見出し画像

チャーリー・ブラックモン(2022年 コロラド・ロッキーズ)【パワプロ2022 パワナンバー】

チャールズ・カッブ・ブラックモン
Charles Cobb Blackmon

COL(2021 - )

ロッキーズ一筋、髭の強打者

 高校時代にMLBドラフト28巡目でマーリンズから指名されたが、これを拒否してヤングハリス大学へ進学。当初は投手としてプレーしており、1年目に15勝を挙げドラフト20巡目でレッドソックスから指名されたが、これも拒否。ジョージア工科大学へと転向すると、肘を負傷したことで投手を断念し外野手へコンバート。2008年のドラフトで2巡目にロッキーズから指名され、プロ入り。これ以後16年間ずっとロッキーズ一筋のフランチャイズプレイヤーとなった。

 身体能力の高い外野手で、元投手と言うこともあって強肩、さらに俊足。2009年にはマイナーで30盗塁を記録するなど、高いポテンシャルを見せた。徐々にパワーツールも伸びてきて、2011年にはマイナーで58試合で11本塁打を放ってメジャー契約を勝ち取った。
 以後は定期的に起用されそれなりの数字を残すが、なかなか定着できない時期が続いた。頭角を現すこととなったのは2014年。1試合6安打を放つなど無双して一番ライトに定着。打率.288 19HR 28盗塁と期待通りの活躍を見せた。
 2015年からはセンターに定着、コンスタントに打率3割ぐらいを打ってくれるアベレージヒッターとなった。2015年には43盗塁を記録するなど俊足だったが、最大の懸念点は守備。2015年はセンターを守ってUZR-5.4、DRS-12と散々な数字が並ぶ。
 2016年にはシルバースラッガー賞を受賞するほどの活躍を見せたが、やはり守備はマイナス。打っても守っても安打製造機という状態が続いた。
 2017年に自己最高の成績を記録、打率.331で首位打者となったほか、213安打で最多安打、1番打者にもかかわらず37本塁打104打点、OPSも1.000と圧倒的。
 2018年にロッキーズと6年契約を締結、ロッキーズに骨を埋める覚悟を見せると、サイクルヒットも達成。打撃面では相変わらずの活躍を見せたが、ついに守備面が崩壊。UZR-12.3、DRS-26とセンターとしては最悪レベルの守備指標となってしまい、翌年からのライトへのコンバートが決定。
 しかしライトに回ってからも守備指標は改善されず、DHとしての出場機会が徐々に増加。2019年には再び打率.314 32HRの活躍で打撃面ではやはり圧倒的。
 2022年はついにDHの出場がメインとなった1年だったが、メジャー定着後最低となる打率.264 16HRと苦しんだ。まあでも36歳のおっさんがここまでやってるだけでもようやりすぎとると思う。

 顔面を覆う髭が特徴的だが、なんとこの髭はレギュラーに定着してから一度も剃っていないらしい。10年物の髭である。
 打者天国のロッキーズを舞台にしているだけあって、本拠地クアーズフィールドとそれ以外では打撃成績が雲泥の差。2022年もホームでは.284、OPS.793とかなりようやってるんですが、アウェイでは.241のOPS.663と厳しい数字。

2022年成績 .264 16HR 78打点 4盗塁

パワナンバー : 10100 91838 56919
画像をクリックするとGoogleドライブに飛びます

査定について

 ブラックモンも衰えるんだなあと思うここ2年ですが、それでもこの能力見るとまだまだメジャーで主力やれるレベルの能力があるよなと思ってしまう感じですね。
 送球速度で言うと肩は強いんですが、通算でもArm指標は決して良くないし、まあ守備面は本当にアレな感じにはなってますね。もうちょっと下げても良かったかもしれない。

チャンスB、決勝打

 やっぱりクラッチヒッターなんですよね。得点圏OPS.802、さらに勝敗を左右する場面でOPS.924ととにかく勝負強い。ベテランのなせる業という感じがして最高ですね。

プルヒッター

 引っ張り方向に14本塁打、全盛期でも引っ張りにかなりホームランが集中してるタイプのバッター。

対左C

 対左OPS.756、左右を苦にしないのがさすがという感じですね。

対変化球〇

 これぞベテラン。変化球打ちが本当に素晴らしい。衰えてもなおまだ変化球をしっかりと叩ける技術力はさすが。

ひとこと

 全盛期作れよって感じですが、最近のブラックモンがなんか好きと言うか、ベテランらしい感じが本当に出てて好きなんですよね。最近のメジャーリーグのパワー!という感じと違ってしっかり技術を感じる選手という感じが大好きですね。

サポートしてくださると非常にありがたいです。