深い浴槽と熱めのお湯がいい、谷中にある昔ながらの銭湯「朝日湯」
東京の街中から多くの銭湯が姿を消すなか、仕事場から歩いて数分のところにあるのが「朝日湯」です。年中無休、朝10時から夜25時半までの営業には頭が下がります。地元に密着し、開店前には常連さんが並んでいます。
小ぶりですが、天井が高いので開放感があります。壁面に描かれているのはタイル画で西洋のお城です。洗い場は21箇所、小さなサウナ(追加料金250円)もあります。ただし水風呂はなく、水シャワーが設置されています。
浴槽は3つあり、左からトルマリン湯、ジェット浴槽の白湯、そして日替わりの薬湯です。どれも熱めのお湯で、浴槽が深いのが特徴です(小さな子供には少し大変かも)。シャンプーやボディソープは備え付けられていません。
建物は昔ながらの雰囲気ですが、清掃はしっかりと行き届いています。そういえば、先日前を通りかかると、男性従業員が下駄箱を一つひとつ開けて、なかを拭いていました。手を抜くと常連さんにはすぐにわかりますからね。
貸しタオルや手ぶらセットもあり、街歩きやランニングの人も立ち寄ります。僕も暑い日の外出から戻ったときに何度か足を運びました。熱いお湯に驚きましたが、年配の常連さんと一緒に汗を流すのは気持ちいいですね。
入浴料は550円、ちなみに大学に入学し、東京で一人暮らし始めた当時は55円でした。自治体からの助成金があるので成り立つのだと思います。しかし、この辺を突っ込むのは野暮な話、残っていることが大切なのです。
こちらにも谷根千のことを書いています
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