☆戦績から高校野球を見てみよう☆奈良編
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ソバットモンスター、縮めてソバモン。
この世界にはソバモンと呼ばれる......
🐤「やめろおおお!何してんねん!! 何この冒頭!? 記事と全く関係ないやん!」
そばじぃ「どうも皆さん、こんばんは!そばじぃじゃ!」
🐤「お·····おらはひよぞーだ!」
そばじぃ「あれ?そば美はどこ行ったんじゃ?」
🐤「合コンだって。今日は俺が代わりに出ることになったんでよろしゅうな!今回はワイが司会や。」
そばじぃ「合コンかい!! てかひよぞー、イマイチキャラが定まってない気がするぞい。 さだまらない、さだまさしって感じか。」
🐤「ギャグのセンス無さすぎ。 3点。」
くもじぃ「わ、儂のギャグが·····。」
🐤「では今回は奈良(2017年から5年間)について16強以上の勝利数という指標で振り返ってくでー!!今回のテーマはこちら!」
・奈良県高校野球総括&県内大会16強以後の勝利数ランキングとその考察
・県外大会での奈良県勢
🐤「今日は大きくわけて以上の2つじゃ!」
そばじぃ「奈良県勢と言えば、智弁学園、天理が甲子園に出とるな。彼らは結構壮絶な試合をしてるイメージじゃ。というか打線が本当に凄まじい。」
🐤「そうそう。他県に比べて参加校数は多くないけど、出るチーム出るチームホンマに打つで。では早速スタート!!」
・奈良県勢 総括
・全体総括
奈良県、それは参加校数約30校でありながらも全国でも有数の強豪県である。高校野球の地区としては最激戦区で有名な近畿に所属しており、その近畿大会においても度々優勝するなど強さを見せている。
全国の活躍も目覚しく、2016春は智弁学園が村上投手を擁して選抜優勝。2017年夏に天理が選手権ベスト4へ進出。2021春は智弁学園、天理共に8強に進出し、天理は達投手を擁してベスト4。
負けじと智弁学園はその年の夏に甲子園準優勝と目覚しい活躍を見せている。
他にも2017年の春は高田商業、2018年の夏に奈良大附属が甲子園に出場した。かつては智弁学園、天理、郡山の3強と呼ばれていた奈良県だが、近年では智弁学園、天理、奈良大附属の3強という声も上がる。
勿論それらの高校だけではなく高田商業や郡山も近畿大会へと駒を進め勝利を挙げている。そんな奈良県の高校野球について16強以上の勝利数ランキングという指標を用いて語っていきたい。
奈良県大会16強以後の勝利数ランキング(2017春~2021秋)
解説奈良の名門2校がトップツーヘ君臨した。全体的には智弁学園が優勢で県大会14シーズンのうち半分以上が優勝という結果になっている。
夏は勿論、春も強く中止となった2020年以外の全ての春季大会で優勝を飾っており、全シーズン通してベスト8以上に進出している。次ぐ天理も全体成績では智弁学園に押されつつも37勝をマーク。
こちらも全てのシーズンでベスト8以上に進出し、春夏秋通算4度の県大会制覇を誇る。夏の甲子園は2017年夏が最後だが、昨春の選抜で達投手を擁しベスト4へ進出。
今年の春も選抜出場が決まっており活躍が見逃せない。
この2校を追いかけるは比較的新しい新勢力である奈良大附属と伝統の高田商だ。
奈良大附属は強打が持ち味で何度も智弁学園と天理の壁に跳ね返されてきたが、2018年の100回大会にて現佛教大でドラフト候補として名前が上がる木村光が活躍し見事初優勝を果たす。
夏の甲子園では彼の力投もあって、山形代表である羽黒を撃破。最近では少し見かけづらくなった夏の初出場初勝利を手にした。
その後は厳しいシーズンが続いたが、2019年秋から2021年夏まで5年間連続でベスト4へ進出し優勝候補に次ぐ実力を発揮している。
特徴として4番捕手が多く、打てる捕手を輩出している学校でもある。
奈良県の公立校でトップの成績を誇る高田商は調査シーズンにおいて春夏秋通算5度の準優勝の実績を持つ。
堅実でソツのない野球が持ち味で取りこぼしが少なく、成績が安定しているのが特徴だ。
調査範囲外ではあるものの2016年に近畿大会8強へ進み翌年の選抜へ出場を果たした。
昨夏は選抜4強入りした天理を破り決勝へ駒を進めたが惜しくも智弁学園に敗れた。近年天理と智弁学園を苦しめる戦いを見せており、半世紀ぶりの夏の甲子園への期待が高まる。
奈良ではこの4高校が他を圧倒する成績を残しているが、2017年~2019年には法隆寺国際や橿原学院が、2020年~2021年は畝傍が県大会において好成績を残しており眼を見張る活躍を見せ注目を浴びた。他にも高田や監督が変わった古豪の郡山も安定した成績を残し上位進出を伺う。
次に奈良県の県大会の成績と勢力図を2017春~2019夏と2019秋~2021秋の2つのシーズンに分けて、ざっくり解説していこうと思う。
・前半期総括(2017春~2019夏)
まずはランキングから見ていこう。
・前半期ランキングトップ8
智弁学園が8シーズン中5度、天理が2度、奈良大附属が1度の優勝を飾る。一見智弁学園が圧倒的大差かと思いきや天理も譲らず伝統校の意地を見せる。
3位に高田商が入るも、記念すべき100回の夏は4位の奈良大附属が王者に輝き、3位との差がわずか1勝に迫るなど伝統2校に次ぐ争いも熾烈だ。
続く法隆寺国際は決勝進出こそ無いものの、3度ベスト4に進出し優勝、近畿大会出場争いに加わっていき秋の近畿ベスト8にも進出し選抜まであと一歩と迫った。
このシーズンの橿原学院は2017年~2018年4度ベスト8以上に進出と安定した成績を残し、2度ベスト4へ輝くなど、奈良県大会で猛威を振るう。
また登美ヶ丘は好投手を中心に準備確認をしっかりと行う堅実な野球が持ち味でこの順位についた。
このシーズンの決勝進出校としては、智辯学園、天理、高田商、奈良大附属以外にも郡山、橿原が決勝へ駒を進め近畿大会への切符を手にし、郡山は大阪1位の大商大高を破り、春近畿4強へ進出するなど奈良県勢全体の強さが光る。
・後半期総括(2019秋~2021秋)
・後半期ランキングトップ8(2019秋~2021秋)
では次に、後半期を前半期と比較しながら後半期について解説していく。両期間とも上位4校の顔ぶれ自体は変わらないが、順位が多少代わり5位以下の顔ぶれが大きく変わった。
前半期に比べて後半期のほうが少ないシーズンであるが、奈良大附属が以前より安定して上位に食い込み、高田商の勝利数を上回った。
個人的には近年の活躍だと高田商のほうが勝っていたイメージが強かっただけに驚いたが、こうしてみると奈良大附属の夏の甲子園出場の影響はとても大きかったのでは無いだろうか。
また猛威を奮った法隆寺国際と橿原学院がランキングから姿を消し、畝傍、郡山や関西中央、御所実業などがランキング入りを達成した。
5位に躍進した畝傍は奈良屈指の進学校であり2020年秋季大会において県ベスト4へ進出し3位決定戦では奈良大附属に勝利を収め話題を呼んだ。
春もベスト4まで勝ち進み念願の夏のシードを手にするも郡山に敗れ早くも3回戦で惜しまれつつ姿を消した。
それでも進学校でありながら秋春と勝ち残り、近畿一歩手前まで行ったことは2021年度の奈良県に大きな爪痕を残しただろう。
今後の後輩たちの活躍を楽しみにしていきたい。
6位の奈良も好投手の松並を擁して2019年秋にベスト4進出。後に近畿を制して神宮4強へ勝ち進む天理と接戦を繰り広げた。
試合には1-2xで敗れたものの高校野球ファンからは21世紀枠の有力候補と評され高校野球ファンから期待を集めた。
後半期の奈良大会全体を振り返ると奈良、畝傍、郡山といった偏差値70前後の公立進学校の活躍が目立ち、OBを中心に奈良の高校野球ファンにとっては非常に面白いシーズンだったのではないだろうか。
現在の奈良県は最強の智辯学園、天理が主に甲子園に出ている。この2強を止める学校がどこになるのか、それとも圧倒的な強さでこの2校が奈良の王座に君臨し続けるのか。これからもしっかりと注目していきたい。
🐤「奈良おもろいやろ。天理と智弁はめっちゃ強いで。ただそれ以外の高校も結構力あるんよ。個人的には伝統の2校を如何に倒すのかが奈良を見るポイントやで。」
そばじぃ「なるほどのう~。天理と智弁学園、そしてそれに割って入る奈良大附属や高田商に加えて彼らを倒そうとする古豪、新鋭揃う実力校達、非常におもしろそうじゃのう。」
🐤「ワイは元奈良球児やけどほんまに彼らはえげつなかったで。彼らに必死に勝とうとしてめっちゃ練習しとった。」
そばじぃ「でも奈良って近畿の中はおろか全国単位で見ても参加校数結構少ないじゃろ? そこはどう思っとるんや?」
🐤「そうやな。奈良は2回勝てばベスト8行けるんでそこを馬鹿にされることもあるんやけども、じゃあお前ら天理と智弁倒してみいやと言いたいねん。」
そばじぃ「なるほど。その口ぶりが少し気になるので、今度は奈良県勢が県外での強さについて二人で振り返って見るとするかのう」
🐤「そうやな。次の記事読んだらそんなコメントをする方は減ると思うで」
・県外大会での奈良県勢(2017年~2021年)
・近畿大会
・近畿大会通算成績 39戦23勝16敗 春7勝5敗 秋16勝11敗
春秋ともに智弁学園が安定した成績を残し、秋春それぞれ1度、通算2度の優勝、春1度の準優勝という実績を残した。
春の近畿大会にはコロナウイルスの蔓延により中止となった2020年春を除き4大会連続で出場。秋も4度の出場を果たし、そのうち3度の選抜出場を決めている。
天理の春の近畿出場は意外なことに調査の5年間では存在せず、秋のみの出場となっているが、秋で7勝をあげるなど県外試合での強さが光る。
うち6勝は県大会3位から勝ち取ったものであり、県大会とはなんだったのかと思わせるような活躍である。
県大会3位の天理は怖い…という風潮が高校野球ファンのなかで少しずつ浸透しつつあるのかもしれない。
特に2019年秋は県準決勝にて智弁学園に13失点し5回コールドで敗れるも3位決定戦で奈良に接戦の末サヨナラ勝ち。
近畿大会では兵庫1位の報徳学園に終盤の集中打で勝利。次ぐ同県対決となる準々決勝では奈良大附属相手に14-0(6回コールド)で完勝。
準決勝、決勝では世代最強と呼び声高い履正社と大阪桐蔭に勝利し神宮切符を掴んだ。
大阪桐蔭戦では、後にエースとして同校を選抜4強へ導く1年生の達が粘りのあるピッチングを見せ、打線は16安打を放ち大阪桐蔭の投手陣を打ち砕いていく。
その他にも奈良大附属、高田商、橿原、郡山、高田が近畿大会に出場し、郡山と奈良大附属、法隆寺国際がそれぞれ勝ち星を挙げた。
奈良大附属は2019年秋に近江との計32安打に及ぶ乱打戦を12-7で制し、法隆寺国際は2017年秋に比叡山を9-0(7回コールド)で下しそれぞれベスト8進出を果たした。
・全国大会
通算成績 27戦16勝11敗 勝率0.592
学校ごとの戦績
智弁学園と天理を中心に甲子園に出場し勝ち星を挙げた。両校ともそれぞれ過去5年で春夏通算2度もベスト8以上に進出しており全国を代表する名門と言えるだろう。
県勢で考えると10大会で5度の8強進出を誇り、特に2021年度での全国大会勝利数は全国トップの10勝と素晴らしい成績を残している。
2021年は達投手、政所、瀬らを擁する天理と西村、小畠のダブルエースそして山下、前川を擁する智弁学園が選抜に出場。
智弁学園は大阪桐蔭、広島新庄を降しベスト8、天理は宮崎商、健大高崎、仙台育英を降しベスト4とそれぞれ全国大会の上位へ食い込んだ。
県勢としては難敵が多く実力校や優勝候補の学校など強者揃いだったがそれらを軒並み撃破してファンの期待を膨らませていった。
とても贅沢な悩みではあるのだが、最低でもどちらかは夏に帰ってこれないという大会の仕様に悲しんだファンも少なくないだろう。
夏の優勝争いに大きく関わってくるであろう奈良代表を決める奈良大会は県内外から大きな注目を浴び、優勝候補の1つである天理は準決勝にて高田商に敗れ、決勝は高田商と智弁学園の対決になった。
優勝候補の智弁学園が初回に6点を奪い試合を有利に進め、高田商の猛追を振り切り6-4で甲子園出場を決めた。この代の智弁学園は4期連続の甲子園出場となり、入部以来全ての全国大会に出場した代となる。
その後も優勝候補の一角として倉敷商、横浜、日本航空山梨、明徳義塾、京都国際を降し甲子園の決勝へ勝ち進む。
智弁対決になった決勝戦は智弁和歌山に敗れてしまったが、出場20回目にして夏の甲子園初の決勝進出を果たし記憶にも記録にも残る戦いぶりを魅せてくれた。
特にダブルエースの西村と小畠は1年生から主力として活躍しており、ファンの心にも残ったのではないだろうか。
🐤「いやー、昨年は本当に熱かったな…。智弁学園が決勝で負けたとき涙出てもうたもん。」そばじぃ「本当は2017年の天理も載せたかったんじゃが尺がのう…。」
🐤「実はあの代は当初はそこまで注目されてなかったんよな。ただ甲子園でどんどん成長していってあれよあれよと準決勝まで勝ち進んだ感じやで。」
そばじぃ「あ、そうなんじゃ! 確かに天理は県内と県外では別チームになるとよく聞くのう…。」
🐤「では次は最後のコーナー、奈良県関連の名勝負をお届けするで!!宜しく!!」
・個人的、奈良県の名勝負
この章では奈良県の高校が関わる試合での名勝負を県内、県外に分けて2試合ずつ紹介したい。
・奈良大会
悲願の初優勝 夏に轟く青きプライド
・2018年夏 決勝 奈良大附属vs天理
天理 12020000400 9
奈良大附 03204000001x 10x
2年連続夏の甲子園出場を狙う天理と初の夏の甲子園を狙う奈良大附属の決勝戦。どちらも強力打線を武器に勝ち上がってきており、100回の夏の代表を決める上で両校らしい試合となった。
序盤から激しい点の取り合いになり、5回まで両校のいずれかあるいは双方が点を奪い合う展開になる。前半は9-5で奈良大附属がリードで折り返し6回以降はスコアボードに0が並んでいく。
このまま逃げ切れれば勝利だが、天理相手だと4点は決してセーフティリードではなく、9回に天理の猛反撃に合い同点に追いつかれ試合は振り出しに戻る。
結局その裏でも決着はつかず、奈良の決勝は延長戦に入った。
迎えた延長11回裏、2死満塁の絶好のチャンスで2番の植垣が右中間を破る適時打を放ちサヨナラ勝ち。
創部初の、悲願の夏の甲子園への切符を手に入れた。
58年ぶりの夏の甲子園が見えてきた! 高田商、選抜4強の天理を下す。
・2021年夏 準決勝 高田商業VS天理
天理 000130002 6
高田商 012110002x 7x
選抜の悔しさを胸にもう1度甲子園への執念を燃やす天理と、約半世紀ぶりの出場を狙う高田商の1戦。
試合は序盤から動き高田商が試合をスムーズに進めていき、2回から5回までの5イニングで毎回得点としぶとく攻めていく。
意地と意地がぶつかり合い、5回までで4-5と拮抗した試合展開になったがそれ以降は両投手とも踏ん張りながら見方の援護を待つ。
試合が動いたのは9回の表。天理の主将内山が逆転適時打を放ち、待望の勝ち越し点をあげ、あと3アウトで決勝進出というとこまで追い詰める。
しかし9回の裏、高田商が相手の失策後の1死2塁のチャンスを作ると、高田商の主将・津田が値千金の3塁打を放ち、途中守備のミスもありそのまま打者走者まで生還。高田商が逆転サヨナラ勝ちを収め決勝進出を決めた。
・夏の甲子園
天理打線炸裂! 恐ろしき20安打
2017年夏 準々決勝 天理VS明豊
天理 600005200 13 H20
明豊 201000006 9 H14
初戦で大垣日大、3回戦で神戸国際大付属を破って勝ち上がってきた天理。対するは2009年以来の8強進出となる明豊と対戦。
天理は初回に2者連続本塁打など6点を先制し、相手投手の立ち上がりを攻める。
負けじと明豊も点を取り返し、一回終了時点で合計9本のヒットが生まれ壮絶な打撃戦を予感させた。
それ以後は比較的落ち着くが、6回の表上位からクリーンアップにかけての3連打が飛び出し、山口の3ランホームランでこの回5得点。
その後も7回にダメ押しの追加点を奪う。
9回の裏に明豊が追い上げを見せ史上初の代打満塁ホームランなどで6失点するも、最後は逃げ切り夏の甲子園ベスト4へ進出した。
個人的今大会ナンバー1ゲーム! 全国屈指の名門対決!
2021年夏 準々決勝 明徳義塾vs智弁学園
明徳義塾 000100001 2 H6
智弁学園 000100002x 3x H5
豊富なタレントを有し優勝候補の一角である智弁学園と突き抜けた選手はいないものの、固い守りを軸にしぶとく勝ち上がってきた馬渕監督率いる明徳義塾の対戦。
組み合わせが決まった際、白熱したロースコアゲームが予想されていたが、ファンの期待を上回る好ゲームになった。先発は智弁学園が西村、明徳義塾が2年生の吉村。
両投手とも落ち着いており、試合は1点を争う展開となり、3回まではお互い無失点で切り抜ける。
試合が動いたのは4回表。先頭打者が四球で出塁し、投安、犠牲フライと四死球が絡み、1死満塁のピンチを招き7番井上のスクイズで先制点を奪われる。まさに明徳らしい点のとり方だ。
しかし智弁学園も流れを渡さない。その4回の裏、今まで吉村から一人のランナーも出せなかった智弁学園だが1番垪和が四球をもぎ取り出塁。
その後、森田の送りバントで1死2塁のチャンスを作ると前川が死球で出塁。4番山下が先制のタイムリーを放ち直ぐに同点に追いつく。
その後、5回から8回までは両チーム共に1安打に抑えられ、両投手の好投は勿論7回裏の智弁学園・前川のファインプレー等で両チーム共に1点を守り切る試合展開へ。
どちらが勝利を掴むのか ホームラン一本で決まりそうな雰囲気のこの試合から、目が離せない時間が続いたが9回表にこの日は登板していない明徳のエース代木のソロホームランで勝ち越されてしまい、最後の最後で大きな追加点を明徳に与えてしまう。
だが智弁学園ファンが頭を抱える中、最後まで諦めない智弁学園が最終回にて意地の反撃を見せた。
ホームランを打たれた直後に智弁学園は投手を交代。エース西村から小畠へチェンジ。立ち上がりは1死満塁のピンチを招くも7回に大飛球を放った明徳の1番米崎を併殺に打ち取り味方の反撃を伺う。
ピンチのあとにチャンスありと言ったところだろうか。9回裏智弁学園の攻撃で、先頭打者の垪和がレフト前ヒットで出塁すると、森田が連打でチャンスメイクし前川、山下の2者連続の死球で同点に追いつく。
無死満塁のチャンスで5番岡島が1Sからのストレートをしぶとくライト前へ運び、約四半世紀ぶりのベスト4進出を果たした。
上位打線を中心に智弁学園のここぞという集中力が光った試合だったように思う。明徳の守備と堅実な戦いぶりも素晴らしく、まさに今大会通じてベストゲームだったのではないだろうか。
🐤「いやーほんまにエグかったな。全試合とも、本当に最後の最後まで見ごたえある試合やったな。ちなみに奈良大附属の植垣と智弁学園の捕手の植垣くんは兄弟やで。」
そばじぃ「まじなん?兄弟で甲子園とかほんま凄いな。作者は2021年春の大阪桐蔭vs智弁学園とか天理vs仙台育英とかも載せたかったんやけど春よりも夏に重点を置きたかったみたいやで。」
🐤「そうなんか。てかなんで関西弁うつっとんねん!エセ関西弁はほんまアカンで!」
そばじぃ「でもこの記事の作者はバリバリ東日本の人間やから、ひよぞー君の関西弁もエセやぞ」
🐤「そこは絶対に触れたらあかんとこや。」
・奈良コソコソ話
そばじぃ「そばじぃじゃ。このコーナーでは奈良県の高校野球のなかで、他県ファンが疑問に思う部分についてQ&A形式でお答えしていきたいと思うぞぃ。」
🐤「このタイトルはアウトなんちゃうか…? どう考えても鬼滅のヤイバーのパクリじゃ…。」
そばじぃ「はえ…なんじゃったかのう…。さて…麺の呼ky…」
🐤「やめい!! 隠す気ゼロか! ほな行くで!!」
Q1 奈良大会ってめっちゃホームラン出やすくて凄まじい点の取り合いになるイメージなんですけど、実際はどうなんですか?
A1 奈良大会はほぼ全部佐藤薬品スタジアム(通称サトヤク)で行われるんやけど、球場が狭いから実際ホームランが出やすいんや。他球場だと外野フライになるホームランもちょいちょいあるで。
Q2 秋の近畿大会って奈良県からは何校出るんですか?
A2 隔年で2校出場、3校出場になるで。現在は偶数年が2校、奇数年が3校や。ちなみに偶数年の2020年秋だけ何故か3位決定戦やっとった。畝傍が奈良大附属を降したんやが、畝傍は近畿出てへんしそこはわいらにはようわからん。
Q3 各大会のシードはどうやって決まるんですか?
A3 秋はまず最初に8ブロックで分けてトーナメントを行いシードを決定するシード戦を行うのよ。秋はそのシードを軸にして組み合わせを決めていく感じやな。春に関しては秋の成績は関係なく、完全フリー抽選で春の4強が夏のシードを確保や。他県と比べても、夏を占うにおいては春の抽選がかなり大事やね。
・終わりに
本記事をご覧頂き、誠にありがとうございました。他県2作目ということで前回の反省を活かし、県勢の名勝負などを取り入れたり、簡単な疑問についてお答えさせて頂きましたが、如何でしたでしょうか。
当記事をお読みになった方が少しでも奈良の高校野球について関心を持っていただければ幸いです。
2月になり、選抜の足音も近づいておりますが何卒身体にお気をつけてお過ごしくださいませ。
最後になりますが、この記事を作成するにあたって協力頂いた方にこの場で感謝の意を申し上げます。次回も是非お楽しみに!
・参考文献
本記事の作成にあたって以下のものを参考にさせて頂きました。
※著作権侵害の意図はございません。
・奈良県の名勝負
奈良大附属vs天理
https://www.asahi.com/articles/ASL7X6QBQL7XUTQP02S.html
高田商vs天理
https://www.asahi.com/articles/ASP7X1S6JP7WPOMB001.html
天理vs明豊
https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/sensyuken/2017/score/2017082002.html
智弁学園vs明徳義塾https://hochi.news/feature/hsb/natsu/20210826/02656.html
・おまけ
そばじぃ「麺処ジョージの…笑ってこさえて!」
🐤「は? 意味がわからん。てか何しとるん?」
そばじぃ「そばじぃじゃない。麺処ジョージじゃ!!」
🐤「め…麺処ジョージはん、次はどこにいきはるんです?」
そばじぃ「それを今から決めるのじゃ。ではさっそくダーツの旅スタート!!」
ヒュッ…
🐤「お…!? ええとこやないかい!」
そばじぃ「次は新潟じゃああ!!!!スキーじゃあああ!!!!儂、スキー、大好きー!」
🐤「5点」
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