ICT支援員の2学期始まる
2学期がスタートしました。ICT支援員は2日(月曜日)からではなく、4日(水曜日)からの出勤です。私を待ち構えたように仕事を依頼してくれるのは嬉しいことです。
1つ目の学校では、
・2学期から新しく来るALTのタブレットを設定して欲しい。
・出張で自習させる時、eライブラリを使わせたいので授業支援に入って欲しい。
・一太郎の文書をWORDに変換して欲しい。
・◯◯なプリントを作って欲しい。
2つ目の学校では、
・自動採点システム「リアテンダト」に転入生を追加して欲しい。
・国語テストにルビを打って欲しい。
・英語テストで使う音声データのスピードを上げて、先生のアナウンスを合体させて欲しい。
・iPadOSのアップデートをして欲しい。
・ZOOMがうまく機能しないので直して欲しい。
・電子黒板のストレージに合唱曲データ全てを入れて欲しい。
・ミラーリングができないので見て、原因を教えて欲しい。
これらの依頼が舞い込み、一つずつ問題を解決するのはとても楽しく達成感があります。
ところが、3つ目の学校では何も依頼がありませんでした。こうなると家での夏休み状態になります。最近の私は課題を与えられれば意欲が出ますが「何をしてもいい。自由にしなさい。」こんなふうに言われると困ってしまいます。
「イイじゃん。」
妻に話すと「楽でイイ」と言いますが、職員室の中で何も仕事がなくて8時間じっとパソコンを眺めているのは苦痛です。学校の窓際族です。
長い夏休みに寝たきり状態を20日間続けて、
・何もしなくてもイイ。
・ただ生きて生活しているだけでイイ。
・ただ生活できるだけで嬉しい。
こう悟ったのですが職場ではテレビもなければ、会話する妻もいません。散歩に出ることも、音楽を聴くことも、ゲームもできません。家事を手伝うことさえできません。それでいて自分で仕事を見つける気力がありません。「何もしなくてもいい」こんな悟りを開く前の、常に背中を押されているような状態「何かをしなければダメ」状態に落ち入ります。
こんな状態の時、校務主任から依頼が舞い込みました。
「エクセルシート『ラーケーション』と連携している『給食食数表』の特別支援学級の処理にエラーが出るから直してほしい。」
ありがたい依頼だったので引き受けましたが、これが難しくて3時間頑張りましたが、できません。ギブアップでした。悶々としながら勤務時間が終了するのを待ちました。あと1時間になる頃「なぜ直せなかったか」を考えました。
「2つのファイルとも大きなプログラムであることと、今まで私が使ったことのないINDEX関数とMATCH関数を多用していることが原因だと思われました。」
遠回りであっても2つの関数の学習から始めないとプログラムの修正はできないと考え、残りの勤務時間は2つの関数の学習に費やしました。勤務時間終了となった頃には、来週は最初からやり直す気力が戻りました。
苦労した一週間がなんとか終了しました。仕事のあることは嬉しいことです。
帰宅するとエアコンの効いている台所以外がとても蒸し暑い。
「何故、窓を締め切っているの?」
妻に尋ねました。
「猿が入ってくると嫌だから!」
「!!。」
前日、緊急情報で近くで猿の目撃情報があったのを思い出しました。
「怖いし、もし、入ってきたら後の掃除が大変だから。」
理由を聞いて笑顔になったのは、妻がとても可愛く思えたからです。
とにかく、仕事は無事に終わり、猿の侵入もなく、楽しい一週間でした。
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