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背中を押されたい人へ               掛川東高校にて




過去から未来へ

掛川東高校 3年生

・苦しみ続けた過程があって 今が輝く
・泣き続けた過程があって  今が輝く
・迷い続けた過程があって  今が輝く

泣く辛い・・・・・この漢字には、立ち上がれるという【立】の字があるよね。

横さんは


・1歳2ヶ月で脊髄性小児マヒに
・幼い頃に両親の離婚 母1人子1人に
・6歳で障害者施設に入所
・手術13回とリハビリの繰り返し
・小学校 中学校時代のいじめ
・先輩の自殺
・1人ぼっち 1人遊び
・就職直後に精神不安定に
・現在もポストポリオ症候群に

終わりのない、見えない病や、悲しみ、痛み、辛さ、不満の連続だったり、障害者の枠の中に自分を押し込めて、もがいていた時期が続いた。

それは、動かない足、変形した体、そして歪んだ心を見せる事が怖かったから。
自分の弱さから、私はどう生きるの?私の良さって何?環境から逃げられるの?
その問いに答えられない自分を直視してしまうのから逃げていた。

でもね


自分が変わらないと駄目だと思ったんですね。自身に本気で向き合わなきゃいけないと。
応援してくれる人が周囲に沢山いたんです。弱点を見せたくないと思っていた自分を解かし去ってくれたんです。

本当に輝いている人とは、自分を飾らず格好つけず、ありのままで、それでいて強い人だと、外面的な、きらびやかさから、内面の人格の魅力が大事だという事を教えてくれた。

もう無理と思った時が自分が変われるチャンス。
今度こそは、今度こそはと、もがきながら前進する、諦めずに挑戦する積み重ねが人生の扉を開ける鍵である事を。

お互いに笑い合うと、笑顔の輪が出来る。支え合う事の大切さを知った。

皆さんは、4月からは新たな1年生です。
現状に甘んじる事を許されない厳しい現実が待っています。今は、喜びの余韻や希望に浸りたいのが人情でしょう。4月からは、新たな決意で、新たな環境、新たな人々との出会いに出発して下さい。出会いによって、人は育ててもらっているから。

就職や進路を勝ち取って輝く笑顔。大病や仕事の苦境と闘う顔。人生色々な顔を見せたり見たり、人が生きる途上、悲しい事や楽しい事は、よった縄の様に交互に現れてくる。喜んだかと思えば、直ぐに心を悩ます出来事に出会う。それが人生だから仕方がないと諦めがちに受け止める考えもある。幸不幸の出来事に遭遇すたびに一喜一憂し、運命に流される様な生き方もあろう。

君たちには


絶対に負けない。諦めない。これからも自分に勝っていくと、人生の局面を前向きに捉えて、挑みぬく心の強い人になって下さい。

悲観でも楽観でもない、あるがままの現実に厳然と向き合う、強い生き方が出来る事を願っています。

皆さんは、手も足も声も笑顔もある。声一つで相手に嫌な思いをさせることもあれば、希望や癒しを送る事も出来る。頑張っている人の姿を見れば沢山の人が元気と勇気を貰うと思いませんか?
だからこそ、あなたしか励ませない人が必ずいると私は思うんです。

励ましの声に、絆の有り難さに、前に進む勇気をもらったり。私も、その一人であります。
自分一人で生きてるんじゃない事を実感する時ですね。誠実な人、いつも変わらず誰に対しても同じ優しさと尊敬を持って接する事が出来る人。陰で一生懸命努力している人を大切に出来る人になって下さい。

待っていては駄目。夢を持ち、自分も誰かの為になって、生きているんだという希望を持つ事。そうすればキラキラと輝くでしょう。

大丈夫! 今を頑張れば、過去さえも光らせ、未来をいくらでも開いて行けますよ。

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