見出し画像

自分でやらかした事は、自分で解決しろ!

セブ島での怠惰な生活で創作意欲が湧かなくなったある日、友人からの指摘に素直に従い、エッセー書く事にした70歳の老人。アクセスバスターというハンドルネームは、若かりし頃、ネット接続する為に電話回線を使っていた頃の名前。

かなり昔に撮影したアルバムを見ている。その日の事を鮮明に思い出される写真に巡り会う。自分で撮影したのだから大袈裟に言えば撮影時の裏話だ。

上の写真を撮影したのは、ドイツ某所である。良い雰囲気とシャッターを切った。その時点では、これがキッカケで、恐怖のドン底に落ちるとは思っても見なかった。

右端にブルーの上着を着て立っている男性が見える。そのテーブルに座る女性。じっくり見ると「カメラ目線」。その女性が次の写真(↓)では、立ち上がって歩いている。ん!こっちに向かっている。💦

怖い顔してオバサンがこっちに向かってくるのはマジで恐怖だ

怖い顔したオバサンが、急に突進してきた。ドイツ語(多分)で捲し立てられた。(結構、飲まれていた様で、酒臭い)僕は、「ドイツ語がわからない」と英語で話すと、オバサンは、「お前は、シティから来たのか?」「一体、誰の写真を撮っているのだ?」「PI(私立探偵)か?」と矢継ぎ早に聞いてくる。ドキドキしながら、「日本人の旅行者で、この当たりの写真を撮って楽しんでいるだけだ。」D810のモニターで先程まで、撮影した写真を見せた。続けて、「この写真の中に削除して欲しい写真あれば削除する。」

怖いオバサンは、D810のモニターを見て、「旅行者だったのか?てっきりPI(私立探偵)と思った。」「こういう写真なら問題ない、どんどん撮影しろ!」と握手して別れた。あ〜本当にビビったのだ。Otus 55㎜は、単焦点レンズであり、ズームじゃ無いのだ。しかし、「デカいレンズ」であるから、この顧客の中の誰かのスキャンダルを狙っているのではないかと疑われたのである。

近くに、TJとYKK師匠がいたのだ。当然、援護してくれるのが友達と信じていたのである。このオバサンの怒鳴り声を聴いた途端に二人ともサッサっと逃げたのである。オバサンがいなくなるとまた現れる。友人が危機に陥っている時に、出てきて助けるっていうのが筋じゃないのと文句を言う。

YKK師匠曰く「そりゃ逃げるよ、あんな大きいオバサン怖いじゃん」

まぁ、僕も逃げるだろう。

この後、文句を言われない「景色」の撮影が多くなったのは、この事がきっかけなのである。