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トレント・グリシャム(2022年 サンディエゴ・パドレス)【パワプロ2022 パワナンバー】

トレントン・マーカス・グリシャム
Trenton Marcus Grisham

MIL(2019)
SD(2020 - )

ダルビッシュも認めた守備職人

 俊足堅守、そしてパンチ力を兼ね備えるセンターで、外野を縦横無尽に走り回り打球を処理しまくる。選球眼にも優れ、出塁能力も非常に高いが、最大の課題は打率。三振の多さも目立つうえ、打率も2割台前半を推移するなど、打撃面に課題を抱える。
 マイナーリーグでは3割以上を記録するなどして夢想したこともあり、2019年にメジャーリーグ初昇格。守備指標でもプラスを叩き出し、彼の武器が最大限発揮されたシーズンだった。しかし、ポストシーズンではフアン・ソトの打球を後逸してしまったことで決勝点を与えてしまい、彼にとっては忘れられないトラウマとなったそう。
 2019年にはルイス・ウリアスなどとのトレードでパドレスへと移籍。パドレス移籍後は不動のセンターとして起用され、2020年は59試合に出場して打率.251、10HRと打撃面が向上。守備では500イニングでDRS+7と圧倒的で、問答無用のゴールドグラブ賞。
 2021年にも132試合で.242 15HRと活躍し、やはりDRS+8の活躍を見せただけでなく、ポストシーズンではディビジョンシリーズで打率.273を記録。今までポストシーズンで1安打も打てていなかった上、守備でもやらかしとポストシーズンに対するトラウマを打破するきっかけとなったかもしれない。
 2022年はレギュラーシーズン中ずっと打撃が大不振。4月5月は連続で打率2割以下という苦しい時期が続いていたが、それでも監督はグリシャムを根気強く起用し続けた。途中わずかに持ち直したものの、シーズンが終わって規定打席到達して打率.184とかなり苦しんだシーズンだった。だがフォアボールは57個を選び取り、出塁率は.284とまだなんとか。ホームランも17本を放ってキャリアハイとなった。
 すさまじかったのはポストシーズンで、ワイルドカードでは打率.500、2本塁打でラッキーボーイに。さらにディビジョンシリーズでも打率.308、1本塁打でポストシーズンのパドレスを支え続けた。ある意味ポストシーズンと縁のある選手と言える。DRSも+8で、2度目のゴールドグラブ賞を獲得。打撃のこそ課題を抱えるものの、守備面ではもはやメジャーでもトップクラス。
 2023年は前年の不振からわずかに持ち直し、打率が2割に乗っているシーズン。ホームランキャッチも見せるなど、守備面でもアピールを続けている。

2022年成績 .184 17HR 53打点 7盗塁

パワナンバー : 10500 01799 65057
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査定について

 規定打席到達して打率1割台の守備のうまいセンターというのがめちゃくちゃ面白い選手だったので今回作ってみました。パワーもまあまああるんですが、とにかく打率がどうにかならないとさすがにね。
 守備は非常にうまいのですが、課題と言われているのは肩の弱さ。メジャーリーグレベルでは肩が弱い外野手としてArmの指標はマイナス。でも広大な守備範囲が彼にはありますから。

チャンスB

 得点圏OPS.766とチャンスではまあまあ打ってる。

決勝打

 勝敗に関わる場面でOPS.683。得点圏OPSから言うとAでもいいかなと思ったんですが、チャンスBにして決勝打で手を打ってみました。ポストシーズンで活躍したところとかも含めてね。

対左C

 対左OPS.634、左にはちょっと強い。

扇風機

 150三振喫しちゃったしね、しょうがない。

ひとこと

 いいよね、低打率俊足外野手。グリシャムにはいつまでもこういうプレースタイルであり続けてほしいと願っています。

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