しあわせ体質に自分でしてしまえば良いのでは?と思ったというお話
京都に薫習館という施設がある。
香老舗松栄堂というお香の老舗が、日本の香文化に深く触れる為に情報発信拠点としてつくられた施設だ。参照👇
最近とある本を読んでいて、この【薫習】という言葉を目にして、何年か前に訪ねた薫習館のことを思い出した。
素敵な体験施設だった。
お香がスキという方はぜひ行ってみて。
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私は、毎朝のお掃除の後にお香を炊く習慣があるので、京都を訪れる際には何かしらお香を購入して帰って来る。
お香は、滞っている気持ちや邪気などが煙に乗って窓の外に流れていく感じがして、気持ちが良いな、といつも思う。
こういう事でも充分幸せな気持ちにはなるのだけれど、今日はもう少しここから掘り下げてみようと思う。
・「薫習」を意識する
薫習とは、禅語。
元々は衣を仕舞う時に防虫の役割として香りを衣に染み込ませるという意味。
そこから転じて、
「あの方のようになりたいと長年傍についていると、自然とその方のようになっていく」だとか、
「香りが移っていつまでも残る様のように、時間をかけて願いや思いが相手に伝わること」と言った意味で使われている。
今、日本は超高齢化社会に向かってスピードを上げていて、社会全体が不安を抱えているので、年齢を重ねることにはマイナスイメージが多い。
私の周りでもアンチエイジングに励まない人を見かけないくらいだ。
健康的に前向きにここに取り組むのはとても良いと思う。
だけど、どう足掻いても時間の波には抗えない時がある。
ならばそこを嘆くより、基本姿勢は、この「 薫習 くんじゅう 」を意識してはどうだろうか。
時間経過があるからこその価値や趣に、意識を向けて。
自分のどの時代も味わい尽くすという姿勢。
⭐︎しあわせ体質の作り方 一つ目
時間は止めたり、巻き戻したりせずに、前に進ませる、経過を楽しんでいく。
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・自分のご機嫌は自分で取るものと心得る
私はいつもは接客業をしていて、10代から60代位の男女にほぼ満遍なく接している。
その時に感じるのは、年齢が上がれば上がるほど、自分で自分のご機嫌が取れない人の割合が増えるなぁ、ということ。
若い人に比べると身体も思い通りにならないし、今のシステムに着いていけてなかったり、お先が真っ暗なのかもしれないけれど、ご機嫌でない年長者をこうも見せられていては、若い人達が『 年はとりたくないよね 』と 思っても仕方ないなぁ、と感じてしまう。
ご機嫌の取り方は、まずはここから…
「一つひとつ丁寧に 味わおう」
お風呂に浸かった時にじわーっとなるあの感じ
眠たくて沈み込むようにお布団の中に入る時のあの感じ
喉が渇いた時に飲み物が喉を通るあの感じ
ひとまずこういった事に集中することから。
もし、楽しい事も好きな事も何も見つからなくても。
まずはマズローの5段階欲求の下から二つのところでご機嫌をとってみよう。
(あ、ダシャレになっちゃった🤭、そして、え?!7段階なの⬇️??良かったらご参考まで)
⭐︎しあわせ体質の作り方 二つ目
誰の手も借りずに、自分でご機嫌になれそうなことのリストを作っておく。
・自分も相手も嫌わない
どちらが得意?
どちらも難しい?
私には3つ下の妹がいるのだけれど、彼女は昔からあまり他人の悪口を言わない。
そんな彼女が先日こんな事を言っていた。
「自分があまり好きだと思っていない人ほど幸せであって欲しい」
「だって、幸せにしててもらわないと、攻撃してくるじゃん」と。
確かに(笑)
スッと入ってきた。
ホントに幸せな人は攻撃してこない。
たいていの人は攻撃さえされなければ、平和に暮らせる。
とすると、好きな人が幸せであって欲しいと願うのは自然だし、そうでない人もどうか幸せであってね、と必然的に思える。
「自分を嫌わない」についても考えてみようと思う。
「自己嫌悪」については、長い間考えてきた。
なぜ自己嫌悪、するのか?(すぐ、自分のことが嫌になるめんどくさい私)
それは、どこか自分に過剰な期待をしているからなのか、やっぱり何かと比べてしまっているからなのかもしれない。
あとは自己嫌悪さえしていれば、それ以上どこからも責められないみたいな。
なんかあんまりカッコ良くはない。
大したことのないことで自分の価値を上げた、だとか、下げた、だとか。
自分は、自分以上でも以下でも無い。
どうせなら、自分を嫌う前に誰かを好きになろう。
そうしてるうちに、その好きな人の前での笑顔の自分が好きだな、と思えるようになる。
きっと。
⭐︎しあわせ体質の作り方 三つ目
自分を嫌わない。嫌だなと思う人のこともせめて幸せだけは祈っておく。
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自分を『しあわせ体質』にする為に、特にお買い足しするものもない。
難しい本も、読まなくても大丈夫?!
意外と自分で、簡単になれちゃうものなのかもしれない。
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