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東日本大震災を忘れない(11)-再び、福島へ(最終日)

こんばんは。今日もお疲れ様です。

前回のお話はこちら。

最初に、大震災で亡くなられた方々に対し、心より哀悼の意を表するとともに、ご冥福をお祈りします。

長かった2011年のゴールデンウィーク東北巡りも、いよいよ最終回・・・。

に、なるのかどうかは、実は当日の夕方まで判りませんでした。

一着2,000円するブランドの春物Vネックシャツなので、万一受け取ってもらえなかったら東京でチャリティーに回して半額で売って義捐金にする、という手段もあります。

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でも、義捐金も赤十字や共同募金に寄付したら、その年中に被災者の手許に届く保証はありませんでしたしね...。
当時、赤十字に寄付したお金が被災者に還元されるまでの時間が長すぎると批判がありました。
震災から1年半たった状況では、厚労省の資料によれば、最終的には被災者に届いたようです。

でも、一年半は、やはり長すぎます。
今年のコロナ禍対策の給付金もそうですが、もっと迅速に配布できる体制を作らないといけません。

さて、気仙沼から、国道45号線を抜けようとしたら、復旧工事をしてたので大きく迂回し、三陸道の起点から高速道路に抜けて、一気に宮城県を通過です。

仙台を過ぎてから下道を通り、福島県に入ったらすぐ相馬市です。

でも、避難所の正確な場所が判らない..。

避難所でずっとつきっきりで働いてる人に電話しても、「あれ?私の居る場所の正確な住所は...」って回りの人に聞いてる状態

やっとこ聞き出した建物の名前をネットで検索して、漸く到着です。

駐車場が満車。

後で知ったのですが、家は流されてもちょうど皆さん仕事中だったので、車は残った人が多く、そのまま避難所から毎日ご出勤だそうです。

原発に出勤してる人も居るそうな。

「大臣来てるから、ちょっと待ってて」

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故・松本龍復興大臣でした。

当時の雰囲気として、与党の政治家の活動を食日記で公開することは憚られて、顔が写らない角度から撮影しました。

内閣府のチャーターバスが止まってるので、しばし待機です。

あぁそうか、最初から地震対策会議の本部に場所を聞けばよかったか。

気仙沼の青果市場と同じ商品見本を見せたのですが、こちらの人の反応は全然違います。
やはり現場で頑張ってる人には、必要なものが一瞬で判ります。3,4人の責任者の人に見せて、最終的なGOをもらいました。

朝、物資を配る時間帯に、一緒に配給できることになりました。

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社会福祉協議会の建物が、相馬市いそべ地区の避難所になってました。

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当初、福祉の施設を避難所にするには抵抗もあったそうですが、お風呂ももとからあるし、同じ地区の住民が集まってるのでお互い顔見知り、施設側でいろいろ悩む心配もないので一時的な避難所としては順調に運営されているようです。

現在300人近い人が避難してきているそうですが、男性の大人向けの着物なので、該当する全員に配れそうです。
肌着としても使える素材なので、見本を見た人皆に喜ばれました。

東京からボランティア休暇を使って現地入りしてる人の実家でお茶をご馳走になり、色々状況も伺ってきました。

荷物、喜んでもらえてホッとしました。

しかしそれよりも、当時、今後も必要とされるのは人手でした。
特に、物資を運ぶための運転手。

そして、瓦礫の撤去や汚泥の掃除も、まだまだ人手がかかります。

GW後半は、むしろボランティアが皆帰ってしまい、各地で人手不足だったようです。

人手不足は、夏場まで続くことでしょう。

様々、見えてきた課題を胸に、東京に戻ります。

福島市内に入ったら、すっかり暗くなってました。

ここで、腹ごしらえです。

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桃の井にまた行きたいとつぶやこうと思ったのですが、同行者のカツオ君が行きたいこちらにしました。

http://rp.gnavi.co.jp/3108582/

「満腹」というお店の名前だけだと、業態は全く想像つきませんが、円盤餃子というのが看板メニューだそうです。

地元のぐるめガイドにも収録されてました。

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10人くらい店内に座って並んでおり、のぞえらは店外で待ちました。

餃子がなくなるまで、という制限付きです。

並んでる人にも「何皿注文しますか?」とあらかじめ聞いて廻って、ラストオーダーまでに焼ける量を確認してます。

途中トイレに立ち、ひょいと厨房を覗いてびっくり。

焼くのはおかみさん一人なのですが、4人くらいで必死に餃子を作ってます。
ひとつひとつ、手コネなのですね。

二人とも運転手なので、あいにく今夜はお酒飲めません。

ビアテーストの、ノンアルコール飲料キリンフリー300円にしますた。

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仕事が残ってる晩も、これでいい気がしまする。

にんにくを、たっぷり入れてしまいます。

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自家製の辣油も、たっぷり入れてしまいます。

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外で30分くらい立ってたので、体がすっかり冷えてしまいましたので、湯豆腐400円で温まります。

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並んでから1時間後、やっと来ました来ました、円盤餃子1,500円。

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こちらのお店、湯豆腐もあるから中華とは言い難いのですが、ちなみにご飯とか炒飯とかもありません。

皆さん、ひたすら餃子ばかりを食べ続けてます。

でも、皮が厚いので、炭水化物の摂取量としては十分ですね。

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水餃子も頼んでおきました。

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この「満腹」の円盤餃子、中身が全く同じかは判りませんが、東京だと杉並区の南阿佐ヶ谷で食べられるようです。

食べ終わって、東京に戻ります。

同行のカツオ君の家に先に行って、自宅に戻ったら午前3時でございました。

今回、現場を実地に見ることができて、大変参考になりました。

正直、またすぐに行け、と言われても躊躇がありますが、でも現実から目をそむける訳にはいきません。

まずは、ほんの小さな一歩でしたが、第一歩を踏み出せた実感があります。

この後、続き半年間で、被災地には民主党のボランティアで10回以上現地に入ることになるとは、この時点ではまだ想像はしておりませんでした。

今後、その話を続けさせて頂きます。

<おまけ>

古川で買ったお土産です。

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うまい牛たん東山仙台中央二丁目店の店長、ゆささんが一枚一枚名刺に書いてるメッセージ。

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東京に戻った翌日、石巻の白謙から託送した笹かまぼこが届きました。

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ついつい、そのまんま食べてしまいます。

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では、また明日。

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