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【失敗談】アイアンマンに憧れてトニースタークの髪型にした話

みなさんこんにちは!

ナターシャロマノフこと

ブラックウィドウです!

モノホンで〜す

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皆様は憧れの人の髪型にしてみたことはあるでしょうか?
最近だと鬼滅カラーというのが流行ってる時期がありましたね。


お洒落だなぁ〜
僕は今まで髪を染めたことがないため、こういうカラーとかに憧れる年頃(今年26歳)なのです
しかしそんな僕も髪型だけでも憧れの人にしたいと思い思い切ってやってみたことがあります!

それが題名にもあるようにアイアンマンのトニースタークです

皆さんはアイアンマン観たことあるでしょうか?
観たことない人のために簡単に説明すると、兵器産業会社の社長のトニースタークがアイアンマンというパワードスーツを作り、世界平和のために戦うというお話です。
このトニースタークという人間は、女好き、天才、メカニック、金持ち、そしてスーパーヒーローという設定モリモリ人間なのですが、それに当時大学2年生の僕は大ハマりしまして、少しでも近づきたく思い、
髪型を真似することにしました。

当時のことは今でも鮮明に覚えています。
まず、いつも通ってる美容室で担当に

担当「今日もいつもの感じですか?」


と聞かれました。
もちろん僕はトニースタークヘアーを注文したいのですが、当時の僕は髪は長くなった分だけ切ってくださいという注文しかしたことなく、トニースタークの写真を見せながら「これにしてください!(クソでかボイス)」ということは恥ずかしくて言えませんでした。そんなことをした日には「身の程を知れ」「クソ自惚れ野郎」「アイアンマンみたいにツルツルカチカチ頭にしてやんよ」と言われるに決まってます
なので、

僕「あの〜、横は刈り上げて、上のところは結構短くして、う〜ん前髪をなんというか、クルンと上にあげてみたいん、、、ですよね、、、(ゴニョゴニョ)」

と自分の記憶のトニーの髪型を話しました。
しかしそれに対して、

担当「後ろはどうしますか?」


と質問

僕「えっ?後ろぉ?」


盲点でした。僕はいくつかトニーの画像を見てましたが、前からの写真しかなく、後ろなんて考えたことがありませんでした。
それでもさすがにヤンキー幼稚園児みたいに襟足だけ伸ばしていることはないと思い、

僕「思いっきり刈ってください」


と勢いで答えました
その勢いを後悔するまで時間はかかりませんでした。
ただでさえオシャレに疎く、髪型を変えるのもしてこなかった人間がいきなり髪型を変えるのに、あんなよくわからない注文をしたのですから、もう不安で不安で変な汗が出てきました。
そんな僕の異変を察したのか、

担当「なんか参考になる画像とかありますか?」


おいおいお前は男心がわかるやつだなぁ〜
と僕は内心で考えながら、ここでがっつりトニースタークになりたいということをカミングアウトするのは恥ずかしいので、

僕「いや、特にモチーフがあるわけじゃないんですけど、強いていうならこの人みたいな感じで、、、」

とフォルダに入っているトニースタークの画像を見せました
すると、

担当「アイアンマンのトニーじゃないですか!」


やめろやめろこの馬鹿野郎!恥ずかしいから!

僕「あー、この人アイアンマンの人なんですね!いや〜、観たことないんですけどかっこいいですね〜」

嘘である。

この男アイアンマンシリーズを合計で10回は観てるくらいには好きである
だが、そんなの意識してないという雰囲気を出しながら、

僕「じゃー、これにしてください!」

と注文しました
もうあとは切ってもらうだけ!簡単なお仕事だぜ!と思ったのですが、ここでさらに問題が、

担当「ただ、この前髪を作るとすると、君の髪質的にパーマとかした方がいいかもしれないね〜」

僕「パァ〜⤴︎マァ⤵︎?」


そうなんです
僕はめちゃくちゃ髪が太くて硬くて直毛なのです
また、残念なことにパーマも未経験。正直未知なる恐怖があります。
だがここでビビってる男がアイアンマンになれるはずもありません。声が裏返りながら「パァ〜⤴︎マァ⤵︎?」と言ってからすぐ平静を装って

僕「じゃー、パーマで」


と余裕の表情で返答。すぐ裏切るで有名なアスランザラも驚くほどの変わり身の早さです

そこからはまず先にパーマを当てて、その後にカットをしていくということで、早速人生初のパーマ体験が始まりました

注文という山場が過ぎ去ったのもあって僕は完全に浮かれており、いつもよりテンションが高くなっており、先程までのパーマへの不安もかなり薄くなってむしろ楽しみになっていました

僕「パーマってどんな感じになるのか楽しみです!」

担当「そうですよね〜初めてですもんね〜」


そんな返答の後、僕は何をとち狂ったのか


僕「オラワクワクすっぞ!」

としたこともないドラゴンボールの孫悟空のモノマネ(似てない)を披露

担当「、、、」



そりゃそうだよ。ここまでなんもボケたことないやつがいきなり悟空になったらなんも言えんだろうな。しかも絶望的な完成度のモノマネ。僕の笑顔は一瞬で消え、人生史上最高の真顔になりました

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しかしそれでも人生は続きますし、パーマをしてもらうことにも変わりはありません。僕は髪をくるくる巻かれ、なんかよくわからない液体を頭にぶっかけられ、ビニール袋みたいなやつを被せられるという辱めを受けた状態で放置されました
僕は生粋のドMなのでむしろご褒美ですし、このサービスが無料で受けられるならパーマも悪くないなと思いました

そんなこんなで放置プレイも終わり、髪も拘束から解放されましたが、人生で初めて自分の髪が波打ってるのを見て感動を覚えました。いつもまっすぐになってたあの前髪がカーブを描いている、、、ぺたんこだったトップがふんわりしている、、、パーマすげぇ!パーマ万歳!

これならトニースタークになれる!

そう確信してました

しかし現実は残酷です!

どんどんカットされていく前髪!
容赦なくバリカンを入れられる襟足とサイド!
ぶっちゃけ鏡に映る自分に違和感しかありませんでした

担当が少し席を外してる時に

僕「誰だこのブサイクは?」


と思わず自問自答
どう考えても似合っていない気がする

しかし僕の心の中の仙道が言いました

そうです。カットが終わってもまだセットが残ってる。これで髪をセットしてもらえればきっと僕もトニースタークになれるんだ。そう自分に言い聞かせながら軽く眉毛を整えてもらいました。眉毛は未だに自分でいじれないんですけど、あれってみんなできるんですか?義務教育とかで習ったりしてる?僕がゆとり教育受けてたから知らないだけ?

さぁそれではお楽しみのセットの時間!
僕は鏡を見ながら自分の髪がジェルだかポマードだかローションだかよくわからないヌルヌルのもので整えられるのをじっと見つめていました

担当「こんな感じです!なかなか良いんじゃないですか!?」

↑本家とパチモン(当時の僕の再現)
何だこのオネエのおっさんみたいなやつは
あと目ちっちゃいし唇でかすぎだろ

しかし髪型はかなり寄せてもらってたため、

僕「いい感じですね!」

としか言えず、カットとパーマの代金を払い帰路につきました。僕は自惚れてた。スーパーヒーローになれると思っていた。とんだ勘違い野郎だったんだ。
そう思った矢先、別の考えが生まれました。

僕「自分で見慣れてないだけで実はなかなかかっこいいのでは!?」

新しい髪型が自分では納得してなくても周囲からの評価は良いというパターンはよく耳にします。僕はそれに全てを賭け、ガチガチにセットを固めて次の日大学に向かいました。ちなみにセットに慣れてなさすぎてドライヤーとジェルつけるだけで30分くらいかかりました。

大学で一緒に授業を受けてるグループのもとに行き、僕のニューヘアスタイルを見てもらったところ、

友人A「お前ジャスティンビーバーじゃん!」

やっぱり今の僕かっこいいんだ!

何だやっぱり見慣れてないだけなんだ〜。よかった〜。でもさすがにジャスティンは言い過ぎじゃない〜?まぁ悪い気はしないけどさ〜

友達の一言で完全に舞い上がった僕に

友人B「韓国の俳優みたいだね」

またしても悪くない!

完全に僕は自分の髪型に自信を持ちました。そしてこれからはモテモテのキャンパスライフがあるに違いないと確信してました。

するとここで

友人C「ゲリョスじゃん!」

僕「誰が毒怪鳥じゃ」


当時の僕が唯一プレイしたことのあるモンスターハンター2Gに登場してたモンスターのゲリョス。口から毒液を吐き、頭部が発光することでハンターの視界を奪ったり、死んだふりをするモンスターです。僕の上にカールさせた前髪がゲリョスの頭部に似ていた点と、無駄に熱い唇が怪鳥のようだったのでしょう。

やかましいわ。3乙させてやろうか。

こうして僕のトニースターク化計画はとんでもない化け物を産むことで幕を閉じました

今では前髪は下ろすのが僕の顔に合ってるということに気づくことができ、無茶な短髪やオールバックとは無縁になりました。いつか整形でトニーの顔になったらもう一度挑戦してみたいと思います

それでは皆さんまた次の記事でお会いいたしましょう!

I love you 3000

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