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【エッセイ】私が太ってる人を嫌う理由の話

私が太ってる人を好きになれない理由は、そう言う人の内側にある「停滞的・退行的な意志」が原因です。

前提として、なんらかの心身的条件で自らの意思を反映することが難しい場合に関してはその限りではありません。

先天的なホルモン関係が理由だったり臓器構造が理由だったりして「普通の食生活」を営むことができない人はむしろこの意志には該当しません。

問題は「普通の食生活」を運営できる比較的大勢の普通の人達です。

要は「進んで肥満を求めるのは理性的じゃない」ということです。

彼らの主張は食べるのが好きだったりストレス克服だったり種々多様ですが、「抜本的解決を先延ばしにして、成長を志向できなくなっている」だけですよね。

もちろん環境とか個人的な不運とかあるのでただのその人が悪いだけじゃないでしょうけど。

でも、何より自分の為に歩を止めて停滞・退行を止めない所かそれを悪化させてデーモンよろしく纏わり付く贅肉をあまつさえアイデンティティと謳うなど、これは見当違いも良いところか、皮肉ながら「ポジティブの才」があると言える程ですよ。

だから、進んで太ろうとする奴は嫌いなんです。

アメリカだったり一部界隈ではそういう人を美の対象として取り扱ったり、いかに多くのものを食べられるかというフードファイトが取り沙汰されますけど、上記の理由から私には「軒並み停滞的・退行的な浅ましい行為」に見えるわけです。

(だってスモーキーマウンテンに泥水に濡れたビーフジャーキーでも食べる子供が居るのを知ってても、そういう類の人は「俺困ってねぇし」って言って自分の気持ちいいことだけをするでしょうから)

エンタメとしてそういうのがあるのは良いと思いますよ。
しかし、そのエンタメもどこまでが停滞的・退行的なのかが見えなくなれば、あなたも簡単にそっち側に言ってしまいますからね。

マズローはいわゆる余裕のある人が世界の大人の人口で1%もいないんじゃないかって言いましたけど、その数字まで的中してるのやもしれませんね。

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