基本情報技術者 モジュールについて

データをモジュールにし、階層的にすることをプログラムの構造化設計という。さらにデータの流れと構造により内容が変わる。

データの構造を意識したものには、ジャンクソン法ワーニエ法がある。
データの流れを意識したのはにはいくつか種類があり説明していく。
STS分割法 入力処理・変換処理・出力処理の流れでモジュール単位で分かれている。
トランザクション分割法 決められた一連の流れの処理別にモジュールを分ける。
共通機能分割法 A・Bのデータベース内に同じ種類のモジュールが存在した場合、重複しないよう、一つのモジュールに結合する事。

次にモジュールにするメリット・デメリットについて。
メリット
モジュール別に仕事を分散させやすい
他のモジュールから内容を再利用する事ができる
プログラムが故障した時に、一部の修復で改善する事ができる
デメリット
1つのモジュール内に複数の機能があると、操作の難易度があがる
モジュールのデータが他のモジュールに反映されてしまうことがある

モジュールの独立性について。モジュールは機能的に確立している事が良いとされている。それを判断するために、モジュール強度モジュール結合度で判断される。モジュール強度では、内部でどの様に関連付けしているかが重視される。モジュール結合度では、他のモジュールとどの様に関連付けするかの度合いを示す。
モジュール強度の種類について
暗号的強度 関連のない機能をもつモジュール
論理的強度 関連がありそうだが実際は違うモジュール
時間的強度 決められた時間に必要とされるまとまったモジュールか(初期化や終了処理があげられる)
手順的・連絡的強度 複数の機能が順に実行されるモジュール
情報的強度 同一のデータを扱う機能を1つにまとめたモジュール
機能的強度 単一のデータを実行する為だけのモジュール
モジュールの結合度について
種類をあげる前にデータの渡し方や手法にはいくつか種類がある。渡し方は単一のデータデータ構造の2種類ある。単一のデータでは、1つの情報を1つずつ渡すこと。データ構造では、複数のデータを1つにまとめた事。データの渡す手段は、1対1で引数で直接渡すパターン大域的データで渡す2つがある。大域的の場合誰もが共通で使用できる大域的空間を作りそこを介してデータの受け渡しを行う。これらが組み合わさるといくつかの種類がある。
データ結合 単一のデータを引数を使用して渡す
スタンプ結合 データ構造を引数を使用して受け渡す
制御結合 制御したいモジュールに対し制御情報を受け渡す
外部結合 単一のデータを大域的データを使用して受け渡す
共通結合 データ構造を大域的データを使用して受け渡す
内容結合 相手モジュールの内容を直接参照する

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