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和風香辛料の奥深い世界にふれる機会

「ブランディングクラブ」という「ブランドになることを目指す中小企業の経営者の経営者や地域の関係者の集まり」を主催しています。

業種や業態、規模や立地が異なる会員同士がブランディングの事例を公開し、切磋琢磨しながら学び合うことが活動の目的です。

活動の一つに奇数月に開催の「ブランディングセッション」があります。ゲストの講演とクロストークでブランディングを学ぶ3時間半は濃厚ですよ。

さらに、終了後には弊社内でアフターセッション(交流会)を行います。主催者がいうのも何ですが、これが半端ないほどおもしろいのです。

さて、1月度ブランディングセッションのテーマは「揺るぎない使命感」、「モノを売るだけではなく魂を売っていきたい〜和風香辛料の魅力」です。

ゲストスピーカーは大阪府堺市にある株式会社やまつ辻田の代表取締役社長の辻田浩之さんです。独特の風貌とお人柄で人の心をぐっとつかむ方です。

2020 1月度セッション案内-1

国内産の鷹の爪の純粋種は自分の魂

辻田さんは、国内産唐辛子「鷹の爪」を120 年以上も守り伝え、和風香辛料を製造販売する老舗の四代目です。

同社のある堺市中区福田の一帯は、昭和30 年代までは秋には真っ赤に染まるほど鷹の爪栽培農家が多い地域でした。しかし、熟す時期が不揃いで、摘むのに手間がかかるため採算が合わず次々と栽培をやめてしまったのです。

いまでは国内で販売されるほとんどが、実が房状になり根ごと抜いて収穫できる三鷹や天鷹などの他品種に変わり、流通している唐辛子の99%は外国産、国内産の鷹の爪は絶滅の危機に瀕し、限りなく希少な状態にあります。

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やまつ辻田がなくなれば国内産の鷹の爪は絶滅するとまでいわれるなか、同社では、栃木、福井、鹿児島などの複数の農家に純粋種の種を渡し、実の全量を買い上げることで、江戸時代から伝わる純粋種を守り育てています。

国内産唐辛子、山朝倉山椒、有機黒・金ごま、柚、高知糸すじ青のり(寒採り極上品)、けしの実、しそなどを、創業以来の石臼製法で挽き上げて調合した「七味唐辛子」を一度食するとその香りと味に魅了されてしまいます。

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お会いした瞬間にぐっと惹き付けられました

辻田さんとの出会いは、昨年の9月度ブランディングセッションのゲストの飯尾彰浩さん(飯尾醸造 五代目当主/京都府宮津市)のご紹介です。

同社の「しゃぶしゃぶに夢中」というお酢についている山椒が、辻田さんの作った山椒で、飯尾さんが絶賛していたのです。

こうなると会ってみたくなります。8月に大阪で仕事があったときにアポなしで会社を訪問、辻田さんは不在でしたが、スタッフの方にていねいに商品をご説明していただきました。

次は9月半ばにブランディングクラブの会報の対談取材をお願いして再訪。お会いした辻田さんは190㎝を越える偉丈夫でした。

ご本人からご説明を受け、驚くことに庭の見える素敵な和室に通され、お寿司やすき焼きやアイスクリームに和風香辛料を加えて食する体験をさせていただいたのです。これがびっくり、こんなにも味わいが変わるとは・・・。

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「鷹の爪はもう自分の魂みたいなもん」

この体験で和風香辛料にノックアウトです、すっかりはまってしまいました。その後も都内の百貨店のイベントでも押し掛けるようにしてお会いし、今回のスピーチをご了承いただきました。

辻田さんはこんな風に語っていました。「鷹の爪はもう自分の魂みたいなもん。これを守り伝えることは日本の食文化を守るのといっしょや。だからこれは僕の使命やと思うてるんです」

当日は、七味の調合もご披露いただく予定です。「和風香辛料と誠実に真摯に向き合いたい」とおっしゃる辻田社長の超・正攻法のモノづくりを生で感じてください。

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貴重な機会ですので、みなさま、ご都合が良ければご予定ください!お申し込みはこちらからどうぞ。http://www.questory.co.jp/


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