hibiya




長生きするって楽じゃない?!


***
「長生きできる国より 長生きしたい国にしたい」

有料老人ホームのキャッチコピーで、昔こんなのを見た。


100年前の日本の平均寿命は、男性42歳 女性43歳。

ならば、私はもう充分長生きだ。

そしてまだ生きたいか?と聞かれたら

「はい!まだ生きたいです」と答えると思うので、

私の中ではこの国は長生きしたい国なのだと思う。



近年日本の平均寿命は、80歳を大きく超えてきて、女性は100年前の2倍以上生きる事となった。

同じ人間カテゴリーなのに?!たった100年で?!

二回分の時間を生きるのか。。

一つしか与えられていないこの身体で、基本機能は大きく書き換えられてもいないのに、二倍長持ちさせていかなくてはならないのだ。

これは大変なことなのでは?!!



私の中にある遺伝子の不安


私は、母親と父方の伯母を肺がんで亡くしている。

二人とも平均寿命には全然届かずして、あちらに逝ってしまった。

母はその破天荒な生活の末なので、私には関係ないと思えたのだが、伯母は私に似ていて、健康マニアなところがあった。


癌は遺伝が大きいと誰かが言っていたので、私も癌なら肺がんなのかしら?と軽々しく考えていた。

ある日インスタグラムで流れてきたユーグレナの広告に目が留まり、「遺伝子検査」というずっと気になっていたワードから、離れられなくなった。


近くに遺伝子検査なるものを経験した人はいなかったが、知りたいとなったらすぐ行動。

検査キットを取り寄せ、唾液を送るだけという簡単な検査方法だったが、結果には1ヶ月近くを要した。  


結果が来るまで、問診のようなものはほとんどなかったように記憶している。

ほぼ唾液のみで判断される。

どのようなものなのか、半信半疑だった。


遺伝子結果を受け取ってみたら・・・


結果が本当にくるのか?と若干疑いを持ち始めた頃、結果が届いた。

『この結果により不安になるくらいなら見ない方がいい』

といった注意書きがあった。

確かに、あなたがこの病気になる確率は、人より何パーセント高いです、と数字を突きつけられたら、人によっては気が滅入ると思った。

私も結果を開くときは、ドキドキした。



驚くほどのその詳細な診断結果に、正直怯んだ。

何度も「唾液ってナニモノなの?」と思った。


そして、癌は「肺がん」のリスクが一番高い、と、そこにはハッキリ書いてあった。

それだけではない。父親が患っている目の病気もリスク一位、祖母の死因も、そのカテゴリーでは私のリスク一位だった。


余談だが、肥満因子が私にはないらしいことが、この検査から分かった。

たくさん食べてもお腹を壊して終わりなので、高校生の時から体重が変わらないのは、そういう事だった。

夫はもう何年も、週末の1日は10キロ近くのランニングをして、1日は登山をして、と老体に鞭を打ちダイエットに励んでいるが、若い頃のガリガリに痩せていた影は残っていない。


痩せない夫に

「いくら運動してても、やっぱり家でゴロゴロしてるのがよくないんじゃなーい?」

と、<ちょっとは家事を手伝え!>という心の声を、いじわるく言ってきた。

しかし、これは遺伝子のせいかもしれない。

そう思ってからは、いじわるを言うのはよそう、と思った。

ここに気付いただけでも、遺伝子検査の価値はあった。



医療が発達したとは言え、100年前の2倍の時間、健康な身体を持続させるには、色んな工夫もいるだろう。

日々の積み重ね無くして心身の健康は保てない。

何が正解かは分からないが、何事も行き過ぎず。


まずは基本に忠実に。

運動も忘れずに。

そしてもう少し何かするとしたら、その時は遺伝子から考えて、今回の注意ポイントに注力していこう。


ひとまずコメダ珈琲のモクモク喫煙地帯には近づかない!!(コメダはたまに行くけどね)


いざと言う時の為にも、自分が過去患ったことのある病気、親や兄弟姉妹の病気など、すぐにわかるように、エンディングノートに記しておくと安心です。

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