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カイル・タッカー(2022年・ヒューストン・アストロズ)【パワプロ2022 パワナンバー】
カイル・ダニエル・タッカー
Kyle Daniel Tucker
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HOU(2018 - )
現代のテッド・ウィリアムズ
高校時代はその美しいスイングから、ついたあだ名が「テッド・ウィリアムズ」だった。テッド・ウィリアムズといえばメジャーリーグで最後に規定打席に到達して4割を記録した天才打者だから、その才能がどれほどのものだったかがうかがえる。
アストロズに入団後はMLB全体27位、アストロズでは2位にあたるトッププロスペクトであったが、2018年にメジャーリーグに昇格以後はなかなかポジションを掴めずにいた。
しかし2020年、わずか58試合の出場で6三塁打を記録しメジャーリーグトップとなるなど、その才能は光っていた。この年のオフにジョージ・スプリンガーが移籍し、打てる外野手を失ったアストロズで後継者として選ばれたのがカイル・タッカーだった。
2021年に本格的にスタメンに定着すると、打率.294 30HRの大活躍でスプリンガーの穴を見事に埋めて見せた。さらに2022年も引き続き中軸として起用されると、前年と同様に長打を量産。アストロズは定期的に凄い選手が生えてくるので本当に凄い。2022年は打率.257と前年よりも低下したものの、107打点と打点数が大幅に増加しており勝負強さが光ったシーズンでもあった。
WBCアメリカ代表にも選ばれ、4試合17打席でOPS1.086とその打棒は国際大会でもいかんなく発揮。リーグ屈指のオールラウンダー外野手として君臨している。
細身の体ながらその弾道はまさにホームランバッター、美しい放物線から放たれるホームランが本当に素晴らしい。
また、現代において非常に珍しい素手でバットを握るタイプの選手としても有名で、攻守走すべてにおいて隙のない選手となった。
2022年成績 .257 30HR 107打点 25盗塁
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査定について
弾道の美しさもそうですし、フライの割合の多さも弾道4は確定でしょう。
実はカイル・タッカーの脚力は平均以下という数字で、実はスピードがダントツに速いというわけではありません。しかし走塁技術や盗塁技術の高さでそこをカバーしていて、こういった抜け目のなさがまさにアストロズらしさという感じがします。
守備面も肩の強さには定評があり、補殺も8を記録するなど強肩には定評がある。肩の強さ以外の部分でもプラスを生み出しており、ゴールドグラブ賞候補に選ばれるなど着実に成長を見せている。
プルヒッター
引っ張りに23本塁打、逆方向には0本塁打。引っ張った打球の強さにこそ定評があります。
対左F
対左OPSは.736と、左投手には苦戦していた。
対変化球〇
とにかく変化球を打つ技術が高いことでメジャーでもしっかりと結果を残せています。とくに覚醒した2021年から変化球に対する打撃成績が向上しています。
ローボールヒッター
低めをすくい上げるバッティングは一級品。高め直球には苦しんでいます。
チャンスB、逆境
シーズンOPSは.808ながら得点圏OPSは.934と勝負強さが光ったシーズン。とにかくいいところで打っていた印象。
満塁男
満塁本塁打シーズン2本、満塁時OPSは驚異の1.441。
ひとこと
オールラウンダーというには思ったよりミートも脚力も高くないですが、その部分を技術で補っているという感じが出ているかと思います。ド派手に身体能力が抜群とかそういう感じではないですが、着実にチーム力をアップさせてくれる選手ですね。僕は大好きです。
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