リゴベルト・サンチェス(人生の特等席)パワナンバー【パワプロ2022】
リゴ・サンチェス(Rigoberto Sanchez)
アトランタ・ブレーブス?(2012 - )
ピーナッツボーイ
人生の特等席第二弾です。ボー・ジェントリーの試合でナッツ売りをしていた少年はジェントリーにナメた態度でナッツを注文されたのでその抜群の左腕を使ってナッツを投げつけた。
それからしばらくしてガスの娘であるミッキーはリゴベルト・サンチェス(以後リゴ)を発見する。彼に野球経験があることを知ったミッキーはリゴのボールを受けたことで彼のボールがメジャーリーグで通用する可能性に気づく。
そして球団上層部に掛け合った結果リゴの入団テストを行うこととなった。対戦打者は因縁のボー・ジェントリーである。
「ジェントリーにはカーブが打てない」その父の言葉を聞いたミッキーにとってこのリゴのカーブは最高の切り札に見えたに違いない。自信満々で打席に立つジェントリー。リゴのダイナミックなフォームから放たれるストレートは関係者が見守る前でボーのバットから空振りを奪って見せた。そしてそのストレートを見た関係者がこう語る。
「まるでサンディ・コーファックスのようだ。」
そしてカーブを投げるとそのカーブは滝のように落ち、ボールゾーンの低めをジェントリーは振らされることとなる。「ピーナッツボーイ」とバカにされた姿はそこにはなかった。
左投のダイナミックなピッチングフォームから高橋奎二のフォームをお借りしてきました。あとはもうなんというか感覚でそれっぽくまとめています。
査定について
「サンディ・コーファックスのようだ」というセリフが頭から離れないのです。この映画の一番の名セリフだと言っても過言ではない。なのでイメージはサンディ・コーファックスから持ってきました。
まず入団テストにもかかわらず彼はスパイクを履いていない。そんな状態で適当に投げたボールで数多のピッチャーを斬ってきたはずのジェントリーを止めて見せた。あの映画でジェントリーはかなり悪役という描かれ方ですが実際かれは才能の塊であるわけで、そんな彼を抑えたリゴもまた才能の塊であるはずです。球速自体も全然本来の力は発揮できていないでしょう。ダイナミックなフォームも含めかなり球速は盛りました。
コントロールですが特に破綻しているという印象もないですがフォームゆえにブレも大きそうで緻密なコントロールを身に着けるのはもう少し時間がかかるだろうと思います。それでもE評価なのはスパイクなしでジェントリーを抑えて見せたという実績です。
スタミナに関してかなり低めにしているのはそもそもそれほどの才能が有りながらも野球をちゃんとやっていたわけではないという点です。彼の体はまだまだ未完成だし、これから仕上げていく必要があるというところでスタミナはFという厳しめの数字とさせていただきました。
適正については中継ぎ適性を上げてますが先発で育てたい逸材です。でも中継ぎで使うのも面白いでしょう。ワクワクしますね。
球種は完全にコーファックスリスペクトです。コーファックスといえば球種はストレートとカーブだけ、しかもキャリア晩年は怪我で肘が曲がったことでカーブの癖は完全にバレていたとすら言われています。しかしそれでもコーファックスは抑え続けた。それほど燦然と輝いたコーファックスの通算勝利数は165。怪我により現役生活を辞めざるを得なくなったことで勝利数は少なく現役生活も短く終わってしまった。
浮き上がるストレートに滝のように落ちるカーブ。リゴの姿にコーファックスを重ねるのも無理はない。ランディ・ジョンソンの名前とか出てましたが個人的にはコーファックスです。ランディ・ジョンソンはもっと長身でスライダーギュインギュインさせてくれないとちょっと。
カーブは二種類。どちらもパワーカーブですがデフォルトのパワーカーブとドロップカーブを軸にしたオリ変の二つです。二種類のカーブを使い分けるって古風な野球選手の感じがしてええやん。
とりあえずチェンジアップぐらいは誰でも投げられるみたいなものなので一応。本来左打者対策にチェンジアップを覚えるものですがジェントリーに対し軽くカーブを決めていたところを見るとカーブにはかなりの自信がありそう。チェンジアップはとりあえずつけただけみたいな感じにしました。
ツーシームも現代版コーファックスを目指してとりあえずついてそうだなというイメージです。
例にもよって成長タイプは普通です。
ノビC、荒れ球
何度でも言いますがスパイクなしで投げたストレート、たぶん球速自体はそんなに速くないはずですがそれでもジェントリーが空振りしたということはノビがあるということでしょう。ノビBはやりすぎだと思いましたがいろいろ悩んだ末に荒れ球という結論に至ります。
荒れ球の効果は「ストレートのブレ幅が通常より大きく、ノビ上昇」つまりコントロールが悪くなる代わりにストレートで空振りが奪いやすくなります。豪快なフォームも含め、粗削りな感じやダイヤの原石感を荒れ球で再現できるというわけです。よって採用しました。
キレ〇、奪三振
そりゃもうキレのいいカーブ投げてるでしょ。ジェントリーだってカーブぐらいたくさん見てきたはず。それだけ実績を残したジェントリーがちょっとやそっとのカーブで空振りするかね。わかりやすく凡打とかならまあともかく、空振りしてるわけだから。キレ〇。
とにかく空振りを奪えるストレートとカーブがある。それだけで奪三振を付ける理由になるとは思わんかね。
対強打者〇、緊急登板〇、要所〇
対ピンチ上げようかなと思ったんですが別にピンチじゃないんですよねリゴは。なんか偶然チャンスが転がってきてそこに乗っただけ。そしてジェントリーとの対戦の場面でも緊張しているという様子はなく至って落ち着いている。冷静だった。対強打者〇。
緊急登板〇も同様です。いきなり出番がやってきて、まあもちろんテストの日とか事前に知ってたとは思いますがスパイクもないような状況で投げて抑えるような奴は緊急登板〇でもつけておけ。
あの場面、失投もなく素晴らしいコースに投げ込み続けた。ジェントリーを打ち取り続けた。要所〇。
内角攻め
そんなに内角をズバズバ攻めるような映像はないんですが、実際問題左投手が右打者をカーブで打ち取るためにはインコースを攻めないとどうしようもないです。カーブは遅いし、外角なら無理やり当ててもそれなりに何とかなる部分があるので。内角攻めでもしないとジェントリーを打ち取ることなんてできないはずです。
打たれ強さC
まあさっきのやつにつながるんですがメンタル強すぎるだろ。どうせ偶然転がってきたチャンスだし腹くくるしかないってのはまあわかるけどそれでもあの状況で腹くくれるのはすごい。堂々と内角攻めとかして抑え続けたメンタルの強さ、ピーナッツボーイと言われてもイライラした様子を見せず紳士的に対応した、素晴らしいメンタルです。
回復E、クイックF
ちゃんと練習してない要素。まあアメリカはそんなにクイック厳しくないしフォームも豪快だからクイックGでもいいんじゃないのぐらいのレベル。ちゃんとした指導者に指導されてないわけだから、肉体的にも技術的にも未熟な点は多いはず。それでも原石で素晴らしい輝きを持ってるのがリゴの強さでしょ。
総評
赤特能つけたいなあと思ってたんですけどリゴは普通に有能なんですよね、つけるべき赤特能がない気がする。無理にエラーとかつけてもしょうがないしさあ。赤特能一つぐらいあった方が原石っぽさがでてパワプロステータス学的には正しいんですが今回は見送りです。
普通に一年目から使ってもそれなりに抑えてくれそうですが変化球の変化量はかなり抑えめなのでめっちゃ無双するってこともないんじゃないかな、知らんけど。コントロールもスタミナも良くないしやっぱり多少時間はかかると思う。でもリゴは失投なかったし磨けばコントロールよくなるタイプだと思う。
基本投手は若くして出てくる例が多いけど中継ぎは特に先発失格からの使い勝手のいい駒感が凄いからやっぱり先発で使いたいよね。でもその場合緊急登板〇は活きない結果になる。難しいね。
個人的にはかなりお気に入りの選手が出来上がったと思います。ちょっと使いにくいけど育てたらめっちゃ面白い、なんかそういう感じになったらいいね。
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