春真灰生

漫画/アニメ/映画/文学/温泉/バイク/旅/哲学が好きな犬です

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27歳にわかオタクが名作を履修する話

第1回 『魔法少女まどか⭐︎マギカ』  きっかけは妻の実家ガレージの片付けです。 ホコリにまみれた段ボールの中からさまざまな年代物?が出てきました。 大量の漫画、同人誌(絶対に見るなと言われた)、なんかのアニメの限定版DVD BOX、マクロスのフィギュア、遊戯王カードのストレージ、その他もろもろ… ここで思いつきました。 『円盤が再生できるかのチェックも兼ねて、この機会に「名作」を履修しておこう!!!』 (観たことがないため「名作」と言うよりここでは単純に「有名なや

    • ジョン・ウィック:パラベラム ジョンが出て殺す!

      ジョン・ウィック :パラベラムの感想  今更ながら、『ジョン・ウィック:パラベラム』の感想と見どころ。  シリーズ3作目となる"パラベラム"です。 より取り返しのつかないことになるストーリーとは別に、やはり見どころはジョンのさらなる殺しの技の数々です。副題の通り、全編を通して「ジョンが出て殺す!」という感じです。 詳しくは直ぐにでも観ていただくとして、ここでは好きなシーンの感想を呟きます。  冒頭から本!ナイフ!馬!犬!まさに殺しの百科事典です。 実際に百科事典的なもの

      • 『残穢』を観たことと、最近眠れないこと。

         穢れは溜まっていく。  人間の想いも同じで、それは空中に漂う。ほとんどは霧散するが、あまりに強いものは、重く下へ下へ溜まっていく。そしてそこにある石や木や土に染み込んでいく。  神社に行けば感覚としてわかると思う。目に見えはしないが、様々な人の想いが集まり染み込んだ場所だ。信仰とも言って良い。偶像が偶像たりえているのは、想いがそれに染み込んでいるからだ。  別に特別な場所のことだけではない。例えば、人が誰かを好きになること。憧れるともいうが、憧れるの語源は「あくがる」で

        • 『海獣の子供』語り得ないものを語る

           『海獣の子供』は2019年6月7日に公開された五十嵐大介の同名漫画を原作とする、渡辺歩監督によるSTUDIO4℃製作のアニメーション映画だ。  世間では難解だとか見る人を選ぶとかで公開後あまり大きく話題になることはなかったように思う。しかし私にとってはドストライクだった。特に“prof.アングラード”が見た目・声・思想すべてにおいて性癖ど真ん中だった。びっくりした。  映画は同じ映画でも何回も観るのが楽しい。上映さえしていれば3回は観に行っただろう。そしてその日の夜に即

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          『IT/イット"それ"が見えたら、終わり。』怖がりな大人たちへ

          『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』を観た感想。  2019年11月1日に公開の『IT』2作目ですが、今回私が観たのは2017年に公開された1作目のほうです。公開以来気になっていましたが、「殺人ピエロがハイジョージィするだけだろ」と思って放置していました。  しかし、このあいだ自宅にTSUTAYAカード更新のお知らせが届き、特典で無料レンタルできるということで『IT』を手に取った次第です。  原作はスティーブンキングの同名の小説です。デリーという町で、人間の恐

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