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【パワプロ2022】アンソニー・リゾ(2022年・ニューヨーク・ヤンキース)【パワナンバー】

アンソニー・ビンセント・リゾ
Anthony Vincent Rizzo

SD(2011) - CHC(2012 - 2021) - NYY(2021 - )

復活のリゾ

 2012年にトレードでシカゴ・カブスへと移籍するとその打撃が覚醒。カブス1年目から87試合で.285 15HRとその打棒で一気に一塁の座をつかみ取った。それ以後はカブスの中軸選手として活躍し、オールスターに3度選出されるなどその活躍は出色だった。
 2013年のWBCではイタリア代表として出場した経歴もあるが、WBCでは.235の0本塁打とあまり目立った活躍はできなかった。しかし6打点・OPSは.762と意地は見せた。
 2016年にはシーズン終盤に打撃の調子を上げ、.292 32HRとカブスを牽引。カブスはこの年「ビリー・ゴートの呪い」を打破して71年ぶりの優勝、さらには108年ぶりのワールドシリーズ制覇という快挙に貢献した。またこの年、左投ながら二塁の守備に就いたことでも話題となった。
 翌年には二塁として10試合に出場し、三塁の守備にも就いたほか、2018年には投手としての登板も経験。左投野手が投手・一塁・二塁・三塁の守備に就いたのは1930年のジョージ・シスラー以来という珍記録だった。
 以後も結果を残し続けていたものの、2021年にプレーオフ進出を目指すヤンキースの大補強としてギャロの獲得などとともに目玉トレードとして移籍。

 ヤンキース移籍後も結果を残し、2021年は.248 22HRでチームはワイルドカードとして出場したものの初戦敗退してしまった。
 2022年は低打率に苦しんだものの長打力は衰え知らずで、キャリアハイと同じ32HRを放ち衰え知らずのパワーを見せつけた。一方で守備シフトに泣かされた場面も多く、打率は.224とキャリアの中で2番目に低い数字だった。
 だがジャッジの62HRの脇を固める中軸として32HRを記録したというのはすさまじい打線だった。スタントンも31HR、グレイバー・トーレスの24HRなどとにかく2022年のヤンキース打線は異常な打線が出来上がっていたと言える。その打線で圧倒無双して地区優勝を果たしたヤンキースだったが、なんとまさかのリーグチャンピオンシップシリーズでアストロズに敗退。
 ヤンキースに残留した今季は守備シフトの制限もあり打撃の復活が期待されていたが、見事開幕1か月経った5月半ばの段階では打率3割を記録するなど打線を牽引している。

2022年成績 .224 32HR 75打点 6盗塁

パワナンバー : 10400 21514 79507
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査定について

 2021年からフライボールレボリューションを導入しているらしくフライの割合が高まっています。弾道4です。
 足はそんなに速くないのに盗塁は割とやってて、でも盗塁成功率は低いって言う評価が難しいパターンのアレです。
 一塁でゴールドグラブ賞を4度受賞、さすがの守備力です。
 国籍はイタリアにしておいたのでWBCイタリア代表の強化要員として入れてみてもいいのではないでしょうか。

プルヒッター

 引っ張り方向に26HRはプルヒッターでしょう。パワーヒッターをつけるかどうかというところですが今回は見送りました。

ローボールヒッター

 フライボールレボリューションらしく低めのボールをしっかりすくい上げています。一方で高めは長打が出ていないという問題点も。アウトコースヒッターと悩みましたが、長距離砲らしくすくい上げるバッティングをしているのでそういった感じで。

選球眼・積極打法

 フォアボールをしっかりと選んでいて出塁率は悪くないんですが、ゾーン内の球は積極的に打っていく打撃スタイルで結構矛盾した感じになっています。でもまあこれも個性なので。

チャンスE

 得点圏でOPS.792と多少下がるので仕方ない。

併殺

 併殺は13個とめちゃくちゃ多いわけじゃないですが三振も多くて13個というのはちょっとね、ということで付けました。

ひとこと

 WBCイタリア代表にリゾ出てほしかったなあと思ってます。というか今後リゾが出てくれる可能性は低そうなので、もう見れないのかもしれない……。あの頃のカブスはアツかった、あの時代はリゾとゴールドシュミットが俺の中では最高の一塁手争いをしていました。

パワプロの訴訟について

 なんかパワプロがウマ娘を訴えたとかでいろいろ話題になってますけど、まあどっちが正しいとかは法廷が決めることなのでわかりません。
 パワプロはオワコンとか言ってる人たちもそれはそれで違うというか、一応パワプロはそれなりに進化を続けていて最近は着実に面白くなっていることは事実だと思うんですよね。
 でもそれはそれとして、パワプロってもう人気コンテンツがまず栄冠ナインなわけじゃないですか。サクセスも人気ですけど、いつからか導入された3年間というシナリオの長さも結局全体に味を引き延ばしただけで面白さが薄くなっただけというか。正直長くした意味もよくわからないんですよね。
 それでも赤特の本を好き放題買えるとか、昔に比べて明らかによくなったりしたんですけど、それにしても既存プレイヤーが楽しめるだけであって大幅な進化って最近ないですよね。

 栄冠ナインがスマホアプリとしてリリースされるらしいですが、それも過去の遺産で食いつないでいるだけという印象を抱いてしまいます。これは1ユーザーとして思うところですね。
 最近MLB the Showをよくやってるんですが、あれは本当によくできたゲームだと思いますね。
 パワプロについていろいろ思うところがあるんですが今回の訴訟を見ると、まあ確かにそういう訴えを起こすのも大事だけどそもそもパワプロ自体の進化って止まってない?というのがここ数年のパワプロユーザーだと思います。
 無責任にコナミを叩いている人たちもどうなんだと思いますが、叩かれてしまうのには理由があるわけで、そこはやっぱりパワプロに愛想を尽かしてしまった人たちってのも一定数いるからそういう人たちがアンチに回っちゃう部分はあるのかなと思います。

 まあ何はともあれ、今後も他社に模倣されるようなゲームを作っていくことが大事でしょう、レガシーに縋って生きていくということは緩やかな衰退しか待っていないでしょうから。

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