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アクション起こすと不思議なご縁が始まる。

こんにちは、アクセスバスターです。
フィリピンでバイクに乗るまでの顛末を書いた所、続きを書けと、読者の方からメッセージを頂いた。調子に乗って続ける事にする。

香港からフィリピンへ移住したのは、「老後は暖かい所で生活したい」と考えた事がきっかけだ。香港からわずか二時間半で行けるという「ロケーション」も気に入っていた。しかし、フィリピンには友人がいない。毎日遊んでくれる友人がいないのだ。毎月、香港に戻って、友人に会って、フィリピンに戻るという生活をしていた。

フィリピンに移住した外国人にはなかなか本当の意味でのフィリピン人の友人ができにくい。色々と理由はあるが、基本的には生活習慣が異なる事、日本人に比較すると短命で元気な老人がいない事。ドローンで空撮とか、バイクでオフロード走りたいとか言う人はあまりいない。

僕のドローンが落下したYouTube見てくれた事がきっかけで、知り合ったトモさん(日本人)が、たまたま「フィリピン大好きドローンフライヤー」で、現在の所、一番頻繁に会う日本人だが、彼にしても、そう毎日ヒマな訳ではない。

2019年には、例のCovid19(コロナウィルス)で、セブ島から出られない事になってしまった。もう、退屈の極地。毎朝起きて、朝日の写真撮影して、ドローン飛ばして、YouTubeにアップするという生活が続く。

そんな時、ふと思って、FaceBookで、Triumph Street Scrambler Forumに「フィリピンからのここに投稿している人いませんか?」と投稿してみた。

直ぐに、「I'm from Philippine where do you live in Philippine?」と返事が来たのだ。「Mactan Island」と返事すると「Me too!」と返事が来た。ブリッジ近くのShellで待ち合わせして、一緒に走る事にした。彼の名は、Mark Ycongさん。乗っているバイクは、黒色、2018年式の「Triumph Street Scrambler 900」と僕と全く同じバイクだった。それからは、毎週の様にMarkと一緒にバイクで出かけた。

最初のは、50km程度の距離にあるドイツレストランで朝飯を食べに行った。往復100km。強烈な筋肉痛で、ダウン。一週間程ベッドから起き上がれなかった。

退屈だったセブ島移住が、もう薔薇色のバイク三昧なのである。Markとの付き合いはどんどん深くなり、毎月1,000kmを越える程、お出かけを繰り返していた。年寄りでも何回かライドすると、どんどん身体が軽くなってくる。筋肉痛も慣れと共に、毎日300km程度の走行なら全く問題ない程度まで体がバイク慣れしてきた。

そうなると、近所だけではなくて、「ルソン島までバイクで行っていみたい」となるのだ。Markに話すと、全行程3,520kmの過激な、バイクツアーの計画書を作ってくれたのだ。

                             つづく