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沈思黙読会 参加者の皆さんの声

2024年1月24日、神保町expressionで行われた沈思黙読会、第3回目に参加された方々のご感想を公開します!(順不同です)

●春奈さん(女性)
普段の生活では、時間やTO DOに追われなかなか読書時間をとれずにいましたが、今日は4時間「読むこと」しかできない、そんな特殊な時間をたのしみにして来ました。
実際に体験してみて気がついたことは「自分はゆっくりしか読めない」「焦らなくてもゆっくり読めばいい」ということでした。
忙しい生活に追われて「読書」すら自分のペースを保てずにいたことにハッとしました。
いつもは土日もワンオペ育児のため、次回以降参加できるかわかりませんが何とか続けて参加したいと思っています。

●朝日勇太さん(男性)
じっくりと読書をできる場所をいつも探しているので、良い機会になりました。
読書会であるものの、読み方も自由でいられて、読み終わらなくてもいいやとか途中ぼーっとする時間があったりとか、何もしない時間を持てたこともとても良かったです。

●吉田華代さん(女性)
電車の中で人の読んでいる本が気になるので盗み読みしてみるが、大抵歴史小説(男)、ファンタジー小説(女)が多く、時間つぶしかとなぜかさみしくなる。
本には「真理」真の理があると信じ追い求めているので、そのような読み方にふれてみたいのだ。
今回は、さいごに皆さんの読んでいる本を教えてもらえてたのしかった。
話を交わさずとも、同じ空間を共にした本、人には求め通じるものがあると思うのだ。

●umimiさん(女性)
2回目の参加ですがすっかり前回の緊張がとけ、ゆったりした気持ちで読むことができました。慣れるのが早すぎでしょうか。
一瞬、個室の方に行ってみようかなと思ったのですが、ちょっと違うなと感じた。オープンなスペースの方で読んでいました。
「猫の読書会」というパワーワードにかなり影響されているからかな。猫がたくさんいて、楽しかったです。
毎回メモを忘れ、ペンを忘れ、裏紙に走り書きをするのですが、読めるような文字になっていないぞ……。
なぜこんなにリラックスできるのかと考えると、課題図書がないからですね。課題図書を全員で読み、自分の読みがいかに「良」で「強」かバトルする読書会が恐くて参加できないので、この会はちょっと天国です。
こうやってデジタルを断つ機会がいろいろなところで広がっていくとよいなと思います。
今回もありがとうございました。

●Aさん(男性)
普段は通勤時間や洗濯の待ち時間など、終わりの時間を意識して本を読むことが多く「集中するぞ」と自分に言い聞かせて読み始めることが多いのですが、今回はフラットな心持ちで本を読み始めました。
隠れて本を読んでいた幼少期や、宿題・課題の合間を縫って読んでいた学生時代も含めて、こんなに終わりを意識せず「本だけを読んでいていいんだ」と思えたのは、実は初めてだったのかもしれません。
いつもよりも暴走度に拍車がかかっており、いつもは日本の高速道路くらいのスピード感なのですが、本日はアウトバーンな気持ちでした。
「本を読むこと」そのものについて他の人のお話を聞くのも楽しく、過去回のディスカッションも記録に残っていれば…!と強く感じました。

●Bさん(女性)
家は誘惑だらけでなかなか一つの本に向き合えない。
読み進められないと思って参加しました。
が、そんな風にネガティブに思う必要もないな、と感じました。
複数の本を行き来する人、この環境でもなかなか進まないという人。
ふだん本のラフな感想やあらすじは聞くことがあっても、他人の読書体験を聞くことはないので、それが一番新鮮でした。
斎藤先生のお話も大変面白く、自分なりの読書のしかたを発見する、模索する機会としてまた参加したいです。ありがとうございました!

●Cさん(女性)
前回は3人+先生たちとアットホームかつぜいたくな時間でしたが今回はたくさんいらっしゃって賑やかでどちらもいいなと思いました。席の移動がしづらいのが残念でしたが……。
昼食後、参加者のかたと<自律的席替え>をしました(笑)。
お昼も初参加の方々と楽しくお話できてよかったです。
のどがどうしても乾くので、ドリンクスタンドがあるのはやはりありがたいです。
今日は、ペ・スア『遠きにありて、ウルは遅れるだろう』を持ってきたのですが、この環境をもってしても、なかなか物語のテンポについていくことができませんでした。難敵です…?
でもとっかかりはできたので要再読といった感じでしょうか。
皆さんがどんな本を読んでどんな感想を持ったのか知るのもいいです。
メモって帰っています。
春休みの間、実家に戻るのでしばらく参加できなくて残念です。魂で参加します。

●Dさん(女性)
黙読会は本を選ぶ時からはじまっていて、会場で飽きちゃうかなと複数選ぶのもおもしろい。
今日は集中して1冊を読んだけれど、全集叢書『その人(大佛次郎セレクション)』に集中するのにはちょっと時間が足りない。
読めた、という瞬間があるのはたしかだけど、それはどういうことかわからない。
『その人』を読めたと思えるのは、時間とは関係ないかも…と、感想を聞きながら思いました。
毎回だけど他の参加者の選書もおもしろいです。

●Eさん(女性)

私の場合、本を読む時にはスマホに手をつけないことの方が多いため、その点での違いはなかったのですが、本を読むという目的で集まった人たちの中にいる感覚が、読書という内向きの行為に対して、同時に身体に影響していることが興味深かったです。
それが面白くて最初はオープンスペースで読んでいましたが、本の内容に伴い、個室に入ってからは没頭する時間となり、今度は本の世界にすっかり浸っていました。
読書が光で照らされる範囲を拡げるというお話が印象的で、読むことを続けていきたいと思いました。貴重な体験をありがとうございました。

完全に一人になれる個室は7室。またゆったりと向かい合わせに4人は坐れるBOX席も2席あります。

●Fさん(男性)
これほどまとまった時間をとって、読書のみに集中して取り組むのは久しぶりで、なんだか新鮮な感じがしました。
普段は、本を読んでいても、休けいがてら、ちょくちょくスマホをさわってしまっていましたが、今回のように強制的にシャットダウンすることで、本の世界に深くダイブできたように思います。
この感覚を今後の読書でも活かせたらなと感じました。

●Gさん(女性)
スマホを見れないという事前情報で覚悟ができていたためか、そこまでつらいということはありませんでした。
kopikoのパッケージを撮ろうとしてできなかったくらいでした(笑)。
感想では話しませんでしたがこのようなイベントに来ること、時間を持てること、金銭的なこと、本を読めること、大きな特権だなと思いました。
全然読み進められていませんが、このようなイベント同じ空間の中で読書をすること「中動態」にも近いのかもなと書いていて感じました。
他の方々が読んでいた本知っているものもあればまったく知らないものもあり、また放射線に広がったなと思えました。
自分のことばで話せたこともよかったです。
ありがとうございました。

斎藤さんからの差し入れ、KOPIKO Coffee Candy。韓流ドラマによく出てくる眠気覚ましにもなるキャンディ。

次回の沈思黙読会(第4回)は2月17日(土)。詳細はこちら
その次(第5回)は斎藤さんのご都合により3月23日(土)。詳細は
こちら
基本的に月1、第3土曜日に
神保町expressionで行われます。
学割(U30)有。オンライン配信はありません。


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