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機嫌よく働くには、会話に相手の名前を織り込むこと#2

人は自分の名前を心地の良い言葉と感じています

映画『パッチアダムス』で、大学病院の教授が「癌患者」と呼んだ時に、ロビン・ウィリアムズ演じる主人公が、「癌患者なんて人はいません。ここにいるのはマーガレットさんです」と答えるシーンがあります。

そういえば、ある病院では医者や看護婦はもちろん、掃除や配膳の人も含め、みんなで患者さんを苗字ではなく名前で呼ぶのだそうです。すると、みなさん、ちょっと照れ臭そうにっこりされ、早く元気になられるのだとか。

知り合いの女性からの電話に出ると、すぐに「ああ、櫻田さん」という一言が耳に飛び込んできます。それだけでうれしくなります。誰でも固有の名前があり、無意識のうちに自分の名前に特別感を感じているのだと思います。

「名前を呼ぶ」という小さな行動から社内が変わる

周りを見回せば、コロナ禍で不安を抱えている人が目立ちます。時差通勤やテレワークなどにストレスを感じる人も少なくありません。会社としては、社員の心の問題はプライバシーもあり、踏み込みにくい面もあります。

「いろいろな取り組みを、まるで他人ごとのようにとらえている社員がいる」といった相談を経営者からいただきます。社員からは「やる気がないわけではなく、人間関係がうまくいっていない」という声を聞きます。

そんなときは意識して「名前を呼びあう」ことをお勧めします。一度お伺いしたヤッホー・ブルーイング さんはニックネームで呼びあっていたなあ。小さな行動ですが、空気が和らぐのを感じるはず、ぜひ、お試しください。

「機嫌よく働くには、会話に相手の名前を織り込むこと#1」はこちら→


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