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不真面目な英語:①音の悪魔合体

Hey guys! みかわくん has a めちゃくちゃわかりやすい洋楽の聞き方or歌いかたのコツ for you!

いかがでしたか?

ちなみに「みかわくん」という名前の活用が三人称の「has」になっているので、ここで、記事を書いている現実での私(名前は伏す)と「みかわくん」というnote上の人格が分離しているということがわかりましたね!

それはさておき、フォロワーさんから下記のような疑問が呈されたため、真っ正面からこのプロブレムをクリアリーにソルブしていくことにアグリーしたよ。

「洋楽ききとれねー!うたえねー!」
かっこつけたい行動No.1候補にもある「カラオケで洋楽を歌ってイキる」こと。みなさんならだれしもがやってみたいと思ったのではないでしょうか。

ただ、我々の大部分の母語は日本語です。残念ながら。
だが諦めてはいけない。ちょっとしたコツを今後意識するだけでかなり変わってくるとおもいます。今から3つの英語にまつわるポイントをそれぞれ具体例を交えながら解説していきますが、肝になるのが

基本的に舌足らず

ということです。洋楽は基本的に舌足らず。ちゃんと一語一句の単語をハッキリ、NHK英会話のおねえちゃんおにいさんみたいにキレーーーーイにハァツウォン(ネイティヴ)しているわけでは、ありません!

じゃあなにがその舌足らず現象を興しているのか?というので2つの現象

①音の悪魔合体
②シュワシュワ炭酸

があるわけです。そして①②を踏まえたうえでさらに追加された要素が

③ラップ

です。というわけで、今からこれら3つのポイント
①音の悪魔合体②シュワシュワ炭酸③ラップ
を個別に解説していくよ

今回は1つめの

①音の悪魔合体

について見ていきます!

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①音の悪魔合体

1.こいつはなり厄介です。音がったいします。たとえびま書いたるように。

2.こいつはかなり厄介です。音が合体します。例えば今書いてあるように。

日本語ではなかなか起こりませんが、英語だと1のような現象が平然と起こります。音と音のつなぎめの境界線が薄れていき、2つの音が合体して新たな音が生まれる。この現象のことを「音の悪魔合体」と呼びましょう!

実は、先程のツイート


は、この「音の悪魔合体」のことを示しているのですね~。

「2つ以上の発音を同時に混ぜて出している」というのがキモです。英語には弱く発音するものと普通に発音するものの2つがあり、弱く発音されるものの前後で悪魔合体が起こりやすいです。

例えばマックにあるフィレオフィッシュ。この「オ」って何だかわかります?実はとある前置詞です。

→ Filet-O-Fish (魚の切り身)

→Filet of Fish

本当なら「フィレオブフィッシュ」という発音をするはず。あ~だがしかし!ここでOfは弱く発音されるので「ブ」という音が消えます。ofは「ォ」ぐらいしか言わないんですね。

ちなみにofのように弱くしか発音しないものは弱形といい、シュワなどと言われたりします。こいつについては次の炭酸シュワシュワで詳しく語ります。

この弱形があることによって、前後に影響を及ぼして悪魔合体させるのです。この現象を踏まえてまず意識すべきことは

テキトーに発音する部分を聞き分けよ

ということです。

では、悪魔合体を意識して"This woman is my destiny"を見てみよう。

1:13~1:14あたりから言っております。

では、先程のように 1. 悪魔合体ver. 2. 悪魔合体なしver. で見ていきましょう。超ざっくりなカタカナで語りますわ。エンタメ的な記事なので。文句いうやつは万力で金玉をぶっ潰します。

This woman is my destiny

1. ディスォマニズマデスティニー

2. ディスウォーマンイズマイデスティニー

悪魔合体ver.のほうが文字数も短いです。なぜなのか?

それは先程言った「弱形」が関わってきます。聴き取りの手順は、まず弱形のあぶり出しをして、次にその前後の音とどう悪魔合体しているかを見るというかんじでございます。そういうことなんでございます。

では、弱く発音されてそうなところを探してみてください。1:13に戻って聴きながら考えてみましょう。1つの弱形部分がものすごくややこしくしています。

This woman is my destiny

This woman is my destiny

This woman is my destiny

This woman is my destiny

This woman is my destiny

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答え合わせ

This woman is my destiny

be動詞のisがすべての元兇でした。前置詞のほか、isなどのbe動詞も特段強調する意図がないのであれば基本的に弱く発音されます

isの弱形 → イズ× ィ○

ちょうよえー「ィ」です。

弱形の部分が特定できたので、あとは前後との悪魔合体を見ていきます。

まずは前

woman is

ここでnとisの音が繋がります。なので、

n+i=に

です。

なんと、悪魔合体によって「ニ」という新たなる希望もとい新たなる発音が生まれてしまったのです!

つぎは後ろ。

is my

s + m → ?

この場合悪魔合体はないです。なぜならばどちらも子音で、喉が震えない=声がでない音だからです。声が出てくるのは"my"を発音してるときの「マ」の"a"が出てきたときのみ。

そして次にこのmyも厄介。ここでは弱形とは特定していないのですが、こいつも語尾がはっきりしません。「マ」ぐらいしかいっていない。「ィ」はちっちゃくいうかほぼ言っていない。不真面目ですね。

ということで、「マイ」が「マ」となるわけです。くれぐれも「マイ」とはっきり言わないように。言ってしまったが最後、次の"destiny"に間に合わなくなります。言ったが最後、彼の魔法は解かれ魔女の世界へ永遠にとらわれることとなるでしょう。

また、"woman"もこれまた短いというかほぼ語尾いってないです。「ウォーマン」とくれぐれもはっきり言わないでください。「ちょwおまw」を更に薄めた「ォマ」ぐらいしか言っていません。

以上の3つのポイント

1. is の前との悪魔合体

2. myのマ

3. womanのォマ

が合わさり、

1. ディスォマニズマデスティニー

の悪魔合体が出来上がるわけです。

以上の内容をさらに抽象化すると

洋楽をうまく聞き取る/歌うためには

1. 不真面目な発音を特定せよ

2. 歌うときも不真面目に!

という2ポイントを意識することが必要です。

その具体例として今回の「悪魔合体」があったっていうわけ。

弱い発音、ちゃんと言わない発音などがある。ただそれらが独立しているわけではなく、前後の配列によってはそやつらがくっついたりして新たなる音が生まれる。まずは"This woman is my destiny"から「ニ」の音が聞き取れるようになって、実際に自分でも発音できるようになること。それが洋楽カラオケイキリマスターへの険しくも面白い道の1合目くらいへ登るきっかけになるのではないでしょうかというフレーズをもとに今回の記事を締めさせていただきまーす。

補足

ほか、今回の弱形や音の悪魔合体について詳しく説明している記事があるのでぜひこちらもdouzo



みかわ


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