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西武の広告 私は、わたし。について書いてみる。

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西武の企業広告シリーズが、元気だ。コピーライターは山際良子さん。今年で3年目になるシリーズどけど、安藤サクラさんを起用した原稿では、他でもない私を楽しもう。と語りかけている。思えば80年代、糸井さんがおいしい生活という、今で言えばクオリティライフの先駆けとなるコピーを書いて以来、いくたのコピーライターが「時代」の空気について書いてきた。

その後、男女雇用機会均等法の施行を機に、女性の時代を、女性の自立をテーマにした広告が多く出てきました。

女性の時代の到来を、1970年代にいち早く発信したのが、眞木準さんの伊勢丹の広告。

たしか

なぜ年齢を聞くの。何も女だけじゃなく。男だって年齢を聞かれるのは気分の良いものじゃないんだ。

確かそんな書き出しだったかな?間違っていたらごめんなさい。。このコピーも、性別ではなく、私という個性を大切にしよう。というメッセージだった気がする。時代が、一周しているのかな?

西武の広告に話を戻しましょう。そして、今年の正月、炎鵬を起用したこんな原稿が出稿された。

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久しぶりに、ボディコピーの最後まで読んでしまった。何回も読んでしまった。既成概念を打ち壊せ、不可能なんてないんだ。そんなメッセージが正月ボケの心に刺さった。

質の高い「コトバ」の技術を見た気がする。新しいというコトバを使わずに、新しい価値観やスタイルを提案していると思った。

その昔、上から読んでも下から読んでも同じ内容の回文コピーというのがあったけど、これは逆さコピーとでも言うのかな?







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