見出し画像

経験をするということ

※この記事は195modèle公式サイト上で連載されていたコラムを再掲載したものです

6月11日から7月6日、流山の古民家カフェ&ギャラリー
ANTIGUAさんでの個展が終わりました。
多くの方にお越しいただきありがとうございます。

今回の企画、
スタートは急遽で、準備が間に合わないかと思ったりしたのですが、
多くの方にご協力いただきながら、やってよかったなと思っています。
準備万端を待っていたら、できなかったことだ、と。

「経験」が何より大切だとは、思っていても、
自分決定だけで生きていると、
「完成度」や「挑戦」「安定性」なども大事になってきて、
個展とくくるとなると何か構えてしまいがちですが、
初めの一歩を踏み出したからには、という気持ちで進めていたら、
あっという間にいろいろ仕上がって、
アトリエで黙々と制作している日々とは全く違う
「経験」ができました。

場所が、小中高と育った地域だったので、
卒業以来の再会や、モード時代の教え子との再会や、
最近良く会えている方方にも195modèleの作りたい世界を
初めて“見て感じて”頂けたりして、貴重な時間となりました。

何より、説明している自分のアタマとココロの整理になりました。
私が服飾専門学校へ進んだことも知らなかった友人から、
「思った通りの生き方だ」とか昔の言動と照らし合わせて語られるのも、初めての経験でした。

さっき空港で、手帳の整理をしていたら、
元日に書いた『今年は個展を』という文字。
つい半年前のことなのに忘れていて。
いや、そんな人間だと思っていなかったのに。
手帳に書いたら本気で向かうと思いきや、
最近は気分次第生きていて、で、
でも止まらずにいるんだなーとか。

あれもこれも、
経験したからこその。
ありがとうございました。
ゆっくりでも止まらずに、これからも。

読んでくださりありがとうございます。いただいたサポートは作品の制作や個展開催の費用として使わせていただきます。