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「小説」永遠に宇宙に~さよならは言わない~ 第15話

美菜「ただいまァ」
麗美「あ、上に行く前にちょっと良い?」
美菜「なァに?」
麗美「来週のよていなんだけと、人数分かったの?」
美菜「ん?┄あ、もォそんな時期?」
麗美「今年のパーティーは何人呼ぶの?」
美菜「すっかり忘れてた┄若しかして今日予定日?」
麗美「そォだけど┄予約の人数でお料理を用意するから、ある程度でも」
美菜「どォしよォ┄今から全員に聞いてる時間無いしなァ」
麗美「少し多目にしても良いわよ?別に来られなかったとしても大丈夫だから」
美菜「じゃァ┄加奈と摩紗斗とォ麻子とォ由美子、天とォ健太にィ恋と良介、亜季(あっきー)と翔と春美(はる)に信之(のぶ)、後は恵子(けい)と茂で何人?」
麗美「14人ね?でも竹林(たけばやし)君は入ってなかったわよ?」
美菜「あァ~┄一矢は今回パスかなァ」
麗美「何かあったの?」
美菜「まァ┄┄思春期のラヴアタックが物凄くエスカレートしていてさ、当日に爆発されても困るから」
麗美「そォなんだ┄それじゃァ一応20人で予約を入れとくから、オーバーしそうだったら教えてね?」
美菜「ありがとォ、じゃァ着替えて来る」
麗美「直ぐ降りて来てね?」
美菜「まだ何かあるの?」
麗美「えェ、大切な話しがね?」
美菜「分かった」
タッタッタッタッタッ、ギィッ
美菜「フゥ┄自分の誕生パーティーを忘れてたとは┄まァここ最近色々な事あったからなァ┄真逆(まさか)春美(はる)が摩紗斗に告るとは思ってなかったし」
ガチャ┄パサッ
美菜「ウフフ、あんなに照れた摩紗斗見るの初めてかも┄まァ便乗して告って来た良介は┄摩紗斗と春美(はる)のアシストで今回は許すか」
スッスッ
美菜「あ、優也君からメール来てる、ハァ┄┄真面目なメールだ事、絶対女子とメールやった事無いな?┄ん?亜季(あっきー)から┄モシィ~?」
亜季※今平気?※
美菜「大丈夫だよ?」
亜季※日曜の午後って空いてる?※
美菜「あ~┄出来れば15:00過ぎにしてくれると助かるかも」
亜季※何かあるの?※
美菜「ちょっと良介と茂に用があって」
亜季※その二人とって┄若しかしていよいよパソコンデビュー?※
美菜「まだ分かんない、今年の誕生日に買ってくれればね?」
亜季※その為の下調べって事なんだ※
美菜「そォ言う事」
亜季※OKなのだ、じゃァ15:00にマルキュー前で※
美菜「分かった、じゃァ日曜ね?バァイ」
タッ
美菜「さて降りるか」
スタスタ、タッタッタッタッタッ┄┄
美菜「大切な話しって何?」
スタスタ┄トスッ
麗美「今年のバースデープレゼントよ?何が良いの?」
美菜「ん~┄┄それがさァ┄┄」
麗美「ウフフ、パソコンで良いんでしょ?」
美菜「え?何で分かったの?」
麗美「パパが言ってたわ、今年は必ず欲しがるからって」
美菜「誰にも┄加奈にさえ言ってなかったのに」
麗美「ちゃんと美菜ちゃんを見てたからよ?」
美菜「見てるだけで気付くものなの?」
麗美「えェそォよ?愛があればお見通しなんだから」
美菜「でも┄┄良いの?」
麗美「別に反対する理由も無いし、今までだってそォして来たけれど?」
美菜「まァ┄欲しいと言った物は全部買って貰って来たけれど」
麗美「それじゃァパソコンで決まりね?って事で来週の土曜日の午前中は予定入れちゃ駄目よ?それでなくても準備が大変なんだから」
美菜「場所はいつもの所で良いんでしょ?」
麗美「ううん、いつもの場所だとキャパが足りないから、今年は六本木のホテルから赤坂のホテルに変更したの、だから皆にはちゃんと伝えとかないと駄目よ?」
美菜「キャパが足りないって┄六本木のホテルでも十分大きかったのに┄今年は何人来るの?」
麗美「美菜ちゃんの友達を入れて130人だけど、数人は来られないかもしれないって」
美菜「ひゃ┄130って┄真逆(まさか)その殆どがパパの?」
麗美「えェ、5歳の時のパーティーを覚えてる?」
美菜「┄┄あ、お、思い出した┄大人の入り口に入る時お披露目するから、その時は盛大にって┄┄それって16の歳だったんだ」
麗美「男の子は18、女の子は16ってね?パパの拘わって来た事なのよ」
美菜「私┄┄身内だけで良いのになァ┄┄」
麗美「そォ、じゃァその事をパパに伝えれば?」
美菜「そんな事言える訳無いじゃん┄会社の社長さん達が沢山来るんでしょ?パパに迷惑掛けたく無い」
麗美「それじゃァ今年は我慢してね?挨拶が終われば後は友達の所に居て良いから」
美菜「パパに迷惑掛けない様に出来るかなァ┄┄」
麗美「出来るわよ?普段通りに、コモンセンスを意識していれば切り抜けられるから」
美菜「常識をねェ┄┄緊張してボロを出さなきゃ良いんだけど」
麗美「ウフフ、それじゃァパーティーのベテランに相談してみたら?」
美菜「加奈かァ┄┄そォだね?そォする」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
美菜「ゴメ麻子、ちょっと遅れちゃった」
麻子「うわァ┄┄攻めたわねェ┄私の後彼氏とデート?」
美菜「いや居ないから┄ヤッパ攻めてるよね?この格好って」
麻子「それママのでしょ?それもママのコーデ」
美菜「分かる?」
麻子「だって、ミーナはセンス良いけど超ミニは穿かないじゃん」
美菜「まァね?、変?」
麻子「ううん?逆に似合い過ぎて嫉妬してる」
美菜「あ、ありがとォ」
麻子「それにしても┄元とは言え、トップモデルのセンスの凄さを思い知らされたわ」
美菜「だね?」
麻子「今度勉強させてって頼んどいてくれる?」
美菜「分かった、それじゃ入ろっか」
麻子「先にトイレ行きたい」
美菜「私も」
スタスタスタスタ┄┄┄┄┄┄┄┄┄
美菜「う~ん┄ヤッパ凄い格好だなァ」
ジャァ~┄キュッ
麻子「私としては羨ましいわ、そんな格好をビシッと決められるなんて」
『グラン・バル・サン』
美菜「え?」
麻子「え?って┄聞いてなかったの?」
美菜「あ、そォじゃなくって」
美菜(この前と同じ┄そォ言えば初めて聞いたのもここだった)
麻子「どォしたの?」
美菜「ううん、行こっか」
麻子「うん」
バタン┄スタスタスタスタ┄┄┄┄┄
麻子「ねェミーナ?」
美菜「ん?」
麻子「ジャァ~~ン」
美菜「ん?何のチケット?」
麻子「キャリーのチケ、それもアリーナ!!」
美菜「嘘!!凄いじゃん!!良く取れたね?良いなァアリーナかァ」
麻子「って事で、はい!!これはミーナの分」
美菜「え?私の分って┄┄」
麻子「へへへ、これは私の分」
ペラッ
麻子「ミーナの誕生日プレゼント、一緒に行こうね?」
美菜「麻子ォ┄┄私泣きそォ」
麻子「喜んでくれて良かった、社長に強請った甲斐があったよ」
美菜「うわァ~ん麻子ォ~┄ハグしてェ」
麻子「ウフフおいで?」

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